３月３１日のなのはな① フルマラソンコースの下見へ！
フルマラソン本番まで、あと３週間。この日は、お仕事組さんも居てくれて、家族みんなで、４月２１日に控える津山加茂郷フルマラソンのコースの下見に行きました。
私は、フルマラソンを走ったことがなく、コースを見に行くのは、初めてでした。車で出発して、どんどん見知らぬ場所へ車が走って行くこと、知らない光景になっていくのが、とてもワクワクした気持ちになったし、小さな冒険のようでした。
前日ごろから春のように暖かくなり、花も一気に咲きました。道中でも、濃いピンクの枝垂れ桜が２，３分咲き始めていたり、白やピンクのモクレンが満開になっている木があり、ずっと見ていたくなるぐらい、綺麗に咲き誇っている光景に目が釘付けになりました。川沿いの桜はまだ咲いていなかったのですが、同じ車に乗っている人から、ちょうどフルマラソン当日に、桜が満開になるかもしれないよ、と教えてもらい、天候によってどうなるか分からないけれど、当日に、桜の花がまだ咲いていてほしいなと思いました。
山のほうへ車はどんどん登っていき、道沿いに、綺麗な渓流が流れる場所に来ました。流れる水の涼しげな音がして、自然に囲まれている景色がとても綺麗で、とても清々しい気持ちになりました。「もう少しでマラソンコースに着くよ」と教えてくれて、当日ではないのに、心臓がバクバクして、緊張していることに気が付きました。
マラソン練習をしながら、どんなコースを走るんだろう、４２キロとはどのぐらいの距離なんだろう、と想像を膨らませていました。でも、距離も、場所も、何もかも未知で、不安要素も無限大でした。みんなから、「景色が綺麗な場所だよ」と聞いてはいたけれど、イメージが出来ませんでした。でも、実際に到着して、自分の目で見ると、みんなから教えてもらっていたことが一致して、すごく安心した気持ちになりました。
最初に、スタートとゴールになる、グラウンドへ行きました。お父さんが、トラックをぐるりと一周してスタートすることや、アーチが立っていること、フルマラソンの人がスタートして３０分後にミニマラソンの人がスタートすることなどを、細かく丁寧に話してくださりました。実際に見て、お父さんの説明を聞くと、とてもリアルに想像することが出来て、とてもワクワクしたし、毎年、１０００人以上もの人がここからスタートするのだと聞き、そのスケールの大きさにも驚きました。
グラウンドの下見をして、次は、車でマラソンコースを走って、ノンストップで折り返し地点まで行きました。マラソンコースの途中には、車で行けない下道もあったけれど、その時は、同じ車に乗っていて、フルマラソンを経験したみんなが、「ここを走るんだよ」を指でさして、教えてくれました。道には、１キロごとに赤い札が立てられて、現在地がスタートから何キロ地点かが分かるようになっていました。その札を見ながら、「梅の木コースとなのはなコースを走ったぐらいだね」というように、どのぐらいの距離かをイメージできました。
色々な心配要素も全部解消されていくように感じました。フルマラソンを経験し、完走した人から、たくさん体験したこと、走っている時の気持ちなど、話を聞いていると、本当に自分も走れるかもしれない、と安心した気持ちになったし、自分一人で走るのではなくて、みんなと向かうことが、とても心強く思いました。
行き道は、緩やかな上り坂になっていました。でも、川の景色がとても綺麗だったり、咲いている桜の花などを見ていると、あっという間に折り返し地点に着いたような気がしました。
折り返し地点からは、下りが続きます。どんどん赤い札の数字が、４２キロに近づいていき、今走っているわけではないのに、「頑張れ！」というような気持ちになりました。
４２．１９５キロは、私は思っていたよりも長いと感じました。でも、どのぐらいの距離なのか皆目見当がつかなかった時よりも、断然安心していました。良い意味で、身体が極限状態に達しているから、自分の身体を大切にしながらでないと走れないことを、知りました。
私は、ともするとペースを上げすぎてしまったり、頑張りすぎてしまいがちだけれど、そうではなく、自分の身体も、大切につかわないといけないのだなと思いました。それが、自分を離れることにも繋がるのだと知って、マラソンを通して、私もみんなと同じように、大きな壁を越えたいと思いました。当日がとても楽しみな気持ちになりました。
お弁当は、マラソンコースの帰り道の、阿波森林公園で家族みんなと頂きました。小川が流れていて、小さな風情のある橋が掛けられていたり、電飾のついた可愛いテントが立てられていたりして、どこを見ても景色がとても綺麗で、澄んでいました。その場所で食べるお弁当がとても美味しかったし、２８日がお誕生日だった、りゅうさんバースデーのお祝いで、お赤飯のおにぎりが、特別で嬉しかったです。
下見に行くことが出来て、本番の心の準備が出来たし、これからのフルメニューも、気合が入ります。
（りな）
