3月20日のなのはな
朝から、雨と雪の日。
急を要する農作業が一段落して迎えた、この日は、ミーティングの1日でした。
お父さんが、分かりやすく図にして下さって、板書をしながらの講義になりました。
私たちがどんなふうに傷つき、どんなふうに自分を守って生きてきたか。
それがどのような生きにくさになって、さらに自分を苦しめることになってしまったのか。
摂食障害の元を辿ると、みんなが同じ構造で痛みを抱えていることが改めてよく分かりました。
本当に私たちは、大人になり損ねてしまったのだなと思います。
ずっと自分を守るために、生きていくために本能がそうさせてしまっていたのだと知ることができて、自分の今までのこだわりや、生きにくくさせていた癖の意味を知ることができて、とてもすっきりしました。
どうして自己否定する仕組みになってしまったのか、自己否定からくる弊害がどのように大きくなって生活できなくなってしまったのか、どのようなストレスが自分を苦しめることになるのかが分かっていくことで、自分が立ち直っていくためにどんな気持ちが必要なのかをお父さんに説明して頂きました。
私たちが回復するときに、いつも心に置いている、「まだ見ぬ誰かのため」という言葉の大切さを、もう一度改めて教えて頂くことで、そこで初めて仲間を持てることを知りました。
今までは怖くて人間関係をとりたくなかったけれど、これから、誰も私たちのように苦しむことが無い時代を私から作っていくと思った時に、初めて人が仲間になり、協力し合えることで幸せを感じられるのだと分かりました。
私たちが自立して生きていくのに必要な、この「使命感」が、自分を崩さないための一人ひとりの大切なお守りです。
今回の講義を受けて、私は、この使命感を持つことの意味を知り、まだ見ぬ誰かに繋がる道を切り拓くことが自分の幸せに繋がるのだなと思えて、とても嬉しかったです。
作文を書きながら、自分の守る気持ちを少しずつほどいていけるようで、心強い仲間のなかで成長できる時間が幸せだなと思いました。
(まなか)
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