「バナナハウス」 ななほ

3月18日

 スクーリングから帰ってきて、科目試験も終わり、新学期までみんなと畑に出たり、たくさん遊べるのがとっても嬉しいです。

 スクーリング期間中、ずっと、「早く帰ったら、たけちゃんやたいちゃんたちと、作った作品で遊びたいな」とそればかり考えていて、今日、実際に朝から、たけちゃんたちがストローパラソルやストロー吹き矢、粘土、紙コップのけん玉などで大盛り上がりで、ものすごく嬉しそうに喜んでくれて、私も嬉しくなりました。

 あゆみちゃんやのぞみちゃんが、なのはなで子どもを育てていて、私はまだ保育者でもないし、自分の子どもを育てたことのあるわけでもないけれど、今、こうして子どもたちと関わらせてもらえることが嬉しいです。

 たけちゃんが生まれてきてくれたから、私は今、保育の道を楽しんで進んでいけるし、保育の未来が明るいなと思います。

 今朝は、朝起きてからずっとワクワクした気持ちで、つい色々な子と話したり、みんなが話しかけてきてくれたりして、夜には喉がガラガラです(スクーリング期間中や勉強中は、あまり人と話す機会がないので……)。

 あやちゃんも、「何か、ななほちゃんと初めて会ったのにものすごく話しやすくて、優しくて嬉しい!」と言ってくれたり、みんなと他愛もない話をする時間が本当に楽しくて、豊かだなと思います。

 そして、数日ぶりに晩白柚のバナナにも会いに行くことができ、晩白柚はたくさんの新芽を出していました。収穫した晩白柚ももうそろそろ、みんなと頂ける日が来るかなと思い、桃太郎のように、晩白柚をパッカーンと割れるのが楽しみだなと思います。

 また、バナナはなぜか電熱線ケーブルのコンセントが抜けてしまっていて、須原さんがわざわざ、それを伝えに来てくださったのですが、バナナは一応、冬越しが成功しています。

 須原さんがいつも、バナナと同じハウスにいるアボカドちゃん達(須原さんが下さった子たち)のことを気にかけてくださっていて、そのことがありがたいなと思うし、今年はバナナが収穫できるようにしたいです!!!

 また、バナナハウス内では色々な子たちが色々な場所から暖をとるために植物を持ってきていて、バナナハウスでパンジーやノースポールも冬越しができたり、ピーマンの株ももうすでに、葉がワサワサと茂っていて、来月にはピーマンの収穫ができそうです。

 もう少しバナナさんたちにも頑張ってほしいところなのですが、これからの時期はどんどん暖かくなっていくので、どうか、今の調子で遅霜も乗り越えてくれたらいいなと思います。

 また、今日は久しぶりに大人数での畑作業に出ることができて、ものすごく嬉しかったです。

 お父さん、お母さんも来てくださって、大人数でのジャガイモの植え付け。ただ、土を触るだけで、みんなの空気を感じるだけで安心して、(ああ、やっぱりみんなとの畑作業が好きだな)と感じました。

 でも、今回の植え付けはいい意味で一瞬で、少し物足りなかったくらいです。みんなの手際が良いため、保育園前畑の広い1枚が、みんなの手により1時間もかからずに植え付けることができました。

 お父さんも早くていい仕事ができたこと、早い作業だから深植えしすぎというようなミスも起きていないだろうということを話してくださり、私自身もみんなとスピード感のある作業の達成感と、いい仕事ができたという充実感を感じました。

 このジャガイモたちが、3か月後に何倍にもなって帰ってくるのだと思うと、何だかお宝のようなタイムカプセルを仕込んだような気分です。

 お父さんが、ジャガイモを育てる時は、水はけをよくすることが大切だということも話してくださり、これから芽が出て成長し、収穫に至るまで、梅雨の期間もあるので、溝切りや水はけのことをしっかりと考えながら、みんなと大切に育てていきたいなと思います。

 明日はどんな作業が待っているのか楽しみです!