「守られる人ではなく、守る人に」 ふみ

3月17日

 能登半島地震復興支援チャリティーコンサートに出演しました。
 今回の曲目は、『ビューティフル・ピープル』と、『バッド・ハビット』『ホワイト・フラッグ』の3曲でした。

 『ホワイト・フラッグ』は、フォーメーションの移動が難しく、周りのみんなの気配を感じながら踊ります。スッと自分の行きたい場所に入れるときは、周りにいるみんなの気配や空気をより強く感じるし、今日もステージに立たせてもらって、その空気を感じました。

 みんなでコーラスを歌い、後ろに下がりながらフォーメーションを移動するところは、前にいる人は、後ろにいる人が見えないから、後列の人は、前列の人に自分の位置を伝える手段としても思い切り歌おう、と昨日の夜の練習のときに、あけみちゃんが話してくれました。今日はステージに立っているときに、後ろから聞こえるみんなの声が力強く、私も前にいる人に届くように、そして、少しでも力になれるようにと、コーラスを全力で歌いました。
 コーラスを意識したというよりも、気持ちを強く前に出すことで、自然と、コーラスの声も大きくなっていました。

 私は、『ホワイト・フラッグ』が好きです。
 昨年のウィンターコンサートのときに、あゆちゃんが和訳したものを、お母さんと朗読しました。お母さんが、伝えたいこと、自分たちのなかにちゃんと入れるべき気持ちを教えてくださった、そのときのことを、『ホワイト・フラッグ』を踊るたびに、いつも思います。

 強い気持ちで向かっているか、覚悟を決めて、前に向かっているか。
 守られるのではなく、まだ見ぬだれかを守る。受動的になるのではなく、能動的に。
 前へと進む。攻撃的な気持ち。その攻撃的な気持ちというのは、誰かを傷つけるのではなく、守るべきものを守るための攻撃的な気持ちだと、お母さんのお話を聞かせてもらって思いました。

 夜の集合のときも、お父さんが、「守られる人ではなく、守る人になる」というお話をしてくださって、守りたい人がいると強くなれることを教えてくださいました。

 お父さんのお話を聞かせてもらって、私は、まだ見ぬだれかを守るために、戦います。
 未熟でも、なんでも、今の自分の全力で向かう。後ろを見ないで前を向く。
 今まで守られてきたから、今度は、私が、お父さん、お母さん、仲間を守る人になります。