【マラソン日記】「3月10日 りな ― 視界いっぱいの那岐山 & 靴紐についての発見! ―」

marathon-nikki

 

3月10日 りな

「視界いっぱいの那岐山 & 靴紐についての発見!」

 なのはなコースのランニング期間に入って4日目。今日は、初めて、お仕事組さんとも一緒になのはなコースを走ることができました。朝は久しぶりに氷点下になって、霜が降りていたのですが、走り始めるときになると、霜が降りていたのが嘘のように、ポカポカした良い天気になりました。

 私は、今日が2回目のなのはなコースでした。少し間が空いたこともあり、走る前は少しドキドキしました。
 9.2キロのなのはなコースは、途中までは4キロの奈義コースと道が同じで、カチカチ畑を過ぎてからは、奈義コースと違う道を進みます。

 

P31000502

 

 橋を渡って、横断歩道をみんなで一気に渡ると、那岐山が視界いっぱいに広がります。今日は空が澄んでいて、いつもよりも一層、山の輪郭が細部まではっきりと見えました。山頂から麓にかけて、広い範囲に雪が積もっていて、粉砂糖がかかっているみたいに白くグラデーションになっているのが見とれてしまうぐらいに美しくて、いつもは足元を見ながら走る道路も、ずっとずっと、那岐山を見ながら走っていました。那岐山方向に走っているので、ずんずん近づいてくる景色に、圧倒されました。

*

 数日前に、お父さんが、靴紐の締め加減が重要なことを、集合の時間に話してくださりました。これまで私は、靴紐の加減をあまり意識したことがなく、緩いとなんだか走りにくいような気がして、とてもギュッときつく締めていました。でも、緩すぎても足が靴の中で暴れていけないけれど、締めすぎるのも、圧迫されるので良くないことをお父さんが教えてくださって、私は靴紐を強く締めすぎていたのだと気が付きました。

 

P3100075

 

 これまで、靴にすれて左足のかかとが少し痛くなるときがあったけれど、今日は靴紐を少し緩く締めると、それがなくなって、ほんの少しした違いでも、変わることを知りました。フルメニューでだんだん長い距離になってきて、相棒の靴も、ちゃんと履きならさないといけないなと思いました。

 

P3100028

 

 なのはなコースには、アップダウンがたくさんあります。遠いところに立ちはだかる上り坂を見て、ここを上るのか……と緊張しても、上っている間は全然苦にならなくて、むしろ坂のように感じないぐらい、みんなと難なく、あっという間に上り切ることができました。これまで、石生の坂をみんなで走ってきたり、毎日の積み重ねの成果を、こうしたちょっとした時に感じることができて、そのことがとても嬉しいなあと思います。

 

P3100059

 

 なのはなコースの終盤では、あるお家で飼われているダルメシアンに出会います。1回目に走ったときは姿が見えなかったけれど、今日はダルメシアンに会うことができ、その手前の池では、いつものように2羽のアヒルが迎えてくれました。

 

P31000641

 

 私達のことに少し慣れたのか、私達が走っていると、向こう岸からこっちに一緒に泳いで追いかけてきてくれました。手を振ると、一羽のアヒルが白くて小さなしっぽをフリフリと振りかえしてくれたことが、本当に可愛かったし、通り過ぎた後に、「ガーー!」と大きな声で鳴いていて、バイバイ、と言っていたのかなと思って嬉しくなりました。
 道の途中でまわす3つのお題の中でも、アヒルの名前をみんなで考えたりして、その時間も、とても楽しかったです。

 

P3100054

 

 緊張していた、なのはなコースだったけれど、走っていると終始冷たい風が顔に当たってとても気持ちが良かったり、めくるめく景色に見入っていると、きついと感じる暇もなく、楽しかったです。1時間走ったとは思えないぐらい、あっという間に感じたし、普段行かない方面の道をみんなで走っていると、冒険しているようなワクワクした気持ちにもなれます。なのはなコースを走る期間はもう少し続くかなあと思って、景色が今以上に、春に変わっていくのも楽しみです。

(りな)

 

insert