私は毎週日曜日の夜を楽しみにしています。
日曜日の夜、音楽室の扉を開けると、あゆちゃんや実行委員のみんなが、「いらっしゃーい」と、笑顔で迎えてくれます。そこには、トランプはもちろん、ジェンガなどのゲームグッズがたくさんあります。
スピードカップや、その他、見たことがなかったゲームグッズもあって、見ているだけで心がときめきました。
私の好きなゲームナンバーワンは、なんじゃもんじゃゲームです。ゲームナイトではじめて、なんじゃもんじゃゲームをしたとき、その楽しさの虜になってしまいました。
■面白くて不思議な絵
なんじゃもんじゃゲームは、不思議な絵のカードがたくさんあります。
何故かカラフルな靴下を履いた宇宙人みたいな絵、コロッケみたいにモサモサしたものにカエルのような目がついている絵など、いくら見ていても飽きないくらいに面白くて不思議な絵がたくさんあります。絵が描かれたカードの中から1枚ひいて、そのカードに描かれた絵に、自由に名前をつけます。
そして、カードにつけた名前は、みんなで覚えておかなくてはいけません。それから、1人ずつ順番にカードを引いていきます。新しく出てきたカードには、新しく名前をつけます。
もうすでに名前がついているカードをひいたときは、そのカードの名前を叫びます。正しい名前を、一番はやく言えた人が、そのカードをもらえます。そして、カードを多く集められた人の勝ちです。
これは、想像力と記憶力をとても鍛えられるゲームです。せっかくだから思い切り面白くて変な名前を考えるのが楽しいです。
それから、ときには、カードに名前をつけた本人が、名前を忘れてしまうこともあり、それもまたおもしろいです。みんなのネーミングセンスが凄いです。
思い切り変な名前をつけていて、それにも、腹筋が割れそうになるくらいに笑いました。
ジェンガもしました。スリル満点で、どきどきして、これも何度やっても飽きないと思いました。ジェンガには、それぞれの性格が表れるなと思い、それもまた面白かったです。
安全な場所を選ばず、際どい場所のブロックを選ぶギャンブラーもいて、「そっちのほうがおもしろい」と言って挑戦的な姿が、安全第一派の私には、格好良く映りました。
一番下の段がブロックひとつだけになったときは、これはどうしたら良いんだとハラハラドキドキでした。ブロックひとつでなんとか支えられてきたジェンガが音を立てて崩れたときは、一瞬、時間が止まったみたいに感じました。
■『モノポリー』
『モノポリー』というゲームも、なのはなではじめて知って、好きなゲームのひとつになりました。アメリカ版の人生ゲームのようなボードゲームです。馬や、帽子や、水車などの形をした、小さくて可愛いコマがあって、それを1人1つずつ持って、順番がまわってきた人がサイコロを2つ振って、マスを進めていきます。
本当に人生ゲームのようで、水道会社や鉄道会社や、土地の名前が書かれたマスがあります。そのマスに最初にとまった人は、そのマスに書かれた土地や会社を買うことができます。
土地のマスには色が塗られていて、同じ色の土地をすべて買うと、家を建てることができます。
怖いことに、刑務所のマスもあります。ハラハラドキドキのゲームです。
■初めて知る遊び
また、はじめて知ったゲームで、『スプーン』というゲームが、とても盛り上がりました。場の真ん中に、ストローを、人数より1つ少ない本数、置きます。
それから、トランプを、1人4枚持ちます。
「せーの、スプーン」というかけ声で、トランプを1枚ずつ隣の人に送ります。
そして、同じ数字のトランプが4枚集まったら、できるだけみんなに気付かれないようにこっそりとストローを取ります。最初の1人がストローを取ったら、みんなもストローを取ります。そこで、ストローを取れなかった人が負けです。
反射神経をとても使うゲームです。
「せーの、スプーン」のかけ声で、隣の人にまわすトランプを一瞬で考えなくてはいけません。カードの数字を揃えることに集中していると、最初の人がストローを取ったことに気がつくのが遅れたりします。
回数を重ねるほど、だんだんみんなの「せーの、スプーン」のテンポがはやくなってきて、ストローを取る勢いも増してきて、とても盛り上がりました。腹筋が筋肉痛になるほど笑いました。
ゲームナイトで、知らなかった遊びをたくさん知りました。トランプひとつで、大富豪、51、スプーンなど、こんなにたくさんの種類の遊びができるのかと、ババ抜きとセブンブリッジしか知らなかった私には驚きでした。
トランプ以外でも、スピードカップや、なんじゃもんじゃゲームなど、たくさんのゲームを知りました。
新しく遊び方を知ると、自分の心の幅も広がっていくようで、そのことがとても嬉しいです。日曜日のゲームナイトが、私にとって、とても楽しみな時間です。