【3月号②】「新たな気づき、私たちが生きていく答え」 まなか

 ミーティングを始める前にお父さんが、「今回のミーティングで一番大切な話かもしれません」と前置きをして講義が始まりました。
 二月二十八日の講義の内容は、私たちが生きていくときに必要な目標や未来の持ち方、人との関わり方についてのものでした。
 これまでミーティングを重ねてみんなの作文を読んだ上で、お父さんがとても大切だと思ったことを教えてくれました。

 

 

■自分の全てを誰かの為に

 私はこのお話を聞きながら、どうしてもやっぱり自分には、自分自身と自分の未来を繋げて考えられない気持ちがあり、どうしたら良いのだろう……と思ってしまいました。

「今の話を聞いて質問がある人」と時間をもらったときに、自分が思っていることを質問してみんなと共有させてもらいました。
 するとお父さんは、お父さんがどうして今なのはなファミリーのお父さんになっているのか、一番最初のきっかけから話してくださいました。
 私はその話をもう何度も聞いたことがあったのですが、「本当に死んでしまいたいくらい苦しくなったときに、今も同じ空の下で自分と同じ気持ちでいる誰かのために、一歩でもこの苦しさを明らかにしたい」という所を聞いたときに、自分の目の前がすっと明るくなったようにいきなり腑に落ちた感覚がありました。

 お父さんの生きてきた道の中に私たちが生きていく答えはあったんだ、とやっと分かったような気がします。それはお父さんの真似をして生きていく事ではなくて、私が自分事として、自分の経験した全部を使って「まだ見ぬ誰かのために」生きていくことなんだと思いました。

 

 

■同じ時代を生きる仲間

 ウィンターコンサートの音楽劇で、ジャンヌ・ダルクが「自分を捨てること」と言って私たちに教えてくれた意味が分かりました。
 私には、自分をどんなときも見守って支えてくれて仲間でいてくださるお父さん、お母さんがいます。そして一緒に同じ時代を良く生きていこうと言い合える仲間がいます。

 自分がその中で、未来に向かって歩き出そうとするときに、こんなに希望に溢れた気持ちになるのだということにとても驚きました。

 この日の気づきが私にとってとても大きく、それでいて、とても嬉しいものになりました。これから自分の目標や未来に向かって、毎日をしっかりと積み上げていきたいです。
 残りのミーティングも真摯に取り組んで、みんなで良いミーティングにしたいと思いました。