【マラソン日記】「3月4日 りな ―― 目の前の人へファイト!」

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3月4
日 りな

「目の前の人へファイト!

 

  
 梅の木、奈義、梅の木逆コースになって3日目。3日経っても、毎日走る前のドキドキや、少しの緊張は無くならないものだなあと思いました。

 今日もすごく良い天気で、走る前から、薄着にならないと暑いぐらいでした。途中、梅林の梅の木が、満開に咲いているのが見えました。

 

   
 白というよりも、薄緑色のつぼみや花びらが、とても綺麗で遠くからでも眩しいぐらいに華やかだなあと思いました。毎日毎日、そばで走りながら、みんなと梅の花を眺められることがとても嬉しいです。

 でも、綺麗なあまり、散ってしまうのが少し寂しいような、終わってほしくない、ずっと咲いていてほしい、という気持ちにもなりました。

  

  
 梅の木、奈義コースを走りながら、途中の道で、何度ものぞみちゃん、たけちゃん、ちーち、ゆりちゃんに出会って、応援してくれました。

 子供達も、私達と同じように梅の木や奈義コースをお散歩していて、その光景がとてものどかだったし、走っていても、遠くからその姿が見えただけで、とても元気をもらいました。

 今日のお題は4つ、3月4日にちなんだお題をたくさん実行委員さんが考えてくれていました。毎日、今日は何の日か、知れることもとても嬉しいし、ランニングの時のお題が、とても楽しみになります。
  


  
 梅の木コースは、上り、下り坂が多いなと感じます。それは、石生コースほどに急ではないけれど、緩やかな坂をずっと上り下りしているようなコースだなと思います。

 これまで、正規の梅の木コースを走っていると、坂だとは思わなかったところも、逆回りをすると、ここは結構下り坂だったんだ! と気が付くところもありました。

 同じコースでも、走る方向が違うと、全く違うコースのように感じることが不思議だなあと思うし、私は逆回り梅の木コースがすごく好きだなあと思います。

 特に、民家が並ぶところから、下り坂で田んぼ道に降りていくところが、本当に気持ちが良いです。景色が開けて、田んぼが見渡すほどに広がっている光景が上から見えて、飛びたくなるぐらい、清々しい気持ちになります。

 ラストに待つのは、古吉野へ上がるお仕事組さんの坂道。傾斜は45度ぐらいあるのじゃないかと思うぐらい、とても急です。この坂道は、みんなで小さく「ファイト!」と言って、最後の力を振り絞ります。
  


  
 目の前で走る人に「ファイト!」と言う気持ちでかけ声を言って走っていると、自然ときつさも感じなかったし、小さな声ではあるけれど、みんなの声がすごく私もパワーをもらいました。今日は、1時間1分と、いつもよりも速いペースで走り切りました。

 こんなに長い時間走ったとは思えないぐらい、あっという間に感じるのが不思議だなと思います。また、足の疲れも、1日目よりも、断然少なく感じていることに気が付きました。毎日の積み重ねで、本当に変わっていけるのだと確信しました。

    
 フルマラソン本番に近づいてきて、42キロを少しリアルに考えるようになりました。
 今は9キロ。本当に42キロという数字が未知だし、不安な気持ちも募ってきます。でも、本番に向けて積み重ねている過程が自分たちの血肉となるのだと思って、毎日少しずつレベルアップしていきたいです。

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