2月29日(木)「春の育苗に向けて & ロング・ミーティング 質疑応答と作文書き」

2月29日のなのはな

 もうすぐ、新しい春の野菜の種まき、育苗が始まります。午前中は、育苗場所となる吉畑手前ハウス内の整地や整頓、ハウス周辺の草刈りなどを行いました。

 

〈これからたくさんの苗が育っていく、吉畑手前ハウスに苗床のセッティングをしました〉

 

 木枠で囲った苗床には電熱ケーブルを埋め込み、上からはビニールを被せられる用意をし、温度調整をできるようにしています。このスペースに育苗トレーを並べて育てていくのですが、近々、種まきをするレタスは、発芽適温が18度~20度と、繊細な野菜です。サーモスタットの設定を調整し、ハウス内や苗床の温度計を見ながら、夕方や夜間も苗床を適温に保てるようにしていきます。

 天気が味方をしてくれて、摘蕾や、野菜の収穫なども進めることのできた午前でした。

 

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〈桃の摘蕾はスピードを上げながら1巡目をまわっており、この日は古畑の紅清水、白鳳という品種の摘蕾も終えることができました〉

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〈軽トラに満載のセロリ。収穫のしかたを変えてから、より綺麗に効率よく穫れるようになりました。他にも太葱、大根、アスパラ菜などが穫れています。春野菜へと畑をバトンタッチするため、ブロッコリーは、この日で全収穫をしました〉

 

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 予報通り雨の降った午後は、ロング・ミーティングを進めました。この週に入ってから取り組んできた、このミーティングで最も大切な、そして症状が再発することなく自立して生きていくために必要なテーマについて、はじめに、各チームからの質問についてお父さんとお母さんの講義を聞いたあと、作文を書き進めました。

 前回のミーティングでは、講義を受け、チームごとに話しながら理解を深めたり、質問項目をまとめたりしました。みんなが出した質問について、お父さんとお母さんの答えを聞くと、これまで自分たちが生きにくさ、苦しさを抱えた理由を、よりはっきりと知ることができました。そうして生きることのできないところまでつまずいた私たちであるからこそ、過去を見るのではなく未来を向いて生きていくために、見据えるべき理想、目標の持ち方があるということを知りました。

 同じように苦しみを抱えている、まだ見ぬ人のために、そして誰もが苦しむことなく幸せを感じながら、優しい気持ちを持ち寄って生きることのできる社会を作るために、摂食障害という病気を得た自分は、どう生きていくのか。その目標を見たうえでどのように人と関わるのか。作文を書き上げ、深く自分の軸に据えて、前へ進んでいきます。

 

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〈木曜日は、木版画教室の日。藤井さんが来てくださり、教室のメンバーは夜7時から9時まで、制作を進めました。作品を作るとき、藤井さんが一人ひとりに親身になり教えてくださったり、様々なお話をしてくださったりする教室の時間が、私たちは大好きです〉