2月21日(水)「2024年 味噌・塩糀の仕込みが完了!」

2月21日のなのはな

DP2Q0002

 

 あんなに元気に暴れていた、もっちーとパラ夫も4日目になると落ち着きを取り戻し、穏やかに緩やかに温度が上昇していきました。出糀に向けてみんなで毛布を掛けたり、電熱器のワット数とお湯をかえたり、1時間ごとの見回りも最後まで続きました。

 そして、29日の16時。ついに糀が完成しました!!

 様々な器具を準備したり、洗い物をしながら、味噌樽に張るラベルも同時進行で作っていました。ゆきなちゃんと一緒に、もっちーとパラ夫の擬人化を考えたり、「ホッコリーズっぽいのはこんな感じだよね」と話しながら作っていきました。
 ちなみに、パラ夫の「お」は男ではなく夫なのは、「夫の字のほうが誠実そう」と発案者のしなこちゃんが教えてくれて、パラ夫のイメージを聞くと、「さわやかで、髪がパラ~っとしている感じ!」とアイデアをだしてくれました。そのイメージは私も同じくもっていたので、髪を菌糸に見立てて、米の形の顔とりりしい眉毛が特徴的なパラ夫を描くことができました。

 もっちーはふわふわしていてかわいい女の子のようなイメージだったので、菌糸をツインテールにしてお花のアクセサリーもつけました。ゆりかちゃんが、
「ホッコリーってブロッコリーみたいだよね。三角巾も緑だし!」
 と言っていたのでブロッコリーもつけて、その中にメンバーのサインも入れました。最初は寂しかった画用紙をどんどんカラフルに色づけていくのが楽しかったです。カラフルでインパクトの強いラベルが完成しました!

 

1DP2Q0030

 

 味噌造り最終日の5日目は、味噌玉作り!
 この日は雨で外作業ができなかったため、普段は桃の作業をしているメンバーも来てくれて、大人数での味噌玉作りでした。まなかちゃんたち桃メンバーは、今年初めての味噌玉作りだったようで、一緒にできたことがとても嬉しかったです。

 入って来るなり、みんなが、私とゆきなちゃんが作ったラベルを見て、「かわいいー!」「すごーい!」といいリアクションを見せてくれてとても嬉しかったし、作って良かったなと思いました。たけちゃんやたいちゃんも来てくれて、塩を振ったり、塩きり糀を一緒に混ぜたり、たくさんお手伝いしてくれました。たけちゃんたちはもう4回目になるので、様になっていてとても上手でした。

 

DP2Q0024

DP2Q0015

20240221_102341

 

 今回はパラ夫を味噌用に、もっちーを塩糀用にします。もっちーは、蒸米と種付けのときに、少し柔らかくなってしまった米糀ですが、握ってみると、やはり、もっちーはもちもちしていて、パラ夫はぱらっとしていて、その違いが実感できておもしろかったです。

 今回は、糀の半量を味噌に、半量を塩糀にするため、味噌玉づくりは、いつもの半分の量です。さらに大人数で行ったので樽に入れるところまで40分くらいで行うことができたので、一緒に塩糀まで作ることができました。塩糀は、塩と糀を混ぜてタッパーに入れ、そこから水をひたひたになるくらいに入れて2週間かき混ぜながら発酵を進めることで完成します。水を入れてみると、思ったより少ない水の量で糀が水を吸い、水位があがってくるのがわかりました。その後よくかき混ぜる作業がとても大変で、力がいりました。2週間、ホッコリーズのみんなでかき混ぜながら、引き続き見守っていきます。

 

20240221_103245

20240221_103428

 

 最後に、味噌樽と一緒に集合写真を撮りました。みんなで「ホッコリ~」と言ってシャッターを切ったとき、近くにいたいたたけちゃんが大きな声で「ホッコリ~!!」と言って、そのまねをして、たいちゃんも「リー!!」と言ってくれてかわいかったし嬉しくなりました。みんなで楽しく作れて、おいしい味噌になりそうです。

 

20240221_102817

 

 わたしは暖かい味噌汁を飲んだりするとほっこりします。今回作ったパラ夫味噌も、みんなの毎日の食卓でほっこりさせられる味噌汁として登場したら嬉しいなと思います。

(ほのか)

 

***

 

 朝から雨の日、フルメニューと味噌の仕込みが済んでからは、みんなで1日、ミーティングをしました。
 昨日から始まった課題に沿い、チームで話し合って作文を書きます。
 課題の内容は一つひとつ違えど、チームのみんなと話していくたびに、自分たちはどのようにして生きにくくなっていったのかの答えが一つの所で繋がっていることを再発見して、理解が深まっていくことが有難くて嬉しかったです。

 午後、ミーティングの話し合いに入る前にあゆちゃんが、「どんより天気&気分を解消しよう!」とOMTのテーマをくれました。
 テーマは、「私が自分を元気にしたいときにやること」です。
 みんなのそれぞれ元気を出したいときにすることが、その子らしくて、それを共有できただけで嬉しくなって元気が出ました。
 チームのみんなとOMTをしていると、話したり話を聞いているだけで、どんどんと気持ちも、表情も明るくなっていくのを感じられました。

 みんなの気持ちがまとまってからするミーティングの話し合いは、より話しやすくなったことを感じました。
 話した後に作文を書くと、話す前にどう言葉にしたらいいのか分からなかった事も、整理されて自分の中に入ってくる感覚があります。
 なにより一人でミーティングに向かうのではなく、みんなで向かっているという心強さが、さらに真剣に向かう気持ちを強くさせます。

 

20240221_145403

 

 今、私たちが自分たちの傷に向き合って、まだ見ぬ誰かのために解決していきたいと思っていることが、すでに大きな力があるように思いました。
 私は仲間のため、私と同じように今も苦しんでいる誰かのために、このミーティングを真摯に取り組んで解決していきたいと思っています。

 みんなと一緒に勇気を持って前に進んで、ごろんとよくなっていきたいです。

(まなか)