【マラソン日記】「2月20日 なつみ ― 一つの生き物となって ―」

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2月20
日 なつみ

「一つの生き物となって

 石生一周+梅の木コース(5キロ)を走り終えて、今日からは新しいコース。石生一周+奈義コース(6.5キロ)を走り始めました。

 個人的には、緊張度の高い心臓破りの坂を終えてしまえば、気持ちが楽で、石生一周+梅の木コースは走りやすく感じました。
   

    
 奈義コースは、距離は梅の木コースより長いけれど、坂道はなく、ずっと平坦で、心臓破りの坂を終えてから、クールダウンのような感じで走ったら、何とか走れるだろうと思い、ランニングに向かうと、予想外の事実。

 なんと、実行員さんが「奈義コースを走ってから石生一周を走るのよ」という天使の声を聞いたようで、つまり、5キロ近く走ってから、その足で心臓破りの坂を登るということ。(どうしてそうなった…)と思いましたが「スタート!」の声がかかったら、走るしかない。覚悟を決めて、みんなと走り始めます。

 最近は、梅の花が咲き始めていて、みんなで春の花を探して、花が開くのを楽しみに待ち遠しく思いながら、走っています。

 

  
 今日は、古吉野なのはなの花壇にムスカリ、石生田んぼの突き当たりを曲がったところでは八重の華やかな紅梅が見られて、毎日同じようで少しずつ鮮やかになっていく春の景色をみんなと共有しながらのランニングは楽しいです。
  


    
 体力がついてきたからか、お花を見てお題を回していたらあっという間に奈義コースを走り終えていて、今度は石生一周。この足で心臓破りの坂に勝つことが出来るのか、みんなの緊張も感じながら、それでも列になって、一つの生き物となって全員で坂に挑みます。
  
  

    
 最初は、(お、案外いけるかも)と思いましたが、やっぱり坂の3分の2ほどを登り終えたラストはきつかったです。
 きつかったけれど、(絶対登り切る)というみんなの強い意志を空気で感じて、わたしも、みんなとだから、登りきれた心臓破りの坂でした。

 今日から8日間走り続けるこのコースの「体力を確かなものにする」というテーマに沿って、粘りのある身体を作り、心も粘り強く、力をつけていきたいです。