【マラソン日記】「2月13日 なつみ ―3つの坂道―」

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2月13日 なつみ

「3つの坂道

 

 石生一周コースを走る期間が一段落し、ついに心臓破りの坂から解放されると思ったのも束の間、新しいコースは石生一周+梅の木コース。
 やっぱり石生一周からは逃げられない。覚悟を決めて、今日もみんなと走ります。

 とはいっても、坂道が大嫌いだったわたしも、もう9回も走って来たら、登り切った達成感を毎回強く感じられる心臓破りの坂を、少し、少しだけですが好きになってきています。
(今日も坂を登り切れるか……)と、毎日、走る前は不安だったり、緊張だったりで、今日は心臓破りの坂に梅の木コースの坂道3つという、登り坂のオンパレードに、不安と緊張3割増しでした。

 

 

 走り始めて、保育園の子の元気な挨拶に応えてすぐに、心臓破りの坂に突入します。
 昨日は登りきれたから、今日も登り切れるとは思えなくて、慣れることはないけれど、後ろをついて走るみんなの存在があるから、どんなにきつくても足は前に出ていきます。

 

  
 そうやって、今日も何とか登り切れて、林の坂を下ると、古吉野なのはなが見えます。
(あぁ、このまま帰りたい)というのが本音ですが、見栄っ張りと恰好付けのプライドで、玄関の前を通り過ぎ、わたしは第2ラウンドの梅の木コースをみんなと走り続けました。

 

 

 今日、最後坂道で、最後のお題回しが始まります。
「それではここで、みんなの、走った感想を教えてね」。

 

 

 意外といけるじゃん、みんなとだから走れる、何とかついていけた…等々、皆のいろんな正直な感想が回って、みんなの気持ちが聞けて嬉しい気持ちになれるのも、最後までみんなと走れたからで、わたしは「ナイス、ペースメーカー!」と叫んだのですが、本当に、仲間がいるから走れるなと、心の底から思います。

 明日も根性で走り切って、粘り強い心を鍛えていきたいです!