【マラソン日記】「2月12日 ほし ―坂を登れば心も変わる―」

     

2月12日 ほし

「坂を登れば心も変わる


    
 朝、起きると雪が薄く積もっていて少し驚き、ランニングに行けるかな、と思いつつも、ランニングの時間には、日差しもさして、すっきりとした晴れ間が見えて、今日もみんなと走りに行くことが出来ました。
 雪解け水の、小川のせせらぎのような音を聞きながら、「今日も、石生コースを走るぞ」という気持ちで向かいました。
  
  

    
 嬉しいことに今日は祝日で、ランニングの列にはお仕事組さんたちの姿があり、長い列が続き、仲間が大勢いることが、心強かったです。
 いつもよりもひんやりとした心地のいい空気の中、走り始めました。

 今日で石生一周コースを走るのは、10日目です。やはり、何回走っても、あの坂道を上るのは緊張するな、と感じます。今日は、お父さんがよく話してくれる「坂道を上がるときは、目線を下にして走るといい」ということを意識して走りました。すると、身体のきつさも、気持ちから軽減する感じがしました。

 坂道を一歩ずつ踏み出すたびに、一歩ずつ足の筋肉も使われて、身体が温まり、呼吸も弾んでいくのを感じました。よくマラソンを走った先輩たちから、「石生一周コースを走り続けていたら、本番の坂も走れる持久力がつく」ということを話してもらいます。地道に積み上げるような気持ちで坂を上りました。
  
  
  
  
 今日のお題の1つ目は「みんながなってみたい足」。
 みんなは、フラミンゴやクジャク、お父さんや、大谷選手の足と答えていました。私は、その時の気持ちから、タップダンサーと答えました。
 2つ目のお題は、今日は、ステージの上であらゆる役を魅力的に演じるなおちゃんのお誕生日ということから「演じてみたい役」。私は、「ヤマト」と答えました。みんなは、悪役だったり、ディズニーの映画のお姫様の相手、アラジンという人もいたり、昨年のウインターコンサートの登場人物の名前を答える人もいました。  
  

〈今日の石生一周2.5キロのタイムは、19分53秒でした〉

        

 毎回、お題のたびに、きつさも忘れて、坂道もみんなとだから上れるなと思います。
 そして坂を上りきり、下り、そして終盤の2つめの坂道に入った時とき、いつもよりも、物凄く足が軽く、まるで飛べそうだ、と思いました。古吉野に帰ってきたときも、バテないで、身体も気持ちもすごく清々しいことを感じました。

 難関に感じる坂道も、向かえば向かうほど強くなって、まだ見ぬ誰かにつながっていくのだと思いました。
 明日も、坂道に挑みます!