「協力することの楽しさ」 なつみ

2月9日 

 

 午後のことです。
 昨日に引き続き、まえちゃんからのミッション、ナスの株を引っこ抜く作業を9人のみんなとしました。
 昨日、ピーマンの引っこ抜き大会後の帰り道で、ももちゃんと「去年はどうやってナスを抜いたっけ」と話していて出てきた道具、みつぐわとスコップを持って、梅見畑に向かいました。

 畑に着いて、まずは手で抜けるか検証してみました。結果は、抜けない。
 意外と腰が抜けそうなくらい根が張っていて2分ほどみんなで道具を使って試行錯誤した結果、ペアになり、一人がスコップで株の両側を掘り起こし、一人が後を追って抜いて、土を落す、という流れが良いのでは、という話になりました。
 それから一回戦を4畝として、それを3回戦やったら終わる計算で、みんなでナスの株をどんどこ抜いていきました。

 今日は、とても天気が良くて、畑日和。

 全身を使って作業をしていると汗をかくくらいで、久しぶりに汗をかくと、悪いものが出ていくようで気持ちが良かったです。

 今日のベストペアは、るりこちゃんといよちゃん。
 るりこちゃんのスコップを刺して掘りあげ、次の株へと進んでいくスムーズさと、いよちゃんの足腰の強さが相まって、驚異的なスピードでした。
 るりこちゃんが、夕方の当番の時に「楽しかったー!」と声を掛けてくれて、すっごく嬉しかったし、でもそれは、るりこちゃんが全力でやったからなんだなと思い、キラキラしたるりこちゃんの笑顔に、希望をたくさんもらいました。
 わたしも、自分がリーダーであっても、部下であっても、作業に向かう姿勢はいつも全力で、全部自分事として、頑張れるようになりたいです。

 ナスの引っこ抜き作業は1時間弱で終わり、粉砕しやすいように枝を解体し始めたところで、滝川横と奥のピーマンの粉砕を終えたどれみちゃんたちが来てくれて、何事もなく、粉砕機が無事に動いてくれて、本当に良かったです。

 粉砕機は、午前中にエンジンがかかるか確認しました。
 そしたら、なんとかからない。とても焦りました。
 まえちゃんから、粉砕機が使えなかったら、別の作業ができるからと聞いてはいても、いつかは直してやらなくてはいけない事は変わらなくて、それなら、今、やってしまいたい。
 須原さんと白井さんが見てくださって、エンジンがかかるようになり、感動しました。すぐに助けて下さった須原さんと白井さんに、感謝の言葉しかありません。

 無事に動くようになった粉砕機が、無事に畑に着くように、昼食後、須原さんと一緒に軽トラにのせてロープで固定しました。
 わたしが出来ることはここまでで、後は、粉砕機がちゃんと動くことを願うことしか出来ないのですが、それでも、上手くいくことをイメージして、わたしはみんなとナスを引っこ抜いていました。

 そんなところに、笑顔のどれみちゃんとももちゃんの姿が見えたので、本当に嬉しかったし安心しました。

「大丈夫だった?」と声を掛けると、「じゅんちょーう!」と返ってきて、さすがどれみちゃんです。粉砕機とも仲良くなっていて、早速、粉砕し始めてくれました。

 株を抜いたメンバーで株を抜き終わった後、少し、粉砕の手伝いをしていたのですが、順調だったので、粉砕は、粉砕メンバーに任せて、株を引っこ抜いていたみんなで、桃ジャムのラッピングや、台所さんのイモ洗いの手伝いに回りました。

 予定通りの作業を無事に終わることができ、皆で協力して、頑張れて良かったです。