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2月7日のなのはな
「ともに作りだそう 味噌を作り継ごう 作るみんなの気配が ただ1つのだけの喜び」
家庭科室から、お母さんが歌う『倶に』ではなく、味噌作りメンバーが歌う『味噌に』が聞こえてくる! この日は、日曜日から作り始めた糀の春風君とつぼみちゃんが、とうとう味噌の仕込みに入ります。みんなで味噌玉を作っていくのですが、その前に、私はお味噌に使う大豆を台所で煮ました。
今回は、河上さんに見ていただきながら、大豆を煮ていきます。大豆は去年作った白大豆で、自分たちで作った白大豆を、たっぷり味噌に使えることが嬉しいです。まずは、大鍋に白大豆とたっぷりの水を入れて強火にかけていきます。
30分ほど火にかけると、灰汁が出てきます。灰汁が残らないように、楕円のお玉で丁寧に取っていきました。お湯が沸いてきたら、火を弱めていきます。火加減は豆が水面から出ないぐらいに軽く踊るくらいで、火を見るというよりは、河上さんが教えて下さるなか豆の状態を見ながら、火を加減を変えていきました。お湯の中の豆の状態を見ながら火加減を変えていくのは、難しいのですが、やっぱり作ることは楽しいなと感じます。
灰汁を残らないように丁寧に取ったり、鍋の場所によってお湯の沸き方が違うのでときどき豆を混ぜたり、お湯が少なくなったら足したり。約2時間、河上さんとご一緒に白大豆を丁寧に煮ていきました。
(こんなに、みんなで心を込めて煮ていく大豆を使って味噌になる糀は、なんて幸せものなんだ!)
これから仕込む味噌のことを思うと、嬉しくなりました。
白大豆がふっくらと煮上がったときは、一緒にいた、ゆりかちゃんや、ひろこちゃんとも喜びました。河上さんから教えていただいて、動画もゆりかちゃんが撮ってくれたので、次の味噌づくりにも活かせることが嬉しいです。
白大豆が煮上がったら、台所から、次は家庭科室へ。大豆はミートチョッパーにかけられて、そして、糀と出会います。今回の糀の名前は、立春はるかぜ君と、米花つぼみちゃん。立春生まれにちなんで付けられました。昨日、出糀を迎えた糀たちは、真っ白でふわふわで、菌糸もしっかり伸びていて、その様子をみんなにも見てもらうことができました。糀たちも、きっと喜んでいるだろうなと思います。
糀と塩を混ぜて、大豆と合わせるときに、「結婚したね」とみんなと言い合いながら混ぜ合わせる時間や、『倶に』の替え歌も歌いながら味噌玉を作っていく時間も、笑顔がたえなくて、ほのぼのとした温かい空気が家庭科室にはありました。
味噌樽に味噌を詰めたら、蓋をしました。樽には、立春はるかぜ君と米花つぼみちゃんのラベルが。みつきちゃんやりんねちゃん、つばめちゃんが作ってくれた桜の花びらと菜の花が貼られた春らしいラベルは、見ているだけで嬉しくなります。とうとう、2回目の味噌作りも終わってしまうのだな、と思うと、寂しい気持ちもあるのですが,糀たちをちゃんと仕込むことができたという安心感のほうが大きいです。
また、次会うのは、天地返しの時。そして、3年後、美味しい味噌になりますように!
(ゆきな)
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第3回 落ち葉集めへ!
永禮さんがダンプカーを出してくださり、再び大井が丘へ向かいます。
今年の落ち葉集めは今回が最後になるようなのですが、この日は、3人のお仕事組さんがお休みで、一緒に行くことができました。休日のような気分で、みんなもとっても嬉しい気持ちでした。
これまでに、ダンプ山盛り2杯分を集めたけれど、大井が丘には、まだまだ山ほど落ち葉が私たちを待っています。
事前にまえちゃんが割り振ってくれた役割りで、早速、集め始めます。
溝に溜まった落ち葉、道の脇に溜まった落ち葉、鍬や熊手で集められたものを、テミに入れ、ダンプまで届け……前日に雨が降ったことにより、落ち葉が湿っていて、テミにもダンプにもいつも以上に詰められる感覚がありました。無限に落ち葉が入りそう。
1か所、2か所、と道にあった落ち葉はスルスルとダンプの中へ吸い込まれていき、大井が丘の端から端までを回っているような勢いで、全5か所ほどの場所を集め回ります。
その中には、45度ほどの坂が。ふと永禮さんがどこかへ行かれたと思ったら、ブオォーとブロワーの音がしました。上を見ると、物凄い角度の坂の上から、落ち葉を集める永禮さん。
毎日のフルメニュー、石生一周コースで鍛えられた足腰を活かして上までのぼると、そこには落ち葉の山、山。のぼった先のゴールにお宝が待っている、そんな気分になります。
集め放題。みんなと、その坂を何度も往復しながら、ダンプへ落ち葉を集めていきます。のぼるのは少したいへんだけれども、のぼった先に、たくさんの落ち葉がまっている。そのことでパワーが漲りました。それに、下のダンプの皆のところまでの下り道は、スリルがあって、アスレチック気分が味わえるスポットでした。
そんなとき、ザーッと雨が――と思ったけれど、通り雨のようでした。それからというもの、木々の間からさしこむ太陽の光を、たくさんの落ち葉たちが反射して、きらっとひかり、澄んだ空気が物凄く綺麗で、心癒されました。地域の方が、「ありがとうね」と声をかけて下さりました。まだまだ頑張るぞ! ダンプの上に乗ったほのかちゃんたち、初めは顔しか見えなかったのが、ちょっとずつ肩が見え、腰が見え、足が見え、長靴が見え、その姿を見て今ダンプにどれだけの落ち葉が溜まっているかが分かるのです。今は足が見えてきた。
もう、本当にあと少し、ラストスパートだ。というところでみんなの底力発揮。どんな距離であっても、坂であっても、全速力。顔が見えないくらいにたっぷりと落ち葉を入れたテミを抱え、猛スピードで、集めていきました。
空のテミを持って落ち葉の山へ向かえば、永禮さんが「いくよー」と言って熊手で一気に入れて下さいます。それをダンプのところまで持っていくと、りんねちゃんたち3人が満面の笑顔で受け取ってくれます。永禮さんや、みんなの笑顔がとても温かくて、幸せ・楽しいが溢れていて、私も自然とずっと口角があがりっぱなしになってしまうくらい、嬉しい気持ちになりました。
みんなの全速力は凄い。風のように速くて、あれだけあった落ち葉も、あっという間にダンプへ。熊手や箒で取り残しを集めたあと、永禮さんがブロワーできれいに道を整えてくださいました。
無事にダンプは山盛りになり、古吉野に帰って積み降ろします。崖崩れハウス前上畑には、これまでの成果で、3つの大きな落ち葉山ができました。落ち葉集めは今回が最後だけれど、この落ち葉で今度、堆肥つくりをするのかと思うと、まだまだ落ち葉との旅は続いているような感じがします。
落ち葉集め大好き! 全3回の落ち葉集め、永禮さんとみんなと駆けて集めた時間がとっても楽しくて、道も綺麗になって、素敵な思い出となりました。
(ももか)
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毎月7日はセブンブリッジの日!
セブンブリッジとは、トランプを使うゲームです。
同じマークのカードが3つそろうと「ポン」、数字が階段状に3つそろうと「チー」となきます。
なのはなでは毎月7日に、みんなでチーム対抗戦のセブンブリッジを行い、恒例行事の一つとなっています。
今回、私はデビュー戦! 初めてのセブンブリッジで、前日の夜からずっとわくわくしていました。前日の夜、「練習をしたいので参加したい人を募集しています」と試しに声をかけたら、たくさんの人が集まってくれて嬉しかったです。
練習を経て、いざ本番。私は、まなかちゃんとペアの青チームでした。みんな、それぞれ自分の色のお花のかざりをつけて、自分のリーグのところに座ります。今回のテーマは「フルマラソン」。世界各国のフルマラソンの名前がリーグの名前になり、それぞれホノルル、ロンドン、ニューヨーク、東京、草津、加茂郷がありました。
スタートと同時にお仕事組さんの寸劇がはじまりました。今回のテーマ「フルマラソン」にちなんで、お仕事組さんがカードを配りながらトレーニングをするというもので、こういうトレーナーいるな、という感じで、ゆいちゃんのトレーナーぶりがおもしろかったです。
私のリーグには、お父さん、まちちゃん、ゆずちゃん、なるちゃん、みつきちゃん・どれみちゃんペアがいました。最初はなかなか勝てませんでした。ゆずちゃんは引きが強く、1人で2枚ジョーカーを持つパターンが何度もありました。そこで事件が発生。
ほかのリーグで戦っている、同じ青チームのせいこちゃんが大負けして、およそマイナス2000点をたたきだしてしまったのです。私たち青チームは最下位で前半を終えました。
後半戦。やっと1回勝つことができました。そこでまた事件が発生。これはいい事件でしたが、なんと、あんなちゃんが、およそプラス1500点の一発勝ちを決めてくれました!
さすがあんなちゃん、と思いました。私たちのリーグでは、お父さんが他の人にポンやチーで飛ばされて、なかなかカードが出せずに終わっていて、実況のあゆちゃんに、「お父さん、とろけています」と言われていたのがおもしろかったです。最後の試合では、なんと気持ちよく勝利することができました! わたしたちのペアだけでプラス800点くらいは挽回することができました。
運命の結果発表。第1位は、ゆずちゃんのいた黄色チーム。私たちは最下位を脱して第3位に逆転することができました! そして最下位はオレンジチーム! オレンジチームは、まりのちゃんが1人でマイナス1400点くらい負けてしまったそうです。みんなから、「まりのちゃん事件」と呼ばれていました。罰ゲームは、紙に書いてある漢字一文字をジェスチャーで表現する、といったものでした。お題はすべて干支の動物になぞらえられていて、みんなそれぞれ動物になりきっていておもしろかったです。
来月のセブンブリッジも楽しみです。来月は1位目指してがんばります!
(ほのか)
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