「自分の姿勢次第で」 なつみ

2月2日

 

 

 今日は、今期収穫した、小豆、ササゲの選別を終えることが出来ました。

思っていたよりも早く、小豆の選別が終わり、少し驚きましたが、今年は、良い小豆が多くて、スピードも速かったなと思います。

 

 

 夕方には、朝食当番で、台所で洗い物をしました。

台所さんは、明日の恵方巻に向けての準備で忙しそうで、シンクにはたくさんの洗い物。

わたしは、洗い物が好きなので、袖をまくって、早速洗い始めました。

 今日の強敵は、カレー。

カレーが付いたザル2つは、油が染みついていて、なかなか落ちません。でも、わたしは、この黄色いルーの油が落ちるまで、洗い続ける。そう決めて、ゴシゴシ、洗剤とお湯を武器に戦います。

真剣にザルをこすっていると、いつの間にか、自分の役割を終えた、のんちゃんやさくらちゃん、しなこちゃんが洗えたものから、拭き始めてくれていて、洗い物の量と、汚れ具合は厳しかったけれど、無事に、ザル、シンクの中、台所内も、綺麗にして、夕食に向かうことができて、達成感があり、思わず顔もニコニコしてしまいました。

 

 畑作業は、達成感が感じやすいと思っていたけれど、当番でも、自分が熱中して一生懸命取り組んだら、こんなに楽しくて、達成感があるのだと知りました。

その仕事、時間をいかに充実させて、良いものにするか、それは自分の姿勢次第で、良くもなれば、どうでもいい物になってしまうのだと思います。

 楽をしたい、恐いものを避けようと思わないで、お父さんが先日の集合で話してくださったように、その作業を終えた後の達成感をイメージして、取り組みたいし、本当に、それで頑張ろうという気持ちになるから、お父さんの答えはすごいなと思います。

 

 夜の集合では、ウクライナとロシアの戦争の話を聞きました。

昨日は、お母さんが、プーチンに反対する大統領立候補に投票するため、ぶ厚いジャンパーを羽織って、寒い中、外に並ぶ30歳前後の投票者の話をしてくださりました。

その人に投票したら、徴兵される、という噂があるのにも関わらず、前向きな表情で並んでいる。そのお話を聞いて、ロシアの若い人は、プーチンに洗脳されていないのだと思いました。

 でも、今日はお父さんが、ロシア人で、オリンピックで金メダルを取った女の子が、ドーピングをしていた話をしてくださって、ロシアは、ドーピングをやってはいけないと何度も言われていて、それでもやっている。だから、国旗を掲げてオリンピックに出場するのは禁止にした。でも、発表の場を設けるために、個人では出られるようにした。

でも、個人ででさえ、ドーピングをした。もう、ロシアは国としてモラルが崩壊しているのではないかと、話されました。

 私が他人のモラルをどうこう言える立場ではないけれど、それでも、大きな公の場で、何度もやってはいけないと言われていることを飄々とやってしまえることは、怖いことだと思うし、それよりなにより残念だなと思ったのは、昨夜のお母さんのお話に出てきた、勇気のあるロシアの若い人が、そういう不正をする人ひとりがいるだけで、雲に隠れるように見えなくなってしまうことです。

見えなくなってしまうことで、どちらも事実なのだろうけれど、わたしには、悪いことの方が目立って感じました。

でも、昨夜、お母さんのお話に出てきた若者の存在を忘れずに、選択肢が出てくるたびに、利他的な方を選んで、正しく生きたいです。

 

 

 明日は節分。思いっきり豆をみんなと投げたいし、楽しみです。