2月2日(金)「選別のエキスパートとなって。今期の小豆とササゲ、選別完了」

2月2日のなのはな

 長く続いた小豆の選別も、今日で終わり。
 小豆の選別、最終日です。

 

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 畑で実る、赤い宝石。トレーの上に転がった小豆は、皆の手によって素早くつままれ、選別されていきます。今日、選別した小豆は、最終回にふさわしく、どれも素晴らしく綺麗で大きい。大粒でしわのない、「種用」のボックスに入った小豆は、いつ見ても、うっとりするほど美しいです。

 そして、小豆の選別が終わったら、選別が終わり! ではなく、次はササゲの選別。
 できるだけ早く小豆を終えて、ササゲに入れるように、集中モードで取り組みます。

 これまで何回も小豆の選別をしてきて、選別メンバーの目は、小豆の目に変わっています。迷うことなく、次々に小豆を選別し、未選別の小豆が入ってたヨーグルトカップが空になったら、また次の、ヨーグルトカップを手に取り、今まで2人で約10分で終えていたカップを、1人で14分で終えていきます。
 思い出せば、最初は2人で15分という目標タイムから始まって、1人で14分。倍速で選別できるようになっていて、自分たちでも驚きます。

 

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 黙々と目の前の小豆を選別している間に、いつの間にか、残りは自分のトレーにある小豆だけになり、トレーの上に残った上等の小豆を、机の中央に置かれているボックスに入れて、小豆の選別、完了?

(終わった……!!)と思った次の瞬間、「では、次はササゲに行きます」ひろこちゃんはすでに、ササゲを用意して待機してくれていました。
 ヨーグルトカップに入ったササゲを、トレーの上に広げると、小豆とササゲ、とっても良く似ていると思うけれど、全然違う。
 色は小豆よりやや渋め、艶なしマット肌、形は、カラフルなゼリービーンズに似ています。
「だるまササゲ」という名にふさわしく、まるまるとした、ふっくら豆が、とても可愛らしく、綺麗なササゲが沢山、トレーの上に転がりました。

 

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 小豆の目を、ササゲの目にすべく、最初は集中モードで行きたいところですが、集中力が保てない……、そんな時、ひろこちゃんが準備してくれていたとっておきを出してくれました。
 それは、「なぞかけ」。

「ゆったりしたいとき、とかけまして、急いでいるとき、と解きます。その心は」
 頭のリフレッシュに、わたしたちは、心を躍らせました。(何かな、なにかな)、楽しく考えます。
 でも、なかなか分からない。わからない、わからない…。
 なぞかけが、選別よりも、難しい。10分経ったら、わたしたちの頭はさらに詰まりました。

 最終的に、答えをひろこちゃんに教えてもらって、続いて2杯目のパックの選別へ。(1問目の正解は、「どちらも、きゅうよう(休養/急用)が必要でしょう」。)

 やっぱり、悔しいから、なぞかけ第2問をリクエスト!
「牛丼、とかけまして、海、と解きます。その心は」
「わかった!!」
 わたしとりんねちゃんは、即ひらめきました。そして、分かると嬉しくて、気持ちが上がる。気持ちが上がると、選別スピードも上がる。

 

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 ごみを取って、調理用を取って、ふっくら大きな種を取って、嫁入り豆を、机の中央のボックスに流す。ササゲは、少量ずつトレーに出して選別するのがやり易いことを発見し、さらにスピードアップ。

 10分で、目標としていた半カップを余裕を持って終えることが出来、正解をりんねちゃんと、せーので発表します。
 正解できたことで、頭と心がスッキリし、そのままの勢いで、選別。

 そして、忘れもしない4時45分。無事に、今期収穫したササゲを全て選別し終えることが出来ました。
 つまり、今日で小豆とササゲの選別を終えたことになります。
 まさか、ササゲまで終えられると思っていなかったので、これには選別メンバー一同ビックリ。ひろこちゃんの嬉しそうな笑顔が、わたしたちも嬉しかったです。

 

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 ササゲが終わり、今度は荏胡麻。
 荏胡麻は時間がかかりますが、みんなで粘り強く、頑張っていきたいと思います!

(なつみ)

 

 

 朝のランニングでは、4キロの奈義コースを走りました。平坦な道が続く、このコースで耐久力をつけることがテーマの週でした。次回のランニングからは、石生コースへ。2.5キロと距離は短くなりますが、石生コースの特徴は、なんといっても「心臓破りの坂道」です。日々、積み重ねている体力と、挑戦心を持って、次のランニングへ!

 作業では、温室建設や、桃の剪定後の枝の回収、そして桃の枝吊りのための用意が進みました。

 

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〈温室工事は、天窓のガラス張りを続けています〉