「走り続ける」 つき

1月27日

 今日から、桃の剪定メンバーは朝食前にランニングに行くことになりました。朝の空気はとても澄んでいて、起きたばかりの身体に新鮮な空気が気持ちよかったです。
 フルメニューが始まる前、マラソンに対してすごく苦手意識が強くて、不安でいっぱいでした。走ってみると、やっぱり苦手だなぁ…と思ってしまうのですが、それでも前よりは身体が少し楽に走れている感じがします。だから、自分が身構えているほど不安に思わなくていいんだ、と最近は思えるようになりました。自分の体力、気力が、前回のフルメニューの時よりは強くなっているのだろうと思います。

 前回フルマラソンを走った時の自分と、今の自分は、別人と言ってもいいくらい違います。マラソンはなかったけれど、日々の作業や当番、桃作業、ウィンターコンサートなどで自分自身を成長させてもらえて、積み重ねてきたから今があるんだと思いました。
 だから、先入観で不安の先取りをしないで、自分を信じて、前向きに、楽観的にフルメニューに向かいたいと思います。誰との競争でもなく、自分を作るためのもの。みんなと一緒なら、力を振り絞ることができます。
 粘り強さや積み重ねる努力を身につけていけるよう、フルマラソンに向けてのフルメニューで気持ちも身体もしっかり作っていきたいです。

 桃の剪定は、今日は順調に進みました。山の桃畑は1本が小さい樹が多いのでサクサク進んで、あと畑の3分の1弱くらいまできました。あんなちゃんが先行して枝先を切ってくれて、それを追いかけて他のところを私たちが剪定していく、というやり方がやっぱり早くて、いい流れでできます。
 個人的にも悩む時間が少なくなって、テンポよく剪定をしていけている感覚があります。まだまだ理想のスピード感には届かないけれど、悩む時間が少なくなればなるほど、剪定がどんどん楽しくなっていきます。そういう気持ちの良いテンポ感を、常に自分の中に持っていたいです。ともすると、私はすぐにスローペースになってしまいがちなので、いい感覚を刻みながら、日頃から過ごしていけたらいいな、と思いました。

 最近思うことがあります。お父さんが、教えてくださった、走り続けることが大事だということの意味が、今になってようやく分かりました。頭では理解していたつもりでも、気持ちが追い付いていなかったです。どこかで休憩してもいいんじゃないか、と思っていた自分に気付きました。でも、症状を出さずに、良く生きていくためには、常に誰かのために動き続けること、前のめりに、今日より明日と自分自身を成長させ続ける向上心を持ちるづけること、そして、自分から離れることが本当に必要なのだと分かりました。それには休みも何もないです。 
 生きることって難しいし、大変なんだな、と思うけれど、せっかく生まれてきて、なのはなに出会って答えをもらったからには、ちゃんと生きる勤めがあって、誰かの希望になっていく役割、使命があるのだから、そのことに誇りを持って全うしていきたいです。
 そのために、日々の積み重ねを大事に、謙虚に、誠実に過ごしていきます。