「信じられること」 つばめ

1月24日

 意志をかため、気持ちを真っ直ぐに持つことで、みんなと過ごせるこれからの日々がとても楽しみになりました。
 警察沙汰にしたり、みんなから外れてなかなか馴染めず反抗ばかりしていて、迷惑をたくさん掛けてしまったのに、なのはなのお父さんお母さん、みんなは私を受け容れてくれて、どんな失敗も、けじめがつけば、もう何事もなかったように、また先を見据えて前進していく姿がありました。
 どんなに症状を強く発していても、私を見捨てないでいてくれて、諦めず、お前だけじゃないと伝えてくれたことが、私がここのみんなを信じられるようになったきっかけです。

 これは、お父さんやお母さんが私を信じていて下さったおかげです。誰かに信じられることが自分の自信にそのままつながるんだと気づくことが出来ました。

 きたばかりの頃は、周りは全く見えず自分の事で精一杯でした。
 けれど、みんなと一緒にいて話して、こんなに笑っているみんなも、ここへ来た経緯や過去に感じた辛さ、苦しみは私と変わらない。私と同じように苦しんできた、この痛みを知っているひとたちなんだと分かりました。それが、ひとりぼっちでない安心感と本当の仲間の存在、側にいる心強さをうんでくれました。太りたくない、食べたくない、そんな恐怖だって、みんなも同じく通った通過点、この苦しみ、劣等感を知っていて乗り越えたみんなの笑顔な姿にとても勇気付けられ、励まされ、症状の発する恐怖が薄れて乗り越えていけます。

 症状に振り回されない広い視野の開けたこの日常がある今、初めて心が楽だと感じられて、劣等感なくありのままの自分でいられる、それを受け容れてくれるみんなといることで、初めて本当に幸せを感じました。楽とは、幸せとはこういう感覚なのかと実感できて、本当に嬉しくて、ひとりじゃないことが本当に嬉しくて、とにかく嬉しくて涙が止まらないです。

 心のこの傷を知るみんなとともにいるだけで、どんな辛いことも分けっこされて、分散して、共感できて、「ひとりじゃない」その実感の積み重ねでどんどん心が強く前向きになります。最後には辛かったことなんて飛んで消えたようになり笑顔になれます。

 傷を同じくして、同情でない、共感できる、支え合える利他心にあふれた仲間の存在が私の喜びと幸せ、安心そのものです。
 なのはなのみんなそのものが私の幸せだと心から思います。

 帰りたいと言っても簡単には帰さないでいて下さったこと、正直うっとうしいと初め思っていました。もう何が何でも帰るを言い通して反抗していました。けれど私を見放さず、家族として受け容れてくださること、こんな私も回復することが出来ると信じて熱心に伝えて下さったこと、そうやって正面から私と向き合って下さったことが、お父さんを信じる力になりました。治ろうという心をもてました。

 信じ合える仲間とその家族が出来たこと、その一員になれたことほんとうに幸せです。
 家族とは血縁の枠に囚われるべきでないと今はよく分かります。
 特に私はりんねちゃんが大好きです。素敵なお姉ちゃんです。みんなと家族になれて嬉しいです。
 今日から私は、つばめになりました。なんだか名前が変わると、新しい自分に生まれ変わったような感じがします。
 毎日が、明日が楽しみになりました。

 ランニングをしながら、体力の衰えを感じました。今はひょろひょろだけれど、筋肉のある力強い身体にしたいです。筋トレも自主的にして、たくさん動いてムキムキになります。