「たった一人のために」 えみ

1月23日

 提出が1日遅れになってしまいましたが、昨日書いたものです。

 お母さん、お誕生日おめでとうございます。
 なのはなに来て、お母さん、お父さんと出会えて、今たくさんの仲間と毎日を過ごせていることが本当にありがたくて幸せなことだなと思っています。
 この間のお母さんのお誕生日会の時には、お母さんがもう一度『倶に』を歌ってくださって、お母さんの力強くて綺麗な歌声に、聞いているだけで涙が出てきそうになったし、みんなと一緒に歌うことができて、自分もみんなと走り続けたいという勇気が湧いてきました。

 去年のウィンターコンサートの前に、お母さんと本の朗読の特訓をさせてもらった時、お母さんが、自分がどんなに未熟であっても、全力で真正面から向き合ってくださっているのを感じました。お母さんの伝えてくださる言葉や眼差しから、お母さんが、どこまでも深いところで自分のことを理解してくださっていて、自分以上に、信じてくださっていることを感じました。

「たった一人の人に楽しんでもらうためにと思って読んだらいいんだよ」
 お母さんがそう話してくださって、その時、自分が朗読をするのも、どこか受け身になってしまっていたことに気付かされました。たった一人のために。そう思った途端に、自分がどう思われるかはどうでもよくて、どうやったら聞いてくれる人に伝わりやすくなるだろうか、それだけになりました。

 そんな風に、お母さんは、いつも、みんなに対しても、たけちゃんやちーちにも、目の前のたった一人の人のところまですーっと降りて、その子の気持ちに添わせて向き合っているのを感じます。お母さんのその力が本当にすごいなと思います。
 自分も、人と向き合うことから逃げるのではなくて、お母さんのように、目の前のたった一人の人を笑顔にしたり、助けられる人でありたいと思います。
 
 今の自分は本当に未熟ですが、お母さんの仲間として、お母さんのように、強くて優しい大人になっていけるように成長していきます。
 お母さんのことが大好きです。