「真っ直ぐに向けられた」 ゆきな

1月23日

 お母さん、お誕生日おめでとうございます。
 卒業生から送られたお花に囲まれたお父さんとお母さんの姿を思い出すだけで、嬉しくなるし、また明日も頑張ろうと思えます。

 私のことになるのですが、気持ちを落としてしまって、今も未来のことも投げやりになってしまったとき、お母さんと少しお話ししたことがあります。お母さんは、気持ちを落としたことを責めるのではなくて、私と同じところまで気持ちを降りて、なんで気持ちが落ちてしまったか、話を聞いて下さいました。
「なのはなに癒やしに来ているのだよ」
 真っ正面から話すお母さんの表情は真剣だけれども、真っ直ぐに向けられたお母さんの目はあたたかさがあって、自分の心の奥底を見てくれているようなそんな感じがありました。自分の自尊心を大切にしている、ちゃんと知ってくれていている、大きな安心感がありました。

 お母さんは、私のいいところも悪いところも知っていて、そして、私の今やその先の未来を私以上に信じています。それは、きっと私がなのはなに来たときからずっとそうなのだと思います。
 なのはなに来たばかりのとき、お母さんは嬉しそうに、「ゆきなが来るから早く来ちゃった」と声をかけてくれました。お母さんがなのはなの家族として、歓迎してくれて、今もなのはなの仲間として信じて下さっていることが嬉しいです。
 お母さんがみんなのこともそう向き合って、信じて、前に進んでいく仲間集めをしているジャンヌ・ダルクに見えます。私もその1人として、逃げない生き方をしたいです。

 お母さん、お誕生日おめでとうございます。
 お母さんの強さや潔さ、集合の時のお話、子供たちと一緒にいる姿からなど、人としてどうあるべきかを教えて下さることが、嬉しいです。お母さんが見せて下さる姿から、もっと吸収したいし、それを自分のものとして発信できるようにしていきます。