「深くまで寄り添う優しさ」 みつき

1月23日

●深くまで寄り添う優しさ

 かなり冷え込んでいましたが、スッキリと晴れた空がありました。
 お母さんが来るのが、待ち遠しい朝でした。

 古吉野にお母さんが居てくださると、たけちゃんも、ちいちも、みんなもうれしそうで、あたたかい気持ちでいっぱいになります。
 お母さんがお花を生けてくださっている姿や、たけちゃんと一緒に散歩をしている姿を見ること。お母さんが「おはよう!」と返してくださる声を聞くこと。
 変わらない笑顔のお母さんに、ほっとします。
 生活しているなかで、ちょっとしたことでも、「お母さんに話したいな、見せたいな」と感じたりすることが、何度もあります。
 そばに居なくても確かに繋がっていて、なんでも共有したい、伝えたいと思える人が居る毎日は、とても幸せです。
 今は、わたしにとっての大好きなお母さんですが、毎日、そんなお母さんで居続けてくださって、ありがとうございます。お母さんに出会えたことを、本当に感謝しています。

 最近、お母さんとみんなと一緒に歌った『倶に』が、頭の中で流れています。
「身代わりはいらない 背負わなくてもいい
 手を引いてこちらへと示してほしい訳でもない
 君は走っている 絶対走ってる」

 歌詞を思い出すだけで、お母さんがそこにいなくても、お母さんを思い浮かべています。
 お母さんは、なのはなの子の誰もが、自分の力を誰かのための優しさに変えていけるように、いつも見守ってくださって、時には導いてくださいます。
「崖に落ちている子が居たら、その上から『おーい』って呼びかけるんじゃないんだよ。同じところまで降りていって、一緒にのぼるんだよ」
 1人ひとりの子の気持ちの深いところまで来てくださって、共感して、理解してくださるお母さん。
 今の自分の気持ちだけじゃなくて、ずっとずっと小さかった4~5歳のころの自分の気持ちまで、深くまで寄り添ってくださいました。 お母さんに理解していただいたいくつものことは、ずっと変わらないわたしの希望になり、勇気になっています。

 この『倶に』の歌詞のように「倶に走りだそう」。それが、お母さんが本当に伝えたいことだと、教えていただけて、また勇気が出ました。
 お母さんお父さん、みんなと、ずっと走り続けたいです。もっと成長していきたいです。