「変わり続けようと」 りんね

1月22日

〇ウォーキングで

 昨日はフルメニューでも、謎解きゲームでも、1日走りっぱなしだったこともあり、今日は身体を休めつつ、新ゆいちゃんと梅の木コースをウォーキングしました。

 一緒に歩きながら、ゆいちゃんの好きな画家さんを聞かせてもらいました。
 「アルフォンス・ミュシャ」と答えてくれて、確かに、ゆいちゃんの絵と、ミュシャのアール・ヌーヴォー形式の、草花や女性の絵が似ているな、と思いました。私もそういう絵が好きで、嬉しかったです。
 また、東京で今、レオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会が行われていて、モナリザの絵も来ている、と教えてくれました。
 そこから、レオナルド・ダ・ヴィンチをテーマにした、2019年のウィンターコンサートで、モナリザや、ドガの踊り子、落穂拾い、笛吹の少年が出てきたんだよ、と、キラキラした、なのはなのステージの光景を思い浮かべながら、話しました。
 ゆいちゃんが、「レオナルド・ダ・ヴィンチ、好きだから、見てみたい」と言ってくれて、2019年のコンサートのDVDを、是非ゆいちゃんに見てもらいたいなと思いました。

 また、池上の桃、スモモ、ブドウの果樹畑が連なる近くで、果物の話なども、しました。
 その繋がりでゆいちゃんが、「なのはなに来て、野菜や果物が本当に美味しいと感じるようになった」と話してくれました。
 ゆいちゃんが住んでいた東京では、全体的に野菜が水っぽかったり、鮮度がなかったりで、セロリは美味しいと思っていなかったけれど、なのはなのセロリはちゃんと硬くて新鮮で、美味しいと言ってくれました。
 柿も、東京ではカチカチのものしかないけれど、ジャムのように熟した柿が食卓に出てきて、驚いたということでした。
 そんな風に、ゆいちゃんがなのはなの野菜や果物を美味しい、と思って食べてくれていたんだな、と知って、とても嬉しかったです。

 最近、ゆいちゃんがどんどん、前向きになっていくことを感じています。
 気持ちの上がり下がりはあるだろうけれど、ほんの1週間前に比べて、別人のように、なのはなの生活で、自分から前向きな選択をしてくれています。掃除でも、フルメニューでも、作業でも。

 それで、ゆいちゃんに限らず、人は一面的ではないのだ、ということを実感しました。
 私は今まで、目の前の点でしか、人を見ることができない、ということがありました。
 目の前の人が怒っていたら、怒っている姿がその人の全てのように感じてしまう、などです。
 けれど、人は点ではなく、ずっと変わっていく。それもいい方へいい方へ、変わり続けようとしていくのだ、と思いました。

 今がどうであっても、その人との関係が良くなっていく、と信じることで、本当に良くなっていく、信頼関係が築かれていくことを、実感して、大切なことをゆいちゃんに教えてもらった、と思いました。

〇ハウスミーティング

 今日のハウスミーティングが嬉しかったです。

 目上の人、その場で立つべき人を立たせること。序列を守ることの大切さを、教えてもらいました。
 そういう、人としてあるべきルール、モラルを親から教われなかったとき、それは小説から学ぶことも、教えてもらいました。

 小説を、ただ楽しむために読むのではなく、自分ごととして、自分が生きていく指針を作るために読んでいく、と教えてもらって、それが今の自分に、すごくしっくりと当てはまって感じました。
 そういう意識で小説を読みたい、そして、あるべき人としての姿で、生きていけるようになりたい、と思って、お父さんに教えてもらえたことが嬉しかったです。

〇ソフトバレー

 今夜は、今年初の、月曜日チームでのソフトバレーがありました。
 始まるまで、「チームの足を引っ張ってしまわないだろうか」「サーブが入るだろうか」と心配していました。
 でも、実際に試合をしてみると、前回の秋ごろにソフトバレーをしていたころに比べて、格段に身体が動きやすくなっていることを感じました。
 もちろん、緊張もして、まだまだ動けていないことも多いし、とにかくボールを繋げることに必死ではあります。
 けれど、月曜日の3チームの中で、かなりいい試合をすることができたと思います。私が上げたトスを、アタッカーのあんなちゃんやさくらちゃんが、鋭くアタックを打ってくれる、ということが何度もありました。

 また、5試合くらい行った中で、サーブが1回を除いて全て入れられたことが、自分にとって意外でした。
 私は緊張すると、いつもサーブが入らなくなってしまっていたけれど、今日はかなり入って、チームにも貢献することができました。

 最後の試合では、お父さんと同じチームで試合することができて、すごく嬉しかったです。
 お父さんのアタックやサーブが次々に決まって、お父さんが心から喜んでいて、その姿に嬉しくなりました。

 久しぶりにソフトバレーをして、まだまだ、という面もあるけれど、以前より大きく動けるようになっていたことが、本当に嬉しかったです。
 きっと、ソフトバレーだけではなく、他の場面でも、以前の全く動けなかったときより、自由に身体や気持ちを使えるようになっているのだと思って、希望が感じられました。
 また来週からも、よりチームで強くなっていけるように、頑張りたいと思いました。