【マラソン日記】「1月22日 ななほ ― 坂道は楽しみ ―」


1月22日 ななほ
「坂道は楽しみ!」

  
 古吉野なのはなを出発してから、那岐山を前に田んぼ道を走り、森のトンネルを抜けて、梅の木の側を走って、無事に一周し、また私たちのホームへ。

 
 その絵を見ているだけで、みんなとフルマラソンに向けて心と身体を鍛えていく日々が、とても大切で宝物のように感じ、(今日はどんな1日になるかな?)とわくわくした気持ちになります。
  


  
 津山加茂郷フルマラソン全国大会に向けて、フルメニューの練習が始まって1週間。1週間を振り返ってみると、ものすごくあっという間だったようにも感じるし、ランニングや雨の日の体幹トレーニング、サーキットトレーニングなど、フルマラソン大会に向けて日々、着実に前進していっているのを感じ、とても充実していました。

 梅の木コースのランニング初日は、やる気は満々だけれど、坂道では息が上がってしまっていたのですが、それが今では空を飛んでいるかのように身体が軽く、1曲、歌を歌ったら古吉野なのはなに帰ってきているかのように感じるくらい、走るのが楽しいです。
   

  
 梅の木コースは2.5キロのコースで、実際には平均して18分程は知っているのですが、毎日、同じ道で同じ風景を見ながら走っていても、毎日、空模様や隣の人の息づかい、空を飛んでいる鳥も違います。
 ふと、顔を上げてみれば朝露できらきらと輝く葉っぱが私たちを囲んでくれていて、ふと、梅の木のほうに目をやれば、いつの間にか、蕾が膨らみ始めているのを感じ、ランニングを通して自然から春の訪れも感じられます。

   

  
 明日以降からの雪予報が嘘のように、今日はポカポカと温かく、走っていると汗をかきました。
 そして、坂道まで来たら、ランニング練習恒例のお題回しの時間です。今日のお題は『みんなの好きな小説』で、私は悩みに悩んだ末に、高田郁さんの「出世花」と答えました。

 

  
 私はなのはなファミリーに来て、小説をたくさん読むようになり、今では「小説のない生活は信じられない」と思う位に、毎日1回は小説を開いています。

 みんなからそれぞれ、好きな小説を教えてもらって、私も読んだことがあり共感するものもたくさんあれば、まだ読んだことのない小説もあり、今回のお題回しを通して、次に読む小説を心に決めました。
 
 私が密かに楽しみにしているこの時間。お題回しがあると思うと、(早く、坂道が来ないかな?)と思い、坂道でも身体が軽いです。
 明日はどんな、お題回しが待っているか楽しみです。