「1日1日を、果たすべき役割に向かって」 えみ

1月15日

 昨日、一昨日と、共通テストの本番を受けてきました。
 本当に、みんなにたくさん支えてもらって、みんなのおかげで無事に行って帰ってこられたことが嬉しかったなと思います。
 試験前、緊張や不安はもちろんあったけれど、本番でも、すぐ後ろにみんながいてくれることを感じて、寂しくなかったです。

 試験の前日も、当日も、みんなが口々に「応援してるからね!」「きっと大丈夫だよ!」などと声をかけてくれました。その笑顔に、不安はあっても、何があっても大丈夫だと思うことができました。みんなの言葉や存在が、一番のお守りだったなと思います。

 今回はよしえちゃんが、1日目はなっちゃんも会場までの送り迎えをしてくれました。
 よしえちゃんやなっちゃんの優しい空気に、1日目は特に緊張していたけれど、安心していられたなと思います。

 
*1日目
 1日目の科目は文系で、地理、国語、英語、リスニングの4科目でした。
 この日の1番の壁は国語でした。
 私は、これまでも国語が最後までどうしても伸びなくて、それも苦手意識が強くてどうやったらできるようになるのかも分かりませんでした。現代文は、普段当たり前のように使っている日本語なのに、正しく筆者の意図を掴むのは本当に難しいのだと思いました。
 問題の答えは、全て文章の中にあって、それを読み取るだけ。自分の感情や勝手な推測が入ってはいけない。そのことは理解できても、それをちゃんとできるようになるのはなぜか難しいと感じていました。

 コンサート直前くらいからは、とにかく毎日国語をやり続けていました。毎日1年分の問題を解くと決めて、同じものも、繰り返し解いて、間違えた問題は、どうしてそこを間違えてしまったのか、徹底的に自分の中に入れるようにしました。
 やるだけのことはやって、後は運命に任せるという気持ちでした。
 実際、試験を受けた直後に感じた手ごたえよりは上手くいかなかったところもあったけれど、それが今の自分の実力なのだと思うし、国語に関しては、永遠の課題かなとも思います。

*2日目
 2日目は、朝はとても冷えていたけれど、天気がすごく良くて、車から見た那岐山の景色が息を飲むほど綺麗でした。

 2日目は、数学が2科目と、生物と化学でした。
 2日目の壁は、化学でした。化学に関しては、ずっと苦手意識が強かったけれど、この1年間の中で、いつからか、面白いと感じることができるようになりました。
 暗記と理解が繋がってきた頃なのか、自分の中でもはっきり分からないのですが、気づいたら問題を解いていても分かる問題が増えて、そうすると楽しいと思えるようになったなと思います。お父さんが、この夏、化学は特に、「自分の中に好き嫌いを作って勉強する」ということを教えてくださりました。その頃から、全部を平均的にやろうとするのではなく、まずは自分の好きな分野から勉強を進めていって、最終的には苦手なところにも向き合って、同じ科目の中でも、単調に考えるのではなくてメリハリをつけて考えられるようになったのかなと思います。
 生物は、一番好きな科目で、今回は問題も当たりだったので、割とすらすらと解くことができました。

 2日目が終わった後は、もう何も力が残っていないというくらい自分の全てを使い切ったという感じで、結果はどうであっても今の自分で精一杯戦えたと思えて、それは良かったのかなと思います。

 本番を終えて、まだ今回で試験が終わりというわけではないので、まだ気は抜けないのですが、ひとまずほっとしています。
 例え試験が全て終わったとしても、コンサートと同じで、これでおしまいというのはどんな時もなくて、そこからが始まりなのだと思います。最近の集合でのお父さんお母さんのお話にもあったけれど、どんな時も保障はないけれど、それを求めたり逃げたりせずに、1日1日を、自分たちの果たすべき役割に向かって、積み重ねていく生き方をしていきたいです。

 次に向けても、みんなの中で精一杯頑張ります。
 読んでくださりありがとうございました。