１月９日のなのはな
この日は、私にとっても、みんなにとっても、なのはなファミリーにとっても初めての１日です。
霜が降りた１月の９日、ザーサイの収穫へ行きました。
ザーサイは私たち旬花愁冬（しゅんかしゅうとう）チームが担当した、なのはなファミリーで初めて作る野菜です。
私たちが育てた品種は、「貴州搾菜（きしゅうざーさい）」という品種で、他の品種より大型のものです。また、株が横に広がりやすく、ザーサイ特有のコブがもこもこしていて、収穫した株は何か不思議な、キャラクター？ モンスター？ のようで、他の野菜にはない独特の雰囲気があります。もちろん、褒めていますよ！
私は、この野菜を夏の終わり頃にお父さんへ提案しに行って、作ることになりました。種をまいてからワクワク、どんな風になるんだろう、と楽しみでした。
ザーサイは、人間で例えると子供、学生、大人の３段階がある野菜だった、と思います。
９月に種まきをしてすぐの、子供、つまり苗のころは、みんなから、キャベツに似ているとか、ダイコンみたいだね、と言われて、他のアブラナ科の野菜とあまり変わりのない、本当にこれがあのザーサイになるの？ という可愛らしい姿でした。
定植をして、追肥をした後が２段階目です。ここでは、葉がもりもり育ってきて、葉野菜状態になります。姿かたちの雰囲気からすると、ああ育ってきた！ と思いますが、まだまだ本来の姿には遠いのです。
秋が過ぎ、寒い冬の季節が来てから、ザーサイの本番です。葉の巨大化が止まったあたりから、株元の茎がゴツゴツ、モリモリと育ってきます。まるで、寒さに耐えるように？ 霜のおりるような朝が続こうと、構わず立派に育っていきます。こうして立派な大人になります。
今日の収穫では、同じ野菜のチームのどれみちゃんと一緒に保管方法や、畑を綺麗にするところまで行いました。いつも野菜が作れるのは、一人ではなくみんなのおかげだと常々、感じます。
ザーサイは、私たちがウィンターコンサートで忙しいときも、いつでも自立して元気に育ってくれました。強い野菜ですね。私もこんな風な人間になりたい！
（ちか）
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お正月、新春紅白歌合戦、お父さんお母さんの新春ライブ、と、昨日までお正月からイベントが盛りだくさんでした。この日からは、また通常モードが始まります。畑作業も再開し、１日を通してタマネギの追肥や黒大豆の葉落とし、野菜にかけていたネットの回収など、いろいろな畑で作業がたくさん進んで嬉しかったです。
私は、午前・午後とタマネギの追肥の作業をしました。先日、夜の集合のときに、今のタマネギの生育があまり良くなく元気がないことを聞いていたので、今日の作業で追肥ができてよかったなあと思います。
この日の追肥では、硫安と米ぬかをやりました。作業の最初にさやねちゃんが、
「タマネギは窒素とカリの栄養素が必要で、窒素は硫安、カリは米ぬかに多く含まれているんだよ」
と教えてくれて、私は米ぬかにカリウムが多く含まれていることを初めて知りました。
まずはタマネギの周りに生えている草を取り、それから硫安、米ぬかの順で追肥をします。タマネギは梅林の２枚の畑全面に植わっていて、かなりの量だったのですが、ぽんっぽんっと硫安を置くようにして、タマネギが植わっているマルチの穴にテンポ良く追肥していると、長い畝もあっという間に感じました。
追肥のし忘れがないように、それぞれの区画に一人ずつついてやってみたり、少し疲れてスピードが落ちてきたかなと感じたときには２人で向かい合わせになって追肥をしていったりと、そのとき、そのときで一番作業が楽しく効率良くできるようにと、リーダーのさやねちゃんや、どれみちゃんが考えてくれて、最後まで集中してすることができたなあと思います。
米ぬかをやったあとは、さやねちゃんの提案で、タマネギの周りに米ぬかがかぶさってカビの原因にならないために、土と米ぬかを馴染ませていきました。その一手間が、これからのタマネギの未来に繋がっていくんだなあと思うと、さやねちゃんのタマネギへの愛情を感じて、私もさやねちゃんたちと一緒に作業ができて嬉しかったです。
今日の追肥が効いて、タマネギたちが元気に育ってくれますように。
（よしみ）
◯白菜も収穫できています◯
