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1月7日のなのはな
大晦日から延期されて、年明けに行うことになった『新春・紅白歌合戦』。1年の行事の中でも、特に人気の紅白。その本番が、ありました。
私はあけみちゃんがリーダーの、『ナチュラル』を歌うチームで、紅白本番へ向かって、練習を積み重ねてきました。
紅白で、『ナチュラル』を歌いたい、という思いで集った5人の仲間。みんなで、『ナチュラル』とともに自分たちがそれぞれ“ぶち破りたいもの”を、考えたとき、“一人相撲”というテーマが出てきました。
私たち力士が抱えていたものは、地雷、マイワールド、被害感情、他人事、評価を求めること……。それらを包み隠さずに見せて、脱却するために、一人ひとりが書いた脚本を劇にしていきました。
劇は、みんなで見合って、どうすればもっと良くしていけるか、面白い劇になっていくかを考えて、進化していきました。
私の、“地雷”というキーワードの劇は、はじめは子供時代がシリアスになりすぎてしまっていました。どうすればもっとコミカルに、喜劇に変えていくことができるか。やよいちゃんが布団の中でも考えてくれていて、ウィンターコンサートの悪魔との契約式に当てはめるのはどうか、と案を出してくれました。
それで、脚本が大幅に変わったのは、本番前日の朝。けれど、そのおかげで、ずっと演じやすく、紅白らしい、いいものになっていきました。
みんなに笑い飛ばしてもらって、忘却の力にして、過去を過去のものにして、変わっていくため。一人ひとりの劇を、いかに面白くしていけるか。
私たちが紅白に向かう姿勢は、本気でした。全員があるべき姿になるまで、諦めませんでした。主人公が全てを出し切るためには、どんな脇役だって、演じることができました。
『なんちゅう奴ら』。5人の仲間が、お互いを守り合って、あるべき形へと作り上げていくことが、できました。
元旦の夜から始動して、たった1週間だったけれど、この仲間と共に、紅白に向かってきた時間は、かけがえのない大切な時間でした。当日、最後の詰めで、何度も劇から歌への流れを練習して、思い残すことなく、本番へ向かいました。
衣装を着て、気合を入れて、紅白が始まる19時前、会場の音楽室へ。
会場は、『紅白歌合戦』の文字と、壁に張られた赤いサテン布、天井に波打つ白いサテン布、お正月らしい金色や紅白の飾りもので、飾られていました。みんなの客席の前には、マイクが並ぶステージ。その後ろには生演奏をしてくれるバンドのセット。黒板には、紅組、白組、全チームの対戦順が、貼られていました。
そして、それぞれのチームごとに色濃い衣装をまとった、賑やかで華やかなみんな。
紅白の空気に染まった会場で、いよいよ始まる、と気持ちが高まっていきました。
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紅白の幕開けは、実行委員さんの寸劇でした。
紅白、初出場のすにたちゃんが来たのは、『紅組 決起集会の場』。そこには、勝つことと、相手チームからマイクを奪って、自分だけが歌うことに拘る、紅組の2人が。同じ場に、紅組と同じように闘志を燃やす白組3人。
そこへ仲裁に現れた、ウィンターコンサートの登場人物であるヤマトと魔術師ならぬ、「ヤマダ」と「マイク氏」。
マイク氏は語ります。まずは、歌が上手くても、下手でも、最後まで、歌いきること。紅白歌合戦は、自分が、自分がとマイクを奪い合うのではなく、お互いを応援して、盛り上げること。そうすることで、自分たち自身が演じる喜びを感じられて、紅白を作っていける、と。『紅白魂』を背負って、マイク氏が熱く語ってくれました。それらの場面が、ウィンターコンサートの脚本のパロディという形で演じられ、会場のみんなが笑顔になりました。
マイク氏の熱意に、紅組も、白組も心を動かされて、お互いに応援する心で、一人ひとりが輝く、新春・紅白歌合戦が、始まりました。
今回の紅白では、お正月からのテーマである「仲間」に即する形で“バディ制度”が新しく導入されていました。
どのチームにも、バディとなる1チームがあって、そのチームと、準備していることをお互いに共有して、アドバイスをし、より良いものへしていくことができる。そして、リハーサルを観合って、お互いのチームのMCを考えて、応援メッセージを贈る。
そんな素敵な制度でした。行き詰ってしまったときに、バディチームに助けを求めて、新しいアイデア、アドバイスから、良い演出を作ることに繋がっていく。そういうことがあって、どのチームも、今回は見ごたえがあるチームばかりだった、と思います。
1チーム目の紅組は、『ザ・サポーテスト』。
なのはなファミリーで、困っているみんなを助けるために組織された、黒ずくめのザ・サポーテスト3人組。
日常のなかの困った場面に、すかさず登場して、全力で助けてくれる、ザ・サポ―テスト。けれど、その方法はすこし的外れ……?
あるときは、元気のない玉ねぎの畑で、1日中『グレイテスト』を踊って、玉ねぎロッキン。実は、3人を横目にまりのちゃんが、地道に追肥と防除をしていたのですが、翌日には玉ねぎが、元気に。
「よし、グッド・パフォーマンス!」
そんなこんなで、頓珍漢な解決法だけれど、次々と困っている人を助けていく(?)、ザ・サポーテストの底抜けた前向きさ、明るさが輝いていて、『グレイテスト』の曲は、観ているだけで笑顔になりました。
対する白組は、『N6』。
コンサートの練習で、行き詰ってしまった、るりこちゃん。息抜きにテレビのスイッチをつけると、チャリラリラーン、という効果音と共に現れた、6人。
「君のハートは僕が守る」
「君の仲間に僕がなる」
「俺たち、時代と君に必要とされるアイドルN6」
『N6』がお悩みを解決するという、見慣れない番組が流れていました。
このN6、癖が強い。熱血リーゼント、薔薇をくわえた仮面タキシード、なびく長髪の王子……。
必ず、お悩みの後には拍手があり、とにかく、お悩みの主を褒める。
「君は、やりきったんだよ。やりきったんだ」
「そんな君も、かわいいよ」
「てめえが自分を嫌いになっても、俺が気に入った。安心しな」
いろいろな角度から。全員、噛みあっていないけれど。
悩みが解決されたのかどうか、それは横に置いて、この人たちを見ていると、元気が湧いてくる。N6バージョンの『バット・ハビッツ』を聴いて、会場中が、N6のファンになってしまいました。
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次は特別枠。ゲスト出演の『たけちーファミリー』。
実は、あゆみちゃん、ひでゆきさんが、前回、紅白歌合戦に出場して、『バッド・ロマンス』の替え歌で「あゆみラブ」を歌ってくれたときは、まだ、たけちゃんがあゆみちゃんのお腹の中にいました。
今では小さな家族が2人増えて、一家揃って、また、紅白のステージに戻ってきてくれました。
たけちゃん、ちーちが加わった、あゆみちゃんファミリーの、その温かな関係、固い絆を、感じました。
そんな『たけちーファミリー』がいてくれること、紅白に出演してくれることが、ただただ、嬉しくて、もう、ステージに立ってくれるだけで、嬉しいと思いました。
コンサート前、毎晩、悪魔の台詞を練習する父親。それを厳しく叱咤激励する母親。ちょっと母親が強いけれど、父親は、何事にも楽観的に、楽しんで向かって行くから、バランスが、とれているんだ。
そして、たけちゃんと、ちーちの心の奥底を覗くと、なのはなのお母さん、お父さん、みんなに愛されて、安心しきっている。
岸本家のドタバタで温かな内情を、パラソル魔女、あらまあ魔女に扮した、あゆみちゃん、ひでゆきさんが嬉し気に、語ってくれました。4人がステージに立って、演じ、歌っている姿を観ているだけで、幸せな気持ちで満たされました。
小さな2人の初舞台、『たけちーファミリー』の『ダンス・モンキー』に、客席側からも歌って、応援して、本当に嬉しい時間でした。
2回戦目、紅組。私たち『なんちゅう奴ら』の出番でした。
出番前に、私たち、力士のふんどしをお互いに確認しあって、「私は神の、ボディ&ソウル! みんなも神の、ボディ&ソウル!」を一唱。大丈夫、とお互いを信じて、土俵入りしました。
土俵入りをして、1人ずつ、一人相撲を取る劇を演じます。こんな、一人相撲ばかりしていては、前向きに生きていくことはできない。まさに、「なんちゅう奴!」。
5人の劇が終わると、ジャンヌ・ダルクの台詞を全員で言って、『ぶち破りラップ』でそれぞれの破るべき殻を、風船を割るとともに破っていく。
最後に、私たちの思いが籠った、替え歌の『ナチュラル』を歌い、アウトロで“信頼関係の種”を撒いていきました。
ステージへ出ると、みんなが笑ってくれました。みんなが、私たちのことを応援してくれていました。
緊張もしていたけれど、みんなが、肯定的に見てくれる空気を感じて、存分に、今まで積み重ねてきたものを、出し切ることができました。
ちょっと際どいかな? みんな、面白く思ってくれるだろうか、と思っていたところも、自分を全部さらけ出す覚悟で演じたとき、みんながたくさん笑ってくれて、みんなが、私の紅白バージョンの独白を、全部、受け止めて、忘却の力になってくれた、と感じました。
チームの仲間の劇に、みんなが大きく笑っているとき、心から嬉しくなりました。
「勇気を持って、自分を捨てて、時代を切り拓いていく一人に、なります!」
「自分を、捨てるのよ!」
決意と共に、ふんどしを腰の横に付けなおして、5人で『ぶち破りラップ』、『ナチュラル』を全力で歌いました。もう、思い残すことはない。私たちは、みんなの中でぶち破っていくことが、できました。本当に嬉しかったです。
対する白組、『スケバン魂』。このチームも、自分の弱点をみんなの前でさらけ出して、変わっていく、というコンセプトが、私たちのチームと似ていました。
「ああ怒られた。嫌われた。もう嫌だ。生きていたくない」
落ち込んでしまったさくらちゃんの元へ現れた、つきちゃん、まいちゃんのスケバン刑事。
「スケバンまで張ったこの、つきとまいが、なんの因果かこうなって、今じゃなのはなファミリーの仲間。怒られたいだけ怒られればいいさ。弱った根性、叩きなおせ」
でも、と食い下がるところへ、「なに言い訳しとんじゃい。そんな甘ったれた根性捨てちまえ」
「なんでも聞けばいいってもんじゃない。ごちゃごちゃ言わんで、自分で捨てるって言ったら捨てるんじゃ」
スケバン刑事の鋭く、熱い言葉が自分自身の心にも響きました。弱点をそのまま、さらけ出して、それを乗り越えていきたい、というさくらちゃん、ほしちゃんの姿にも、胸が熱くなる思いがしました。
「笑いたければ笑えばいいさ」
「甘ったれ根性は捨てたんだ」
「もう、迷わない」
4人の決意が籠った、『ウィ・キャン・ゴー』。清々しく、頼もしく、希望に溢れた歌声でした。
これで、前半が終了。前半から、どのチームも中身が濃くて、充実していました。
休憩時間に、ポップコーン、そしてなんと、超高級な、干し柿のおやつを頂きました。
干し柿を食べるのは、私は人生で初めてで、こんなにぎゅっと詰まった、美味しいものがあるのだ、とびっくりしてしまいました。
干し柿は、卒業生のまあちゃんが、贈ってくれたものでした。まあちゃんは、私がなのはなに来たころの、シスターさんでした。
遠く離れて、月日が経っていても、なのはなのことを思い続けてくれているのだ、と思いました。きっと、気さくで晴れやかな、まあちゃんの人柄が、変わっていなくて、なのはなの仲間であり続けてくれているのだろう、と思い、本当に嬉しかったです。
後半に入り、3回戦目、紅組は『まじドラゴン』でした。
「レナニウゾ、レナニウゾ(ぞうになれ)……!」
虫に魔法をかける特訓をしている、魔術師見習いのかにちゃん。師匠は遠い所へ出張中で、ぽつりと置かれた龍の杖は、決して、使ってはいけない。そんなところへ、深刻な相談の電話が。
魔術師見習いは、うっかり、自分を魔術師だと偽ってしまい、相談者の悩みを解決するために、あの、杖を使ってしまいました。
「呼ばれて飛び出て、ジャジャジャジャーン!」
杖から飛び出したのは、赤、青、黄の3匹の龍。龍たちは、悩みを解決するために、頓珍漢な答えを出していきます。その末、家の中は龍たちが火を吹く、暴れるのドタバタ騒ぎに。
そこへ、予定よりもずっと早く、帰ってきた魔術師、なおちゃん。本物の魔術師の登場によって、その場は収められました。
「龍の暴走は、君自身の未熟さの表れだと思いなさい。君がするべきは、魔法の特訓じゃなくて、人間性をみがくことだ」
魔術師見習いへの魔術師の言葉が、私たちにとっても、とても大切なことだと思いました。相談者は、自分の抱えている悩みが、自分だけのものではなく、魔術師見習いにとっても、3匹の龍にとっても、同じことだと感じて、前向きに生きていく希望を見出すことが、できました。
杖を無断で使ったお仕置きは、杖で1発、ガツンとノックアウト。そして、『オブリビオン』が歌われました。
対する白組は、ゲスト出演の、のぞみちゃん、やすよちゃん。
結成から1日だったけれど、短い時間にも2人が、のぞみちゃんの娘である、ゆりちゃんも一緒に、親密に練習をしてくれていたことを、教えてくれました。
なのはなファミリーのオリジナル曲『君が生まれた日』。2人の、透明感のある声や、キラキラとした表情が、本当にきれいでした。卒業生の2人が、紅白に出演してくれて、本当に嬉しかったです。
4回戦目、紅組はチーム『どこまでも』。
寝袋にくるまった4人。寝袋にくるまったまま、自分たちの弱点をコミカルに、話してくれました。
けれど、「私たちはただ、ちゃんとやりたい、どこまでも全力でいたいだけなんだ」と、お互いを認め合って、「勇気を持って踏み出して、理想の姿へと変わって見せる! どこまでも!」
寝袋を脱ぎ捨てて、南国の島の少女のような、爽やかな衣装で、日本語版、『ハウ・ファー・アイル・ゴー』が、歌われました。
4人が歌う姿から、なのはなファミリーを心の港にして、どこまでも、海を渡っていけるような、希望が感じられました。
対する白組、『ごきげんミッドナイト』。
ちょっと色が濃すぎるラジオ番組。ゲストには、ウィンターコンサートに登場した、あの、横瀬社長が、社長から芸人に転職して、出演!?
お便りを読んで演奏するのは、ちょっとずつ歌詞が違うけれど、全曲『オ・ヴァイ』。奥で曲に合わせて身体を揺らしている、あんなちゃん演じる、美しすぎるディレクターが、あまりにも印象深い。
異色な空気感、でも、団結しているチーム。ポップなキャスター2人、横瀬社長、お便りガールなっちゃん、黒いドレスのシンガー2人、そして、ディレクター。チーム、『ごきげんミッドナイト』の艶やかな『オ・ヴァイ』を何度も聴いていると、何とも言えない魅力に、引き込まれていきました。
5回戦目、紅組『モンキーオーディション』。
ミュージカルの“森のおさるさん”役を選出するためのオーディションにやってきた登場人物たち。ところが全組、付き添いの人たちの癖が強すぎる。
振り切ったコミカルな言動に笑わずにはいられないけれど、こんな人、現実にもいるよね。思わず、「ちょっと黙って!」と言いたくなってしまうくらい、全部を自分の思い通りにしようとする付き添いたち。オーディションの場で、『ダンス・モンキー』を歌う主人公の3人は、途中から、求められていたものとまったく違う歌詞で曲を歌い上げ、颯爽と会場を飛び出していくという、痛快な結末でした。
対する白組は、『シックスガガ・リーズンズ』。このチームは、とにかく迫力満点でした。
日本全国から、行き倒れになって、なのはなファミリーに流れ着いた、ひろちゃん、しなこちゃん、すにたちゃん、そして、りゅうさんの4人。4人の鬼気迫る、演技。一人ずつ立ち上がって、震えながらに心情を話すけれど、声も身体も震えすぎて、内容がほとんど分からない。衝撃的な、迫真の演技でした。
利己的な社会での現実に打ちのめされてしまった4人に、まえちゃん、ゆきちゃんが、なのはなファミリーでどう変わっていくか、予言します。それは、本当の4人の姿。
しぶとい4人も、まえちゃんたちの言葉に心を動かされて、正気を取り戻しました。そして、歌われた、本気の『ミリオン・リーズンズ』。メイクもレディ・ガガになりきった4人が、劇とは一転して真剣に歌う姿が、本当に、美しかったです。
*
これで、みんなの対戦が終わりました。
紅白の大トリを飾るのは、お母さんとお父さんの歌。
紅組ではお母さんが、『倶(とも)に』という中島みゆきさんの曲を、なのはなで初めて、歌ってくれました。
倶に 走り出そう
倶に 走り継ごう
生きる互いの気配が ただ一つだけの灯
お母さんの歌を聴いていて、涙が出ました。みんなが、前向きな決意を込めて全力で演じる紅白のステージを観て、感じた気持ち。それは、この曲と同じなのだと思いました。
そして、この曲を力強く、全力で歌うお母さんの姿が、灯であり、大きな大きな、私たちの希望だと感じました。
一人ひとりがどの段階にいても、お互いが、決して諦めず、前向きに生き続ける気配だけが、私たちの希望であり、命を繋ぎ留める灯だと、思いました。そんな仲間を、なのはなファミリーの家族を、大切にしなければいけない、と思いました。
白組は、お父さんの『傘がない』。
お父さんは、機会のあるごとに、この曲を歌ってくれて、その姿が、ずっとずっと、変わらないものであることを、感じます。
行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の町へ行かなくちゃ 雨の中を
お父さんの『傘がない』は、いつだって、泥臭く、雨に打たれて“君”の元へ走って行く、全力なお父さん、そのものだと思いました。
お父さんが生きる姿は、何歳になっても、変わっていないこと。なのはなファミリーのお父さんとして、ずっとずっと、走り続けていることを、お父さんが歌う姿から、改めて感じられました。
私たちは、そんなお父さん、お母さんに守られて、なのはなファミリーの家族としていられるのだ、と思いました。
今回の紅白歌合戦で、自分がチームのみんなとステージに立って、みんなのステージを観て、深く感じたことがありました。
私たちは、自立へ向かって行く途中経過にいます。それぞれに課題があって、お互いが凸凹してしまうことも、あります。
けれど、一人ひとりが、自分の課題を見つめ、「良くありたい」という思いを持っている。途中経過のどの段階にいても、今は凸凹があっても、目指す方向は同じ。
一人ひとりが諦めずに、生きることに向かい続けることが、みんなの希望になっていて、私たちは、命綱で結ばれた仲間なのだ、と思いました。
そして、紅白では、一人ひとりの表情がよく見えて、一人ひとりが、大好きだ、と思いました。私の、かけがえのない仲間なのだ、と思いました。
![IMG_0318 IMG_0318](https://nanohanafamily.jp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_0318.jpg)
紅白のステージ、という場で、改めて、なのはなのみんな、お父さんお母さんが、どういう思いで日々を生きているのか、ということが伝わってきて、それを感じ取れたこと、自分自身も、精一杯で演じ、みんなに受け止めてもらえたことが、本当に嬉しかったです。
今の仲間と、必ず、成長していくことができる、これからもお互いを命綱にして、良く生きていくことができると、信じよう、と思いました。
涙が出るほど笑いながら、大切な仲間を肌で感じられた、“新春・紅白歌合戦”の時間が、本当に嬉しかったです。
(りんね)