1月6日(土)「バディ・チームと、良いパフォーマンスを目指して」

1月6日のなのはな

 1日を通して、明日の夜に行われる「新春 NHF紅白歌合戦」の準備をしました。
 前日の夜と、この日の午前には、チームごとに衣装考案をまわして、本番に着る衣装を決め、午後にはおよそ半数のチームのリハーサルを行いました。

 着々と、各チームの出し物が形になっていっています。
 紅白歌合戦ではありますが、なのはなファミリーのみんなの舞台は歌だけに留まりません。どのチームも、『脚本』があり、その寸劇がチームによっては、『寸』ではなく、20分を超える超大作になっているチームもあるようです。
 いちから自分達でつくっていく、産みの苦しみはあるものの、『小さく産んで大きく育てる』をモットーに、大変さも、形になっていく喜びに変わり、みんなでつくっていくその喜びの方が大きいと感じます。

 

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●新しい仕組み『バディ制度』

 今年の新しい取り組みの1つが、バディ制度です。今年の新春紅白のテーマは『仲間』です。その『仲間』にちなみ、すべてのチームにバディチームを作り、そのバディチームと相談しても良く、協力し合い、出し物を作る。MCはバディチームに書いてもらい、自分達もバディチームのMCを書く。さらに、バディチームへの応援メッセージを書きます。

 今日のリハーサルでは、バディチームに見てもらいました。客観的に見てもらい、そして自分達もバディチームの出し物を見て、互いに客観的な意見を言い合いました。

 自分達だけでやっていると、客観性がなくなっていくところがあるけれど、他の人に見てもらうことで、客観性が出て、クオリティを高めることができるように思いました。
 このバディ制度が、とても心強くて、嬉しく思いました。

 脚本を考えるのに、行き詰まってしまったとき、相談することが出来るチームがあり、客観的意見をもらえることは、とても心強く、人の数だけ意見をもらえて、より客観性や、面白さが増すように思いました。相談できることも嬉しいけれど、相談に来てくれることも嬉しいなと思いました。

 この協力態勢が『仲間』という感じがします。自分達だけでなく、バディチームも共によいものになるよう、力を合わせて、作り上げ、明日、精一杯表現したいと思います。

 

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●リハーサル

 はじめにも触れましたが、午後にリハーサルを行いました。
 なのはなバンドメンバーの生伴奏で、マイクで歌を歌うことが出来るという、なんと贅沢なことでしょう。
 バンドメンバーが、全てのチームの曲を演奏してくれます。それだけではありません。各チームからの要望に応じて、曲を途中で切ったり、繋げたり、一部分を演奏したりと、対応して演奏してくれて、流石なのはなバンド、凄いです。

 

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 照明さんもいてくれます。こちらは、コンサートの照明さんではないのですが、みんなの中から協力してもらい、照明を担当してもらっています。脚本や楽譜の上で説明し、リハーサルに臨みましたが、要望の通りにしてくれて、本当に凄いなと思うのと共に、有り難いなと思いました。照明があることの効果は高いと感じます。スポットライトやミラーボール、ステージを照らすステージライトに、部屋の全体を明るくする電気。それぞれのチームで演出と共に、雰囲気を作るため、照明も考えています。

 

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 私達のチームは、脚本の土台は出来ていたものの、全体を通して全員での練習が出来ないままでのリハーサルとなってしまいましたが、今の精一杯で臨みました。
 劇では、普段自分が思っていること、自分の変わりたい気持ちを込めて演じます。演じるといっても、普段の自分でもあります。
 リハーサルで見てもらい、笑ってもらうと、(あぁこれは面白いことなのか)と客観的な意見が分かり、嬉しかったです。
 ありのままの自分をさらけ出し、みんなに笑ってもらって、壁を壊したいと思いました。
 話すスピードや、間の取り方でも面白さが変わってくると思うので、研究し、練習して、みんなに伝わり、面白く見てもらえるように、頑張りたいと思いました。 

 バディチームのみんなに友情出演もお願いすると、快く引き受けてくれて、ぶっつけ本番だったけれど、希望通りに演じてくれて、流石みんなだなと思いましたし、嬉しかったです。

 

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 自分のチームも相手のバディチームのリハーサルを見させてもらいました。あるものをモチーフにし、1人ひとりが、自分から離れて、思いっきりなりきって演じている姿が、素敵でした。衣装を着たら、さらに見応えがあるのだろうなと思いました。1人ひとりの決め台詞が、耳に残り、今年の紅白の印象的な台詞の1つになりそうだなと思いました。

 お客様になりきらずに、プレイヤーとして、仲間として、もっと良くするために、どうしたらよいかという視点でも見させてもらい、リハーサル後に話し合うことも出来ました。
 台詞を大きな声で言う事を教えてもらったのですが、明日は、台本を手放して、自分の言葉で、思いっきり表現したいです。大きな声でハキハキと、堂々と、自分を捨てて、全てを楽しみたいと思います。

 

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●実行委員として

 私は、実行委員をさせてもらいます。実行委員のオープニングの寸劇は、なおちゃんがつくってくれて、コンサートのある一部分をモチーフに作ってくれましたが、それが、とても面白いのです。その面白い脚本で、人が動いて、しゃべってさらに面白いものとなり、活きるよう、頑張りたいと思います。

 今日は、プログラムの文字書きも進めました。各チームからチーム名も募集しましたが、それぞれ、何やら意味の込められたチーム名が、チームの名前だけでも面白さが伝わってくるようでした。

 トリを飾るのは、お父さん、お母さんです。お父さんお母さんの曲名も聞き、お母さんは初めて披露する曲を歌ってくれます。お父さんお母さんの対決もとても楽しみです。

 改めて、表現することがとても楽しいと感じます。そして、やっぱり好きだなと感じます。それが、自分だけじゃなくて、みんな同じであることも感じます。みんな、良くなりたい、殻を破りたいという気持ちも同じなんだということも感じます。

 ここにいるみんなが『仲間』なのだと改めて感じます。何事も、全力に向かい、全力で楽しむ。そして、協力する気持ちがある。そんな仲間がいること、力を合わせて作っていけることが、本当に嬉しくて、力が湧いてきます。
 古吉野中に練習する声や、笑い声が響いています。みんなが笑顔で、幸せな気持ちになります。
  
 明日が本番というのが、信じられない気持ちもし、緊張もします。
 目の前の自分の役割に誠実に、全力で取り組み、良い紅白にしたいと思います。

(ひろこ)