「道を拓いて」 なつみ

1月2日

 昨日は日記を書けなかったので、今日は2日分、書こうと思います。

○お屠蘇と新年の抱負

 歳の順で食堂の席につき、お父さんお母さんが最初に今年はどんな年になるか、話してくださいました。

 なかでも、わたしが印象に残ったのは「今の時代の流れや風潮があって、それに乗れない人ばかりになったら、どうするんですか」という、お父さんの言葉です。
 前々回のコンサートではないけれど、あおり運転とかいじめとか、人間関係の中に殺伐とした、窮々とした空気がどこにもあって、それに対して正義を通そうとする人はいないし、弱肉強食の様に、強いものが勝ち、弱い者はされるがままになるような、そんな時代になっていると思います。
そのことは、当たり前であってはいけないのに、当たり前としている大人がいて、それを見て、当たり前なのだと覚える、人はそういうものだと思う子供がいる。
 じゃあその人間の在り方、時代の流れが長続きするかというとそうではなくて、メジャラブルではないけれど、現時点で精神病と診断されている人や、不登校、社会に出れない人、そういう人は、数えきれないほど居て、苦しさを感じずに生きられる人は、数少ないと断言できるのだと思います。

 誰もが生きにくさを抱えている時代で、その生きにくさの答えを知っているわたしたちの役割、それは、コンサートの脚本にあった通り「新しい時代を切り拓いていくこと」。
 お父さんは具体的に、お父さんお母さん、スタッフさんが積み重ねてきた経験を、何らかの形にして、なのはなファミリーの外に持ち出せるようにしたいと話されていました。
 どうすれば、苦しくなく生きることが出来るのか、その答えを知ることが出来たら、きっとこんなわたしでも、良く生きたいと思うことが出来るのだから、世の中の人も、賛同するだろうと思います。お父さんのみつけたことは、人として当たり前だけれど、今の時代では目から鱗なのだと思います。

 わたしたちは、新しい時代、世界を作る使命があること、それを忘れてはならないと思いました。

 わたしの今年の抱負は、素直な心を持つことです。
 去年、まえちゃんが話してくれたこと、良い人間に見える人ほど穴ぽこが大きくて、そして、穴ぽこがあるほど、良い人間になれるチャンスがある。つまり、穴ぽこは、神様からのプレゼントだと、それを埋める努力は楽しいものだと、まえちゃんは教えてくれました。
 だから、わたしは自分自身の欠落と向き合って、埋めていきます。
 今日の書初めの抱負は、努力と書いたけれど、欠落、未熟さを埋める努力を当たり前に、人として当然のことにします。そうやって、わたしは、わたしだから拓ける道を拓いて、みんなと新しい世界を作る一人として、進化します。

 今日のなのはなで、福笑いと豆つかみの記事をたっぷり書かせてもらったので、日記では割愛しますが、本当に、こんな面白いゲームを企画して、楽しませてくれた実行委員さんに、感謝の気持ちしかないです。わたしはもう一回やりたいです。
 そして、百人一首の実行委員も、ちさとちゃんが総括してくれて、時間は過ぎてしまったけれど、みんなが楽しかったと言ってくれて、良かったです。
 スタッフさんの、みんなを楽しませる力が、すごいなと思います。利他心です。
 わたしも、これからの羽根突きとかコマ回しも、自分が楽しむことばかり考えるのではなくて、みんなにとって良い存在、良いプレーヤーでありたいです。

 少しずつでも、大人になりたいなと思います。

 夜には紅白の集まりをしたのですが、かなり進みました。
 ちかちゃんが楽しみにしてくれているようで、とっても嬉しいです。
 今日作った脚本の一部を進化させて、より癖の強いキャラにできるよう考えます。

 おやすみなさい。