「得た希望」 なつみ

12月31日

 今日は大晦日。明日は新年になるのだと思うと、ちょっと信じられないような気がします。そのくらい、今年があっという間で、コンサート期間があっという間でした。

 昨日の夜、布団に入ってから、ふと、今年1年を振り返り始めたのですが、一番印象に残っているのは、9月と10月です。
 9月は、気持ちが絶望の真っただ中で、自分がどうしてここにいて生きているのか、とても考えました。その中で、発見することはあったけれど、でも何より、みんなの存在の大きさに気が付いたときは、自分はみんなによって生かされているのだと思いました。

 わたしは、みんながここで、人間らしく生きている姿に強い希望を感じていて、それは、わたしが治りたいと思う理由だったり、治ることを諦められない理由だったりしています。10月に、わかってもらえないだろうと決め込んで、だんまりを貫く私に、まえちゃんが話してくれた言葉を、今でも沢山思い出すし、その時を思い出すだけで、涙が出ます。まえちゃんの存在、言葉も、わたしにとって、大きなエネルギーです。

 わたしは、今年のウィンターコンサートで、自分がなのはなに来ることが出来て、大人数の不特定多数の人に、自分の体験を共感してもらって、仲間と共に作っていく新しい世界に賛同してもらって、そのことを同じように嬉しく思う仲間がいて、わたしは、神様から愛されていると思ったし、神様に生かされて、生きるべくして生きているのだと思いました。
 お父さんお母さん、なのはなファミリーは、神様からの愛情の証だと思いました。

 今年は、感じていた絶望以上に、得た希望が大きくて、良い1年でした。

 皆から、沢山の希望をもらった分、来年は、わたしが作っていく1人になります。
 稲盛和夫さんが話されている「素直な心」を持って、穴ポコだらけの自分を成長させて、わたしと同じように傷ついてきた人の希望となれるように、いつも、どうありたいか、どうあるべきか、自分を捨てて、理想を求める、理想に近づく生き方をしていきたいです。

 未熟すぎるくらい未熟な私ですが、お父さんお母さん、みんなのことが、本当に大好きで、感謝の気持ちでいっぱいです。
 今年も1年、本当にありがとうございました。
 来年は、もっと力をつけて、みんなの力になれるように頑張るので、よろしくお願いします。