12月28日のなのはな
今年も残すところ数日となりました。なのはなファミリーではお餅つき、大掃除が終わり、着々と年を越す準備が整っていくなか、いよいよ、おせち・お正月遊びの準備が始まりました。
年末年始の流れや、おせち・遊びを一緒に作っていくチームの発表が、今朝行われました。
今年は、ウィンターコンサートが12月24日と、例年よりも時期が遅かったため、いつもは大みそかに行っていた紅白歌合戦を、年明けに繰り越し。その代わりに、大みそかの夜には、お父さんお母さんのライブが行われることになりました。
紅白歌合戦は、三が日にも組み込まれている準備期間を入念に使って、『新春・紅白歌合戦』となることに。
やっぱり、紅白歌合戦は妥協無しに本気で向かって行きたい、というみんなの思いが、伝わったのかもしれません。それに、大みそかにお父さんお母さんのライブが聴けるということが、本当に待ち遠しいくらい、わくわくした気持ちになりました。
少し特別な、今回だけの年末年始の流れが、新鮮で、嬉しかったです。
チーム発表では、私は、あゆちゃんチームで、おせちは『伊達巻き』、『白菜サラダ』、遊びは『コマ回し』、『二人羽織、福笑い』になりました。遊びは、福笑いもさらに加わって、例年よりも担当する数が多かったです。
けれど、コンサートをみんなで乗り越えてきた今の流れで、きっといい風に、遊びやおせち作りにも、チームで協力をして向かっていける予感がしました。
午前のはじめに、全員で家庭科室へ集合し、河上さんの説明を聞いてから、おせちの下準備をしました。
河上さんからは、とにかく一工程ずつ、行う前に確認をしっかりとすることを教えてもらいました。おせち料理には、普段は作らない特別な料理がたくさんあります。
実は、過去には、河上さんのいなかったところで起こってしまった、今では笑い話になっている失敗談がいくつもあるのです……。
縁起の込められた料理ばかりの、新しい年に初めていただく、大切なおせち料理です。確実に美味しいおせちになるように、慣れていない工程を河上さんに必ず確認して作っていきたいと思いました。
今日は、下準備として、食材を揃えたり、調味料を量ったり、昆布を水に戻したり、各チームのおせち料理ごとに準備をしました。
私のチームは、材料を揃えてから、白菜サラダの野菜のカットまでを行いました。
白菜は13キロ。彩りには、真っ赤な京人参。香りづけには生姜に、柚子の皮。たくさんの材料があったけれど、チームの5人で切っていくと、あっという間に切り終えることができました。新鮮で瑞々しい野菜を、ざっくざくと切っていけたことが、とても嬉しかったです。
白菜サラダは、後は、調味料と混ぜ合わせるだけ、というところまで準備が進みました。
遊びの準備は、みんなで机を囲んで、今回ならではのルールを考えるところから、始まりました。
今回のお正月遊びのテーマは、『仲間』。遊びが得意な人も、苦手な人も、それぞれが貢献できて、チーム全員で協力し、嬉しさを分かち合えるような、遊びにしていきたい、ということを、テーマを考えてくれたあゆちゃんが、話してくれました。
私も、お正月遊びは少し苦手意識があったけれど、そんな風に、苦手な人も、みんなが楽しめるように、と考えてくれた心遣いが、とても優しくて、嬉しいなと思いました。
コマ回し、二人羽織に福笑い。
どんなルールにしたら、みんなが協力して楽しめるか。あまり複雑になりすぎても、面白さがなくなってしまうけれど、どこか今回ならではの新しさを加えて、新鮮な気持ちでみんなに楽しんでもらいたい。
そんな思いで、今年のコンサートにちなんだキーワードも登場させながら、「こうしたら面白いんじゃないか」とみんなでいろいろとアイデアを出していきました。
まだ、お父さんお母さんに確認に行っていないため、確定ではないけれど、自分たちなりに、きっとみんなに楽しんでもらえそうだ、というルールを考えることができました。
みんなで、ときには突飛なアイデアに笑い合いながら、話し合いをできた時間が、とても嬉しかったです。
最後には、今の段階でできる道具の数出しなどの準備も行いました。
今日のことを振り返ると、1日だけとは思えないくらい、いろいろなことを、チームで協力して進めることができました。
年末に紅白歌合戦が迫っていないというのは初めてのことで、その分落ち着いた心境で、おせちやお正月遊びの準備に、まっすぐに気持ちを向けられていることを感じます。
おせちも、遊びも、実りのあるいいものにしていけるように、チームの中でできる役割を、一生懸命果たしていきたいと思いました。来る年末年始が、本当に楽しみです。
(りんね)
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新年を迎える準備で、須原さんとるりこちゃんと門松作りを進めました。
門松は、お正月にやってくる歳神様に迷わず家に来ていただくための目印とする意味や、歳神様が降りてこられた時に宿る依り代、1年の幸せを願うもの、長寿を願うものという意味が込められるそうで、縁起の良いものを集めて飾りました。
午前中は竹を取りに行きました。孟宗竹を取りました。須原さんが、おめでたいものだから、新しい1年目の竹を使おうと言ってくださり、1年目の竹で太い所が直径12センチくらいあるものを探しました。2年目3年目の竹は節の下が黒くなっていて、1年目ものは節の下が白いと教えてもらいました。
節の下に黒でなく真っ白い粉がついているものは、かぐや姫のお話を思うくらい、神々しく、竹林の中でもパッと見て分かりました。1年目なので根元にはまだタケノコのときの茶色い皮があり、でも、背丈は1年目とは思えないほど10メートル以上になるものもあって、驚きました。
竹は成長が早いので、生命力、繁栄の象徴として飾られるそうです。
鋸で、節を挟んで斜めに切りました。節が丁度良いところにきて、切り口が微笑むようにするのが難しかったです。
今日は竹の他に松(1年中緑の葉を生やしていることから縁起の良い木)、梅(1年で初めに花が咲く木として、年の始まりを意味する)、苔、葉ボタン(葉がフリフリと重なることから良いことが重なる)、熊笹を飾るところまでできました。
明日、南天を飾り、桶の周りに竹を並べてしめ縄を結んで完成の予定です。
(さくら)