12月26日(火)「よい年越しを! ―― お餅つき、無事に完了」

12月26日のなのはな

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 お正月に向けての餅つきをしました。
   前日に、中庭や体育館で、臼や杵、せいろや、コンロ、机など必要な道具のセッティングをしたり、手分けして会場設営をしていると、気持ちが弾みました。1年に一度のこの行事が、私はなぜか、とても心が浮きたちます。
 なのはなの餅つきは、主に、お正月3が日にみんなで食べるお餅をつきます。
 今年は、石臼と、木の臼と、機械を使って、鏡餅用に1臼、丸餅を17臼、豆餅を17臼、餅つき当日の昼食用に生餅を4臼つくことになっていました。
 前日には、まりこちゃんが声をかけてくれて、各担当の人が集まり、段取りや流れの確認や打合せをしたのですが、その時間も和気あいあいとしたものでした。

 当日は、予定どおり、臼と杵でつく人、餅を返す人、ついた餅をもんだり丸める人、機械つきをする人、米を計量してせいろにセットする人、コンロと蒸し器につく人、丸めた餅を管理する人……といったように、それぞれの担当に分かれて、餅つきを進めていきました。

 

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 午前9時頃には永禮さんが来てくださいました。私達は餅つきを、土日のお仕事組さんや人数が多い日に行うことが多いのですが、今年は平日の人数が少なめのときに行うことになったため、心強かったです。いつもより長めの時間を予定していました。
 そういうこともあって、餅つきに臨んだ私達は、それぞれ気合が入っているように感じました。

 私は、須原さんと、しなこちゃんと、コンロと蒸し器について、米を蒸したりせいろを運ぶ役割をしました。実は、私は、以前にも、須原さんと一緒にコンロと蒸し器を担当させてもらっていて、どんな流れで進めるといいかということなど、わかる部分が多く、この仕事ができることを楽しみに思っていました。

 

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 9時半からの餅つきスタートに向けて、台所からコンロやお湯を運んだり、9時にはせいろに米をセットして、蒸し始めました。
 臼にお湯を入れて温めたりなどしているうちに、みんなが集まってきて、1臼目も蒸し上り、餅つき開始となりました。
 今年は晴れたり曇ったりしていましたが、風がなく、餅つきしやすい日和でした。中庭で餅を「よいしょ、よいしょ」の掛け声とともについているみんなが、生き生きしていて、表情も明るくて、楽しそうでした。

 

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 始まってからはノンストップで、せいろを臼に運んだり、米が入ったせいろを重ねたり、蒸し加減をチェックしたり、お湯を足したり、お湯を運んだり、臼の様子を見に行ったり、臼についている人と「次いきます」「いけます」など声をかけあったり……その時間が楽しいのです。
 指で潰して芯が残らないくらいがちょうどいい蒸しかげんです。

 

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 餅つき機は、りなちゃんや、お母さんが担当していて、豆餅を綺麗に作るにはどうしたらいいか試行錯誤していたり、お父さんが見てくださっていたりして、餅がつきあがる様子や、その光景を姿を見ているだけで、楽しく、ほんわかした気持ちになりました。

 

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 私のポジションからは、臼のほうも、丸めのほうも、すべてのところが見えていて、どこを見ても、活気や笑顔があって、楽しそうでした。
 つきあがった餅は、お母さんや、河上さん、あゆちゃんたちが千切ってくれて、それを掌の上でコロコロ転がして、綺麗な丸餅に整形していきます。私も手が空いたとき、少しさせてもらったのですが、ほんわり柔らかくて、暖かくて、時間が経ってしまうと固くなりはじめ、綺麗に整形できなくなるので、餅の扱いはスピードも大事です。
 丸めた餅は、もろぶたに並べて、餅の管理を担当してくれている人たちが、運んでいきます。

 

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 餅は順調につきあがっていきました。
 しかし、途中、私が豆餅に入れる豆の分量を間違って臼のほうに渡していたことに気づき、豆餅の3臼は豆が予定の半分の餅になっていました。急いで、お母さんや、段取りをしてくださっていた河上さんやまりこちゃん達に報告したのですが、米も予定より余っているということで、豆餅を2臼追加でつくことになり、申し訳なかったのですが、何事もなかったかのようにフォローしてもらえて、ほっとしました。

 

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 この日、臼と杵で餅つきをするのは初めての人もいましたが、終盤になってくるとみんなが上達していたと、お父さんが話されていました。
 最後の蒸し器の米が蒸し上がってから、片付けの途中で、私はたまらず、中庭に出て、杵を持たせてもらって、一度、餅をつかせてもらいました。
 みんなの「よいしょよいしょ」の掛け声に合わせてついた餅の手ごたえは、弾力があり、はじめの一振り目は力が甘かったのか、杵が横に傾ぎました。力を込めて叩くと、応えてくれるようでした。

 

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 最後の臼がつきあがり、その間に配膳を担当してくれていた人たちが、お昼を報せてくれました。
 みんなでいただいたつきたてのお餅は、柔らかくて、でも弾力があって、美味しかったです。
 年末は、これから、大掃除や、おせち準備など、やることが盛りだくさんですが、みんなと協力してよい年越しができたらいいなと思います。

(あんな)

 

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〈おせち料理など、年末年始に使う野菜の収穫もしました!〉

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