
12月19日のなのはな
ウインターコンサートへ向けた、勝央文化ホールでの準備2日目を迎えました。
2日目からは、なのはなの全員が、このホールで1日過ごすことになります。

ホールに入ると、ステージには舞台背景が組み立てられており、照明で照らされていました。
感嘆の声も出せないほど、立ち尽くしてしまいました。
舞台の幅いっぱいに組まれたフレームの中には恐竜の巨大標本。頂点にはキラキラと色とりどりに輝くドーム。そして、中央にある洞窟の先には、不思議なオーラを放つ魔法陣……。
近づけば、何かが起きてしまう!? 想像もつかないような非日常の世界に引き込まれる、今年のテーマ「魔女と恐竜」が融合している舞台背景が、圧巻で、大迫力でした。
お母さんやまえちゃんが見せてくれていた舞台背景のデザインが、本当に視界いっぱいに広がっていて、実現されていることが、うれしいなあと感じました。
午前中は、コーラスとダンスの場ミリをしました。
自分と対称の位置に立つ子、前後に立つ子、隣に立つ子と、位置が揃っているかどうか、細かく細かく決めていくことができました。
舞台での目線も、確認しました。広くて大きいホールのなかで、たった一点を、みんなで見つめている。ただの目線ではなくて、みんなと気持ちを集めて飛ばしている感覚がわかって、心強かったです。
午後から夜にかけて、劇の場ミリと、出はけの練習をしました。
体育館とは違うステージで、どの幕を通るのか、出はけや道具を出すタイミングも、かなり変わってきます。
お父さんや、あゆちゃんが位置もタイミングも見てくださって、どんどん良くなっていくことを感じました。
もっとスピーディに、もっと無駄なところがなく、洗練された形に変わっていくのが、自分たちで動いていても、気持ちが良かったです。
今までは、「ホールに行ったら少し変わるかもしれないね」と話していたいくつもの場面が、これで位置が確定し、この形でコンサート本番を迎えるのだと思うと、気持ちがぐっと引き締まりました。
そうそうなのはなのコンサートのホール入りと言えば、ロビーでの食事休憩です。
ロビーには、すでにコンサートのポスターが貼られてあり、そのピンク色と紫色が目に留まります。夕食のときには、お仕事組さんが笑顔でホールに帰ってきてくれて、みんなでコーラスの歌いだしを斉唱してから「いただきます」をしました。家族全員が集まって、ホールがお家になったように、なのはなのみんなの空気が広がっていました。

改めて、こんな大きなホールで表現する機会をいただけることが貴重だと感じたし、ここで、どこを切り取っても胸に響く、伝わるような表現がしたいです。
残り短い期間だけれど、ホールでみんなと過ごす生活を、大切にしていきます。
(みつき)
