「『クリーピン』」 ななほ

11月24日

 今、あゆちゃんたちと『クリーピン』のダンスとコーラスを合わせをしてきて、主要役者のみんなやダンサーの子たちと一緒に曲を作り上げていく時間が嬉しかったです。

 主人公の女の子たちが自分たちの生きる場所、生きられる道を求めて島へ走っていく姿、そして「これで助かった」と思ったら、目の前で崩れ落ちていく島。

 主人公の女の子たちは、なのはなファミリーに来る前の私たち自身だし、今の私たち自身でもあるのを感じます。

 そして、コーラス隊は主人公の女の子たちを助ける役割を果たしている島です。あゆちゃんが、島の住人や島は女の子たちを陰で助けている、女の子たちの命をつなぐ役割を果たしていること。いまはまだ、女の子たちは島が自分たちを助けてくれていることに気が付いていないし、島の住人たち自身もこれでいいのか本当には分からないところもあるけれど、島はどっしりと構えて守っているということを話してくれました。

 役者メンバー、島の住人であるダンサー、島となるコーラス。

 それぞれの役割を考え、知ったうえでコーラスを歌うと気持ちが入りやすかったし、あゆちゃんが、
「みんなの気持ちが揃うと、本当に感動する。これだけで、劇以上にみんなの気持ちや伝えたいものが溢れているし、気持ち1つで本当にダンスやコーラスが劇のようになる」
 と笑顔で話してくれました。

 みんなとダンスやコーラスを作っていくとき、なのはなファミリーでは第一に気持ちを考えるから、私自身もやる意味があるのを感じます。

 ただ正しく踊る、正しい音で歌うのでは意味がないし、私もどこかでやる意味が分からないように感じてしまうかもしれないけれど、なのはなではこの曲に込める気持ち、どの曲にも動きにも伝えたいことがあるから、なのはなのコンサートだし、私たちの回復につながるコンサートなんだなと思うと気持ちが引き締まります。

 昼食の放送が鳴ってしまったので今日はここまでにします。