「オーロラのような」 りんね

11月11日

 午前中は、明日、美野で行う敬老会の場ミリへ行きました。
 今までのイベントに比べると規模は小さいけれど、コンサート前最後の、大切な本番だと思いました。お客さんとの距離がとても近くて、表情が大切だと感じました。
 今日、確認した場ミリをもう一度思い出して、本番でも正確に立てるようにしていきたいです。今から気持ちをしっかりと作って、なのはなのフラダンサーとしての笑顔で、堂々と踊れるように頑張りたいです。

 また、当日の午後に行われるというカラオケ大会の機材のチェックで、主催者の方から声がかかり急遽、誰かが歌う必要ができたとき、お父さんが『よろしく哀愁』を歌ってくれたことも、嬉しかったです。急に始まったので思わず笑ってしまったけれど、歌とともに、お父さんがプロのように空気を纏って、力強い、艶のある声で歌っている姿が、かっこよかったなと思いました。

 場ミリから帰ってくるとき、お父さん車を先頭にして石生田んぼを走っていると、目の前の那岐山に、驚くほど大きな虹がかかっていました。
 那岐山の上に分厚い雲があり、その下を帯状にかかっていて、山から湧きたつオーロラのような、虹でした。
 日常で観る風景とは思えないような、スケールの大きい光景をみんなで観て、すごいな、綺麗だな、という思いを共感できたことが嬉しかったです。
 そんな清々しい思いで古吉野へ帰ると、図書室から『エラスティック・ハート』のコーラスを歌っているみんなの声が聞こえてきました。
 さっき見たばかりの虹と、天使の声を彷彿とさせる、澄み渡ったコーラスが重なって、運命的に感じました。
 神様から、コンサート、そしてなのはなファミリーの展望が、きっといい方向へ進んでいくことを知らせてもらえたようだと思いました。とても嬉しかったです。