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11月4日のなのはな
「主体性と魅せる意識を持つ」。
音楽合宿第8弾のテーマにこんなものがあります。
昨日から始まった第8弾 音楽合宿。明日は勝央文化ホールで開かれる勝央町文化祭への出演も控えており、午前中は文化ホールへリハーサルに行きました。
外でのイベント出演は毎回のこと、1人ひとり動きや出演する曲目、役割は違うため、主体性をもって自分で考え判断し、自分の行動に責任を持つことが大切です。
文化祭のリハーサルでは私たち、なのはなファミリーだけではなく、地域の出演される方々や文化ホールのスタッフの方々がいらっしゃる中で、舞台に立っているときだけではなく、舞台袖に待機しているときから見られている意識、魅せる意識で緊張感を持ちました。
文化祭はウィンターコンサート本番と同じ舞台に立つことのできる大切なイベントです。袖に待機しているときから、みんなと背筋を正し、ピリッとした気持ちで舞台に上がる気持ちを作ると、ウィンターコンサート本番の鋭く、厳しく、それでいて心の底からワクワクするような感覚が蘇ってきて、この気持ちを忘れたくないと思いました。
私が思うウィンターコンサートの醍醐味の1つに、舞台袖の空気感、待っているときの空気感があります。自分が舞台に立っているときだけではなく、控えているときでも気持ちにオンオフをつけずに、常に舞台を回してくれている仲間に気持ちを向け続け、飛ばし続けること。
目には見えないけれど、舞台袖に控えているときに持っている緊張感が、そのまま舞台に立った時にも表れて、より、お客さんを私たちの作る世界に引き込んでいけるような気がするし、私たち自身も、気持ちが引き締まります。
リハーサルでは、体育館とは違い、色とりどりの照明に照らされて、より気持ちが高まりました。
ステージに立っていると、
(どこを切り取られても、どこを見られても恥ずかしくないような表情や立ち振る舞いをしていたい。心の中まで、全て見られても私に嘘はないし、何も隠すものはない)
というような気持ちになったし、これは普段の生活の積み重ねから得るものであって、普段から魅せる意識や理想をもって、そこに近づいていく生き方をしていたいと感じました。
明日は文化祭本番です。来てくださったお客さんに、
「ぜひ、12月24日はなのはなファミリーのウィンターコンサートに行きたい」
と思っていただけるように、気持ちを前に出して明日に向かいたいです。
そして、午後からはお楽しみのコーラスの振り入れとダンス練習。
再来週からはウィンターコンサートの通し練習も予定しているため、
「今日教えてもらったことは今日中に覚える、そして次に合わせる時までに完璧にできるようにする」
という覚悟をもって練習に向かっています。
コーラスの振り入れでは、『ナチュラル』と『セニョリータ』の2曲をあゆちゃんから教えてもらいました。
『ナチュラル』はまえちゃんが考えてくれた迫力のある、力強いダンスを踊るダンサーと同じような振りが出てくるのですが、それはカオスだけれど、みんなの気持ちがそのまま前に出ていき、踊っていてもものすごく楽しいです。
「易々と獲物になるな 狩りに行け」「お前は崖っぷちに立っているんだ 顔を上げて立ち向かえ なぜならお前は…… そう、選ばれしものだからだ!」
あゆちゃんが訳してくれた『ナチュラル』の和訳の気持ちになって、腹筋を使って声を出し、勢いよく両手を上に突き上げて歌うと、ものすごくスッキリするし、きっと見ているお客さんも、スカッとするだろうと思いました。
受け身の人生ではなく、常に発信する側として生きる。負けの姿勢ではなく、攻めの姿勢で生きる。私たちは、一度は傷ついて苦しんできたけれど、それを乗り越えて前向きに生きる強さがあるし、摂食障害になったものとして、自分の人生をかけて、どこまでも強く、まだ見ぬ誰かのために生きていく。
『ナチュラル』を歌っているとそんな私たちの気持ちにぴったりに感じます。
そして、『セニョリータ』は指パッチン(かっこよく言うと、フィンガースナップ)が印象的だったり、みんなとタイミングをワンカウントずつずらしながら花開くように手を広げていく振り付けが付きました。
あゆちゃんが、「この曲は、乾いた土にしとしとと雨が降っていくようなイメージで」と話してくれて、コーラスもどこか粘りがあるけれど、しなやかで魅力的に歌いたいと思ったし、また毎晩のコーラスバディ練習を通して、新しく振り入れをしてもらったコーラスの振りも身体にしみこませていきたいと思いました。
その後は、『ダンスモンキー』のコーラスの音入れがありました。私は『ダンスモンキー』のダンスメンバーのため、今日はダンスの方の練習をしたのですが40分で最初から最後まで振りやカウントも細かく詰めることができ、一通り、最後まで踊れるようになりました。ダンス練習が終わったころには、汗だくになっていたのですが、廊下を歩いていると、コーラスの音入れをしてもらったみんなが、例外のないくらい、ダンスモンキーの歌を口ずさみながら歩いていて、私もその歌のメロディーと共に、自然と身体が動いてしまいます。
夜には大人数ダンスの『オブリビオン』と『ホワイト・フラッグ』をお父さんとお母さんに見てもらうこともでき、リハーサル・コーラス・ダンスと充実した音楽合宿2日目となりました。
大人数で踊るこの2曲を踊るたびに、コンサートへ向かう気持ちが引き締まるし、生きることや表現することに喜びを感じます。
みんなと大風を吹き起こし、大波を湧き起こすようなダンス。もう、後戻りはしないし、後悔もしない。ダンスを通して、仲間と一緒なら、未来が明るいし、前を向いて生きることができると感じます。
ウィンターコンサート本番まで50日。ウィンターコンサートに向かう過程を通して、より私たち自身が生きることに希望を持ち、社会を作る1人として、高い理想をもって強く生きられるよう成長していきたいです。
明日の文化祭では、ウィンターコンサートに繋がる大切な表現の場として精いっぱいで向かいます。
(ななほ)