「道を求める人にとって」 りな

10月27日 

 

 

 今日は、みんなからたくさん誕生日のお祝いをしてもらい、本当に嬉しかったです。みんなが言ってくれる言葉一つ一つを聞いて、そうでないといけないなと正してもらうような気持になりました。

 今、苦しくならずに症状も出さずに、毎日に希望を持って生活できるのは、なのはなのお父さん、お母さん、みんなの存在があるからだと、改めて感じました。

 なのはなファミリーと出会ってから、月日が流れて、本当になのはなに来る前の自分と、今とでは、180度変わりました。私を、人として、あるべき道に導いてくれたのは、なのはなファミリーで、私一人では到底できなかったことだと思いました。

 ただ生きることが苦しくて、行き場がなくて、未来が真っ暗で絶望していた私に、お父さん、お母さん、なのはなのたくさんの家族が、希望をくれました。

 どうしたら生きられるのか、その道を、真正面から向き合って、示してくれました。自分自身が苦しいのかも分からない、楽しさも分からない、なにが苦しくさせているのかも分かりませんでした。自分で自分のことを理解できないし、人のことも信頼できませんでした。そんな状態でも、なのはなのお父さん、お母さんが諦めずに、救い出してくださりました。私以上に、苦しさを理解して、そして良くなっていくということを、信じて下さりました。

 なのはなファミリーで生活していて、毎日くじけずに、生きられること、それがどれだけ奇跡的なことなのかを忘れそうになるけれど、それは本当に凄いことだと思いました。そして、それはなのはなファミリーの存在があるからできることなんだと思いました。

 いつでも帰ることのできる家があって、深いところで共感し、理解しあえる家族がいることが、私にとって宝物です。本当に今安心できていて、信じられないぐらいだけれど、なのはなファミリーで生活している時間が長くなればなるほど、大きくなっていっていることを感じます。

 何が楽しいのか、何が嬉しいのか、何が悲しいのか、人としての感情も、全部お父さんとお母さんの集合のお話や、日々の生活の中で、学ぶことばかりです。欠落が開いていても、そばにいる人がそれを分かって、さりげなく自然に埋めてくれて、小さく、小さくたくさん助けてもらっています。そんなふうに、誰かと一緒に、お互いさまで助け合える関係を築けること、温かい関係があることが、本当に嬉しいです。

 根本的に同じような痛みを抱えたみんなだから、原点は一つで、そこから毎日、毎日良くしていこうと前を向いている仲間の存在に、勇気が湧いてきます。私も、毎日よく生きていきたい、みんなの姿から、たくさん思わせてもらって、希望が持てます。

 これからも、一生、なのはなの子として、生きられることが誇りで、幸せです。きっとなのはなファミリーのような安心して生きられる場所を探している人はきっといるだろうなと思います。道を求めている人にとって、希望となれるような生き方、道を毎日、毎日作っていきたいです。お父さん、お母さん、みんなにすくってもらった命を、今度は、今いる仲間やまだ見ぬ誰かのために、還元していく生き方を貫きます。

 お父さん、お母さん、みんなのことが大好きです。これからもよろしくお願いします。