「コンサートをやる意味を忘れない」 るりこ

9月18日

○音楽合宿が始まる

 今日からいよいよウィンターコンサートに向けて、音楽合宿第1弾が始まりました。
 緊張する気持ちもあるけれど、今はコンサートに向かうことに対して前向きな気持ちでいられています。前回は不安でしかなかったので、今回、練習が本格的に始まる前から、意欲的な気持ちでいられることが嬉しいです。
 きっとこれから壁にぶつかることが何度もあると思います。でも今は不安の先取りをしないでいたいです。
 これから直面する壁が今の自分に必要なもので、それを乗り越えていくことできっと大きな成長に繋がっていくことを信じて、卑屈になったり、後ろ向きになったりせず、1日1日の練習や過程に真剣に取り組んでいきたいです。

 あゆちゃんが今週のテーマを発表してくれました。
「音楽合宿に向かう身体とマインドをつくること」と、「5分前行動を身につける」ことの2つです。特に後者のテーマは、いま全体でも個人的にも緩んでいる部分だと思います。作業始まり、終わりの時間から食事の時間、消灯の時間など、1日のなかでみんなで守るべき時間というものがたくさんあります。それが今は、ちょっとくらいはいいやという気持ちが多くなってきていて、作業も放送がなってから慌てて解散することが多いです。
 わたしも5分前行動ができるように、事前からスピード感をもって時間を意識した作業を心がけることと、自分の気持ちですぐに直せるものは直していきます。
 作業も練習も当番も、5分前には余裕をもってその場にいられるように、高い意識を持っていきたいです。

 書きたいことはたくさんあるのですが、1つに絞ります。
 それは夕食後に係発表があったことです。
 今回、わたしはまえちゃんとさくらちゃんとしなこちゃんとバンドメンバーと、舞台美術の係に入らせてもらうことになりました。
 係発表後に係にわかれて、あゆちゃんが用意してくれた、『係で大切にしたいこと』『係の合言葉・信念』『このメンバーで成長していきたいこと』の3つを話し合いました。

 舞台美術では、まえちゃんが、「メリハリを持つことと、曖昧さをなくしていきたい」と話してくれました。特に舞台美術は寸法が命の部分が多いので、そういうときに、これくらいという曖昧さでは絶対に良いものがつくれないです。
 また、常にみんなが同じように状況を把握していて、誰もが須原さんやお母さんと連携が取れるようでありたいということ、みんなが同じ認識を持っていたいということも話してくれました。

 その話を聞いていて、今年はプチまえちゃんになろうと思いました。まえちゃんに任せきりになるのではなく、わたしもメンバーの一人として、パイプやパネルの寸法や組み立て方をしっかり把握して、聞かれたらすぐに答えられるくらいの気持ちでありたいです。

 あゆちゃんやまえちゃんたちとこれからのことについて話をしていると、希望が感じられました。コンサートで踊ったり、歌ったり、演奏したり、演じることが、ただ舞台で人前に見せるためだけにあるものではなく、もっとその先にある利他心の世界をみて、そのために自分はどうあらなければならないのかを深いところで考えて、それを表現していかなければならないのだということを、あゆちゃんの話を聞いていて感じました。
 わたしはついそのことを忘れてしまって、自分ができていないところとか、小さな世界ばかりに目を向けて、本質を見失ってしまうことが多いです。
 あゆちゃんが話してくれたような、もっと大きなスケールで大きな視野と心でウィンターコンサートに向かわなければならないし、ちっぽけな自分に拘っていては、表現できるものなんて何一つないのだと思いました。
 そのことを常に見失わないで、自分たちがコンサートをやる意味を忘れないでいたいです。
 ウィンターコンサートに積極的な気持ちで前向きに取り組んで、身体も心も大きく成長させられる、良い機会にしたいです。

 短いですが、今日はここまでにします。
 今日もありがとうございました。おやすみなさい。