9月7日(木)「稲刈りシーズンへ入っていく ―― コンバインの整備 ―― & 『作者は何を伝えたかったか』を話し合うミーティング」

9月7日のなのはな

 古吉野では、稲が刈られて黄金色から土色に変わる田んぼがあちらこちらに見えます。今日も、コンバインが出動して稲刈りされている、地域の方の田んぼが複数見えました。
 なのはなでも、いよいよはじまる稲刈りの準備で、午前午後と、池田さんが来てくださり、コンバインのメンテナンスをしました。

 

 

 メンテナンスしたいコンバインは全部で5台ありました。
 池田さんが1台ずつ、エンジンオイルのチェックと補充から、ベルトの確認、注油などをしてくださいました。

 1台目の袋刈りのものでは、注油のレバーを引いても刈刃にオイルが出ておらず、池田さんが見てくださると、オイルの通る細いホースが切れていたことがわかりました。そのホースよりも一回り大きなホースを接続して、注油レバーを引くと、刈刃にピューっとオイルが出るように直りました。

 

 

 2台目のコンバインでは、ベルトを3本交換することになりました。夕方にはベルトが届いて、池田さんがすぐに取り付けてくださり、使えるようになりました。
 ベルトを交換するために障害物になるチェーンがあるのですが、レバーを動かしてチェーンの張りをなくして蓋が開くようにすると、掃除がとてもしやすい状態になって、こんなところがあったんだと知ることができ、嬉しかったです。
 3台目、4台目はスムーズに終わりました。

 

 

 5台目の袋刈りのものは、機械を走らせるために機能するはずのベルトが消耗していて、池田さんが取り外し・取り付けをできるように周辺を解体してくださいました。ベルトが届き次第取り付けをしていただけることになり、とてもありがたいです。

 

 

 池田さんが、1台1台使いにくいところがないように、細かなところまで丁寧に見てくださり、5台中4台がすぐに始動できるようになりました。
 明日、もち米の稲刈りから今年の稲刈りが始まる予定です。

(さくら)

 

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 午後の初めの時間にみんなと、「作者は何を言いたかったのかを話し合うミーティング」というものをしています。
 短い昔話の朗読を1話聞き、その話を通して、作者は何を伝えたかったのかをチームで相談して意見をまとめるというものです。このミーティングを通して、チームのみんなと同じ土俵で、お互いの話を積み重ねたり、自分の意見を、より客観性のある形で人に伝える力を付けていくことを目的にしています。

 

 

 今日は、あゆちゃんが『大工と鬼六』というお話を読んでくれました。
 あゆちゃんの読み方はとても聞き取りやすくて、声だけなのにその情景が目に浮かんで、すーとその世界に引き込まれていくようでした。

 今日のお話は、短いお話だったこともあって、チームのみんなと意見をまとめるのは結構難しかったなと感じました。でも、みんなとじっくりと話し合う時間が楽しかったなと思います。

 

 

 このミーティングを通して、私はこれまでも自分の意見を人に伝えることが苦手に感じていたけれど、それもどこか相手からの評価を気にしていつも「正しいことを言わなければいけない」と自分を縛ってしまっていたことに気が付きました。

 でも、このミーティングでは、正解を出すことよりも、チームのみんなと同じ土俵に立って話し合うことが大切と教えてもらって――それゆえに、“お父さんが読んで面白いと感じる答え”を書く、という目標もついていて、各グループからユーモラスな答えもしばしば出てきます――、本当に何でも話していいんだなと思ったし、回数を重ねるごとに気持ちも自由になっていくことを感じています。

 このミーティングも自分たちの気持ちを作っていく材料の一つとして、これからも続けていけるのが楽しみだなと思います。

(えみ)

 

〈畑のチーム作業では、太ネギの草敷きや、各野菜の水やりを中心に手入れを行いました〉
〈ナスに、メガツインP-56を葉面散布しました〉
〈さつまいもを育てている川向う畑の草刈り作業、コンビで綺麗に仕上げます〉

〈第1鉄塔畑の黒大豆は、まだ産毛に包まれている、1センチほどの小さな莢をつけています〉
〈夏にみんなで着た浴衣の洗濯や畳む作業がひと段落し、衣装部屋へしまいました〉