【8月号③】「新たなフラダンスにのせて」 よしみ

 夏のイベントの幕開けとして、奈義町で開かれた諾神社のお祭りに出演し、約三十分間のフラダンスの演奏をさせていただきました。
 私は、なのはなに来て夏のイベントに出演するのは今回の諾神社のお祭りが初めてです。これまでみんなから、「諾神社ってすごく素敵な場所なんだよ」「トトロがでてきそうな幻想的な場所なんだよ」という話をたくさん聞いていたので、当日の七月二十二日が来るのがとても待ち遠しく感じていて、そんな憧れの場所で自分もなのはなの子としてフラダンスの演奏に出演できたことが本当に嬉しかったなあと思います。

 

 

 今回、私たちが踊った曲は、『ウリリ』『カアナアレ』『ア・レヴァ』『オテア・ルミア』『ハウ・ファー・アイル・ゴー』『オ・ヴァイ』『ビューティフル・ピープル』 そしてアンコールの『フラガール』という計八曲のフラダンスです。この日が初披露だった新曲も何曲かありました。
 私はその中で、『カアナアレ』『オ・ヴァイ』『ビューティフル・ピープル』を踊ったのですが、『カアナアレ』と『オ・ヴァイ』はこの日初披露となった曲です。

 

〈『オ・ヴァイ』〉

 

 これまで、毎日、畑作業などと同時並行で少しずつ練習時間をつくり、みんなで振りの形やタイミング、目線など、フラダンスを教えてくれるゆりかちゃんを中心に、たくさん練習してきました。特に、今回の諾神社のお祭りの曲目の中でも『カアナアレ』に力を入れて一番練習したなあと思います。お父さんに見ていただき、フラダンスもモダンダンスと同じようにタメを作ること、ダンスは一つひとつの決めポーズの連続であり、自分がこの曲でどのポーズを見せたいか意識することなど、たくさん教えてもらい、とてもありがたかったです。お父さんのアドバイスを受けて、そのことを意識するだけでとても踊りやすくなったと感じました。
 本番でも、お父さんが教えてくださったことや、場ミリのときにあゆちゃんが教えてくれたことを意識して、今できる精一杯のダンスで表現できたことが嬉しかったなあと思います。

 

■『オ・ヴァイ』

 すぐ目の前にお客さまがいてくださり、そのときほど近い距離での演奏は初めての経験で最初はすごく緊張していたけれど、一曲が終わるごとにお客さまや応援に来てくれているなのはなのみんなが大きな拍手をしてくれて、みんなの優しくて肯定的な空気に温かい気持ちにさせてもらいました。
 『カアナアレ』は衣裳も本当に可愛くて、ダンサーの頭についた手作りのお花がこの曲にピッタリで、自分も着ることができて嬉しかったです。

 また、私は『オ・ヴァイ』という曲にも出演しました。この曲は衣装もダンスも諾神社にすごくピッタリの曲で、神秘的でミステリアスな曲調の歌とタヒチアンダンスの振り付けが私は大好きです。どの曲よりも私は一番『オ・ヴァイ』が緊張したのですが、対象で踊っているゆりかちゃんと心の中で呼吸を合わせたり、一緒に踊っているあけみちゃんやふみちゃん、まみちゃんの姿を感じながら踊っていると自然と緊張も解けてきて、安心した気持ちで踊ることができたなあと思います。もっとたくさん練習して、これからのイベントでもっともっと気持ちを強く前に出せるように練習していきたいです。
 今回、連続して何曲もフラダンスを踊るメンバーもたくさんいたのですが、衣裳部さんが早着替えしやすいようにいろいろと考えて準備してくれていたり、みんなで着替えのヘルプもし合いながら無事に衣裳の着替えもスムーズにできて、最後まで踊ることができて嬉しかったなと思いました。

 

■夏のステージの始まり

 最後にはアンコールの声もかけてくださって、急遽だったのですがダンサー全員で『フラガール』を踊りました。そのときには、いつもなのはなを応援してくださっている水田さんがシャボン玉をステージに向かって飛ばしてくださり、目の前でシャボン玉がキラキラと舞っている光景がすごく綺麗でした。そんな素敵な場所で踊らせていただけて、本当に嬉しかったです。
 夏のイベントの始まりとして、良いスタートが切れたとお父さんとお母さんも話してくれて、大成功で終えられて良かったなあと思います。これから始まる次のイベントに向かって気持ちをつくっていきたいです。