「ぬか床へナスを」 ななほ

7月20日

・ナスのぬか漬け

 今夜は、えみちゃんと一緒にぬか床へナスを漬けました。
 ぬか漬けをつけるのは初めてだったのですが、えみちゃんがミョウバンと塩をナスにしっかりと擦り付けてから水気をきって、漬けることを教えてくれました。

 ナスは、ヘタの部分を残して半分に切り、その分かれ目の間にぬかを入れてそのまま、ドドンと丸ごとぬか床に漬けるということで、最初は、(え、こんなに大胆なの?)(え、このままつけるの?)と驚いたのですが、隣でえみちゃんが、ナスの頭を押してぬか床の中に沈めているのを見て、私もドキドキしながらも漬けてみました。

 明日の夜には漬け上がるということでどんなナスが、待っているのか楽しみです。

・桃のネット掛け

 今日も桃尽くしの1日を、桃メンバーのみんなと乗り切れたことが嬉しかったです。

 朝から午前中にかけては桃のネット掛けを進めました。
 今日のネット掛けは、池上桃畑の『清水白桃』4本と『なつごころ』2本、新桃畑の『清水白桃』1本と『なつごころ』4本にかけました。

 朝食前は池上の6本にネットをかけたのですが、さくらちゃんやゆいちゃんたちが作ってくれた手づくりの巨大ネットは、まだ新しく、するするとかかりました。

 清水白桃の方は20メートル✕50メートル、なつごころの方は20メートル✕30メートルのネットをかけたのですが、どちらも20分と、15本という一瞬にしてネットをかけることができて嬉しかったです。

 桃のネット掛けに最初から最後まで入るのは、今季初めてだったのですが、あけみちゃんを中心にみんなで終始、声掛けをしながら、淡々とそれぞれが自分の役割をこなしていく空気や、そのスピード感が嬉しくて、その中にいると自然と自分の動きも分かったし、1人ひとりの力が大きいなと感じました。

 新桃畑のほうは古いネットを使ったため、新しいネットに比べると滑りが悪く、かけるのも難しいところもあったのですが、8人体制でスムーズにかけることができ、達成感を感じました。

 こんな風にみんなで協力したり、自分が次に何をするか、自分がどう動きたいか、自分がどうしたいかを常に声に出しながらの作業は、私自身も何をしたらいいのかが明確になるし、周りのみんなが今、どういう状況で、次にどう動くか、どうしたいかがハッキリと分かり、とても動きやすく感じました。

 ネット掛けの後にも、ネットの周りに杭を打ち、そこにネットの裾を縛り付けて固定したり、害獣が入らないよう、ネットの周辺も竹や鉄パイプ、ブロックで隙間なく埋めました。

 桃は収穫までにも様々な手入れがあり、収穫が間近に迫ってからも、ただ熟れるのを待つのではなく、害虫や害獣から実を守るためにネットをかけ、雨で糖度が落ちないようにブルーシートを敷きと、作業がたくさんあるけれど、その分、甘い桃が採れると嬉しいし、みんなと桃畑を廻る日々は、達成感を感じます。

 なのはなに来て、桃に出会えて、今こうして桃メンバーのみんなと頭を使いながら、全力で桃に向かう日々が、とても楽しいなと思います。

 最後に、今日見つけた、ちょっとした嬉しかったことは、クワガタを見つけたことです。
 午前の初めは、私のチームと、のんちゃんのチームに分かれてみんなにも協力してもらい、桃のブルーシートはぐりをしました。

 ちかちゃんやすにたちゃんなど新しい子もいてくれる中、一緒に桃畑を周れた時間が嬉しかったし、桃の樹の根に水が行かないように、神経をとがらせながらも、スピード感を持っての作業が嬉しかったです。

 私は山桃畑の清水白桃23本の後、開墾26アールの19本を周ったのですが、約1時間で全部終わりました。

 そして、作業の最後、ふと地面を見るとそこにはクワガタの姿があり、目がくりくりとしたクワガタが可愛かったです。

 それまでは、時間を意識していたことや、私が一応、中心となってブルーシートはぐりをしていたこともあり、ブルーシートはぐりの説明やタイムコールなどをしてものすごく集中していたのですが、最後、クワガタを見つけたら、自然と、「わぁークワガタだ! みてみて!」というモードになってしまい、後から思うと、そんな自分が幼いなと恥ずかしくもあったのですが、やっぱり嬉しかったです。

 今から桃チームの集まりがあるので、ここまでにします。明日も収穫があるので、1日、桃作業が上手くいくように頑張ります。