「夢」 りんね

7月21日・22日

〇先日の集合

 先日の集合で、お父さんがクラーク博士の「少年よ、大志を抱け」という言葉について話してくれました。
 大きな夢はいつ持てばよいか、という質問に対して、お父さんは今、としか言いようがないと答えてくれました。
 目の前の大変なことを怠けてせず、目の前の楽しいことだけをするような生き方では、大きなことは何も成し遂げられない。ただの進路希望ではなく、誰もやったことがないことを成し遂げるというような、遠い大きな夢を持つことで、生きる力が湧いてくること。
 大きな夢なしには、1日だって生きられないとお父さんは言っていました。

 私は、目の前の生活で、行き詰ったり、どうすればいいのか分からなくなったりすると、一体自分は何のためにやっているのか分からなくなって、全てを投げ出してしまいたくなるような気持ちになってしまうことがありました。
 それは、目の前のことで頭がいっぱいになって、視野が狭くなって、そこに囚われてしまっていることだと、思いました。
 大きな夢を持てていないから、目の前のことが上手く行けば調子が良くて、目の前のことが上手く行っていなければ調子が崩れる、という軸のない状態になってしまっているのだと思いました。

 大きな夢は、どんどん変わってもいいから、今すぐに持つべきだと教えてもらいました。
 考えてみて、正しくないかもしれないけれど、こうだと思うものがありました。
 生きづらさを感じている人の心に沿った、理解と癒しがあり、目の前の世界が全てではないと伝えるように、現実を生きる希望や力が湧いてくるような小説を書くこと。

 私はなのはなに来る前、現実に生きることが苦しすぎて、小説や漫画、アニメ、音楽などの世界に没頭することで、気持ちを逃がしていました。そうすることで何とか正気を保って、生きてきました。
 なるべく現実から離れられるように、ファンタジーなど、非現実的な内容を求めていました。不幸な生い立ちから、心に傷を持った主人公や、生きる死ぬ、という困難に立ち向かう人物たちに共感しました。 
 けれど、いくら現実からほど遠い世界に没頭しても、ただただ逃げるだけで、自分が現実を生きていく力にはつながりませんでした。

 希望になるような小説を書くことは、未熟すぎる今の私にはできないことです。でも、普通の人よりも生きづらさを強く感じているから、もっと人間的に成長することができたら、多くの人の心に沿ったものを書くことができると、思いました。
 そのためにも、まずは自分が前向きに、人と助け、助けられの関係で生きていける人格を作っていくことが必要です。なのはなの生活を誠実に向かって行くことに、繋がると思いました。
 いい物語を書けるくらい成長したら、たくさんの物語を書きたい。なのはなの私たちの物語も書きたい。今を生きることが、いつか、誰かの希望になって、その人が生きていく力になると思えば、目の前の出来事に左右されずに、前向きでい続けられると思いました。

〇諾神社の演奏

 今日は、諾神社の演奏の本番でした。トトロが出てきそうな、神聖な雰囲気のある諾神社へ行くことができて、そこで初めて舞台に立たせてもらえて、嬉しかったです。

 場ミリのとき、下を見て動いてしまうことに、お母さんが気持ちを作れていないことを注意してくれて、普段からいつも外向きにならなければいけないな、と思いました。

 本番は、緊張したけれど、みんなの中で踊れたことが、とても嬉しかったです。私は、みんなの中では一番未熟だと思いました。けれど、最後の2曲では精一杯外向きな気持ちを出して、踊ることができました。外向きな気持ちで踊れることが、自分にとってはかなり奇跡的なことで、こうした機会があることが本当にありがたいなと思いました。

 次の夏まつりでは、よりしゃきっとしていけるように、明日からも前向きに日々を過ごしたいと思いました。
 消灯になりますが、毎晩、2年生教室ではまりのちゃんが、日本昔ばなしの読み聞かせをしてくれています。はなさかじいさん、みょうが宿、浦島太郎、ぶんぶく茶釜、3枚のお札……。初めて知るお話もあって、毎晩、とても嬉しいです。