7月17日
ここ数日は、桃のことを考えて目が覚めて、桃のことを考えて1日を過ごして、桃のことを考えながら眠りについて、とても幸せだなと思います。
今の時期は、『白鳳』『紅清水』に加えて、山の桃畑の『勘助白桃』が収穫のピークを迎えています。そんな中、今日から『なつごころ』の収穫が始まり、今朝も8人で4枚の畑を周って収穫をできた時間が嬉しかったです。
私は4月から勉強組として動いていたので、本格的に桃の作業に入るのは3か月ぶりといったところだったのですが、いざ、桃畑に行き、桃の収穫をしてみると、桃畑にいた時間が昨日のことのようによみがえってきて、自然と基準が分かりました。
『勘助白桃』を採るのは昨日が初めてだったのですが、うわさに聞いていたように、『白鳳』と基準が少し似ていて分かりやすかったり、さすが山の桃畑、樹も大きいからか大玉で、熟れている桃からはとろけそうなくらいに甘い香りがします。
桃メンバーのみんなと一緒に畑を周ったり、何か疑問に思ったことや、基準を確認したいときは一度、みんなと集合して、8人で協力して桃を進めていく時間がとても楽しいです。
朝から夕方までずっと動いていると、身体自体は疲れるのですが、桃のことを思うと心の底から力が沸き上がってきて、疲れを感じないほどです。
また、今日は朝から12時ごろまで収穫をした後、12時から1時で桃会議も行い、桃メンバーのみんなとお父さん、あんなちゃんと一緒に今後の桃の進め方や、作業の手順なども確認し、明確になり、私自身も頭がスッキリしました。
桃はいくら忙しくても、待ってはくれないので、常に桃の熟れ具合と時間と天気との戦いというところもあるのですが、それが楽しいです。
何か自分にもできることがあること、自分たちが動くことで桃も動き、甘い桃が収穫できることに繋がることは、この上なく、やりがいや達成感を感じます。
桃のことを思うと、未来が明るいなと思うし、なのはなの桃栽培をより進化させ、なのはなの桃がこれからもっともっと、規模が大きくなり、より進化していくことで、なのはなファミリーに来るまだ見ぬ誰かの居場所や、希望に繋がるのだと思うと、力が湧いてきます。
今年の桃は全体的に大玉傾向で、例年に比べると果梗抜けや過熟が少ないような気がします。でも、先週までの長雨とそれによる日照不足により、糖度が乗りにくいとのことだったのですが、昨日よりも今日、今日よりも明日という風に、ここ数日の晴れで、糖度が上がってくれているのが嬉しいなと思います。
また、今日収穫した『なつごころ』は平均糖度が14度くらいで、これからの収穫に期待できるなと思いました。
選果ハウスで作業をしていると、糖度測定をしているひろこちゃん、まなかちゃん、りなちゃんが「〇〇度です」と糖度を読み上げてくれているのですが、糖度が上がっていくにつれて、3人の声がどんどん大きくなっていきました。
最終的には、ひろこちゃんの「15・8度です!」いう声が選果ハウスに響いていて、みんなと「わぁー」と喜んだ時間が嬉しかったです。
また、『浅間白桃』も昨日見た感じでは、明日には採れそうなくらいに熟れてきていて、大玉でものすごく甘い香りがしていて、収穫して、糖度を測るのが楽しみだなと思いました。
昨日、今日と最高気温が35度を超えていて、日中はものすごく暑く今日も1時半から3時で桃のネット掛けをしていた時、真っ白なネットが反射板のようになってとても暑く、汗びっしょりになってしまいました。
でも、ちょうど作業が終わって選果ハウスに行くという時にまりこちゃんが梅干しの入った梅サワーのおやつを用意してくれていて、その甘酸っぱくて冷たい水分が身体にしみわたりました。
また、選果ハウスへ行くと、あんなちゃんが選別をしてくれていてとても嬉しかったし、あんなちゃんが、「みんな、汗びっしょりだから、着替えてきていいよ!」と言ってくれて、そのあんなちゃんの優しくて温かい笑顔に癒されました。
今日の日記は言葉がまとまらなくて、現在の私の頭がごちゃごちゃと走っているのがバレバレになってしまいました。
というのも、さっきまで衣装の片づけをつきちゃん、ふみちゃんと一緒に超特急でして、体育館でダンスを踊ってと、ずっと廊下を走っていたことや、この暑さで少し頭が走りがちみたいです。
桃メンバーには衣装部が3人いて、というより、衣装部は全員桃メンバーということで、桃と同時並行で、夏祭りに向けての衣装準備をするのは大変なところもあるのですが、少しでもつきちゃんの役に立てるよう、そして、確実に抜けなく衣装準備ができるよう、私も自分にできることを頑張りたいです。
今から夜の桃会議があるので、ここまでにします。明日は1日、桃の防除があるので私も頑張りたいし、この夏も桃メンバーのみんなと協力して、甘くておいしい桃をたくさんとれるよう、頑張ります。