「気持ちが1つで、向かう先が1つで」 ななほ

7月18日

・桃の糖度が上がりますように

 今日は、今年に入って一番というくらい、汗をかきました。

 それがよくわかるのは、作業用のズボンのポケットに入れていたメモが汗でぐしょぐしょになり、何が書いてあるのか判別ができなくなってしまったことです。それを見ると、「私たちはこんなにも汗をかいていたんだ」と驚きました。

 この日、桃チームでは3チームに分かれて作業を進めました。
 まず、朝にあんなちゃんとしなこちゃんが奥桃畑の『白鳳』、新桃畑の『紅清水』、石生の桃畑の『なつごころ』の収穫をしてくれるチームが1つ。

 そして、私たちは防除部隊と草刈り・ブルーシート部隊に分かれて作業を進めました。
 明日が雨予報ということで、防除は今日がチャンスで昨日からドキドキしていたのですが、今日は風もなく、朝から晴れて防除日和でした。

 私は草刈り・ブルーシート部隊で作業をしたのですが、防除部隊はあけみちゃんとりなちゃんペア、つきちゃん、ふみちゃん、ひろこちゃんトリオの軽トラック2台体制で進んでいき、無事に今日1日ですべての桃畑を周ることができていて、すごいなと思いました。

 朝昼夕方や作業中に防除メンバーと会うたびに、情報交換や進行状況の報告などをしあえた時間も嬉しかったです。

 そして、私たち草刈り・ブルーシート部隊も今日はこれ以上ないくらいに、桃畑を周り、動きました。

 朝はまなかちゃんとのんちゃんが池上桃畑と山桃畑をオートモアで草刈りをしてくれて、私は1人で新桃畑の『なつおとめ』『清水白桃』と、開墾17アールの『おかやま夢白桃』の草刈りを進めました。

 これらの品種は収穫がもうすぐなので、ネット掛けや明日の雨に備えるブルーシート敷きをするために、早急で草刈りをしたい畑で、無事に朝の時間で草刈りも完了できてうれしかったです。

 最初は1人で草刈りをするのに緊張や不安もあったのですが、ちさとちゃんが畑まで送りに行ってくれたり、草刈りをしていたらあんなちゃんとしなこちゃんが収穫をしに畑に来てくれたり、防除メンバーの子たちも来てくれたりして、そのたびに心強い気持ちになりました。

 草刈りも時間との戦いというところも多かったのですが、無事にケガすることも、草刈り機をケガさせることもなく終わらせることができて嬉しかったです。

 17アールまで小走りで向かった時、向かい側からオートモアを押したまなかちゃんが満面の笑みで手を振ってくれた時はとても嬉しかったです。

 そして、午前中はのんちゃん、まなかちゃん、ふみちゃんと収穫の終わった桃の木のブルーシートを、次の品種へまくばる作業をしました。

 午前の11時から1時は暑さのゴールデンタイムというくらいに、ただ立っているだけでも、桃の樹の下にいても暑かったのですが、桃の防除をしてくれているみんなのことを思うと力が湧いてきました。

 無事に時間内にブルーシートも配置することができて嬉しかったし、午後からはブルーシート敷きもなんとか、終わりました。

 ブルーシート敷きは今日から始めて敷く品種もあり、敷き方や準備も大変なところがあったのですが、2チームに分かれて進めました。

 私は、よしみちゃん、のんちゃん、しなこちゃんと山桃畑の清水白桃23本、開墾26アールを周ったのですが、その間にまなかちゃんたちが3人で細々とした畑を廻ってくれていて、スピード感のある作業が嬉しかったです。

 そして、無事に全部敷き終わったころには5時を過ぎてしまったのですが、そのあとも選果ハウスに戻り積み込みをしてと、みんなでチームプレーでやる作業が嬉しいなと思いました。

 ブルーシート敷きは7人で50本以上あったのですが、全部終わった達成感を感じたし、改めてみんながいるから、桃ができるなと感じました。

 今、桃チームで動いていても、誰かが誰かのフォローをして、私が頭が走ったら、誰かがその分をフォローしたり、助けてくれて、反対に自分も誰かのフォローをしてと、協力体制なのが嬉しいです。

 作業をしていてもずっとみんなの気持ちが1つで、向かう先が1つで、その真剣で真っすぐな空気の中にいると力が湧いてきます。

 まだまだ書きたいことがあるのですが、もう消灯です。今夜はどんな読み聞かせが待っているのか楽しみです。