「『天籟』」 ふみ

7月13日

 昨日の夜は、金時太鼓の練習に行ってきました。
 「金太郎囃子」を竹内さんが見てくださって、また変わるかもしれませんが、今の段階でのパートが決まり、みんなと練習してけることが楽しみです。

 囃子太鼓という、斜めにセットされて打つ太鼓もあったり、チャンチキという鉦の楽器もあったり、しの笛もあったり、今までに演奏で使わせてもらったことのない太鼓や楽器を使わせていただけることも本当に有り難いです。
 私は、今のところは、組み太鼓といって、宮太鼓を2つ以上使用して叩くパートを、かにちゃんと一緒にさせてもらうことになり、昨日は、演奏の流れで、竹内さんが、「ソロを打ってみて」と仰ってはいないけれど、竹内さんの(打ってみな)という気持ちを感じて、こちらを笑顔で見てくださって、かにちゃんがまず、アドリブでソロを叩きました。

 かにちゃんは、ドラムを叩くように、すぐにアドリブでソロを叩いている姿が本当に格好よくて、かにちゃんから私にバトンタッチされたけれど、私は、リズムがよく分からなくなってしまって、かにちゃんが本当にすごいなと思いました。
 宮太鼓を2つ使うので、いつ、左の太鼓を叩くかとか、右手左手をどう使うのかなど、頭がごちゃごちゃになってしまったけれど、これから、練習を積み重ねていきたいです。少しの時間だったけれど、隣で叩くかにちゃんの気迫を感じて、私も気持ちを強く持って、太鼓に向き合います。

 演奏できるレパートリーが増えていくことが嬉しいし、次回から、最初の15分くらい基礎練習をしていこうと、竹内さんが話してくださいました。
 基礎練習をしたあとに、太鼓を叩くと、16分音符の早いリズムも叩きやすくなったり、基礎練習の力を感じます。
 基礎をしっかり固めていきたいです。

 昨日は、『那岐おろし』の曲で、初めて楽譜を手放しました。
 今まで、大太鼓ソロの『天籟』の暗譜が出来ていなくて、楽譜を手放せなかったけれど、先週と先々週で、竹内さんのご都合により、自主練習だったので、次に竹内さんが練習に来られるときまでに、暗譜をしようと決めて、暗譜週間にしました。
 かにちゃんが、お父さんが他の踊りの練習などについて教えてくださったときの方法を教えてくれて、楽譜のAのなかでも小節で区切って、小さく細切れに練習していって、まず、細切れの①を10回叩いて覚えたら、次の小節に進むという練習方法をしました。
 課題となる大太鼓ソロの楽譜全体をみると、覚えられるかという不安もあったけれど、小さく区切っていき、覚えられるところが増えていくと、小さな達成感が積み重なっていきました。
 お父さんに教えていただいた方法で覚えていくと、リズムが頭のなかに入ってきて、小節がどんどん繋がっていき、一通りは暗譜することができました。

 最初は、楽譜全部をみて、その多さに圧倒されてしまったけれど、一つずつ終わらせていく気持ちで誠実に積み重ねていきたいです。

 作業でも、仕事でもやりたいことがたくさんあって、どれもこれもと思うと、いっぱいいっぱいになってしまうけれど、暗譜の方法のように、優先順位を決めて、やるべきことに一つずつ向き合っていきます。