7月13日のなのはな
浴衣の夏がやって来ました!
なのはなの子は、自分で浴衣を着られるように……。
河上さんの指導のもと、浴衣の着付け教室が開かれました。
河上さんが、浴衣について、まずは基本を1から話してくださいました。
浴衣を着る前の身支度、道具を置く位置、羽織り方など……。着付け以外にも、小さそうだけれど大切なポイントを教えていただけたことも、わたしにとっては発見で、ありがたかったです。
私は、これまでに何回か浴衣を着たことがありましたが、そのときに感じていた悩みが、次々と解決されていくようでした。
着ているときに裾が下がってきてしまうのは、土台の腰紐がゆるくなってしまうからで、特にきつく締めておくこと。着崩れてくるのを防ぐように、しっかり左右の掛け襟を持って襟を合わせておくこと。
そのとき、そのときの工程で、どうなってしまいがちなのか。そうならないために、どうすることが重要なのかを、河上さんが教えてくださいました。
裾の丈を決めるとき、脇を締めてひじで押さえる動作や、衣紋を抜くときの動作とその加減など、浴衣を着ている子も着ていない子も、みんなで手を動かして、実践していきました。
河上さんが一人ひとりの子を見てくださって、声をかけてくださったり、みんなで上手く着られているかどうかを確認し合いました。自分に触れるみんなの手や、自分を見つめるみんなの目がやさしくて、あたたかい空気が嬉しかったです。
最後には、「ここで紐を締めるときは……?」という河上さんの問いかけに、みんなで「ギューッと!」と声を揃えて返事をしたり、だんだん浴衣の理解が深まっていくことに、楽しさも感じました。
きゅっと結ばれたリボンの帯。さあ、浴衣の着付け完了!
浴衣を着てしまったら、止まらない、ドキドキワクワク。止まらない、わたしたちの言葉。
「夏だね!」「縁日をしたくなってきたね!」
これからの季節が、さらに楽しめるような魔法を教えていただけたようでした。次に浴衣を着る機会が、待ち遠しくなりました。
なのはなの子として、美しく着こなした浴衣で、この夏を味わいたいです。
(みつき)
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『川』ってどう表したら良いのだろうか……どう表したらかっこよいかな、どうしたら水の流れが表せるかな。考えて、描いて、考えて、描いて、時には藤井先生からアドバイスを頂いて。これが最近の木曜の夜、版画教室の時間。
私は滝川の滝の風景画を版画で表現したい、と取り組んでいるのですが、これが難しい。何回も描いては消して、と。大まかな部分までは、見当がついても、そこから先は五里霧中。ということを今日までの間、繰り返していました。しかし、川の先輩であるひろこちゃんが、以前の版画教室で、どう表現したかということを教えてくれてから、未来にライトが。段々、版画が自分の中で楽しい! を感じることができるようになっていきました。
そして今日、藤井先生が下描きに手を加えて下さったのですが。先生が筆を入れてくださると、なんとなくぼんやりしてしまっていた川の流れが、きめ細やかに。浮き出て見えるような、壮大さが作品に組み込まれました。しかし、
「筆で表すより、彫って研究していくほうが良い」
と教えて下さり、いよいよ彫りの準備に入ることになりました。
下描きをそれよりも大きい紙に貼り付け、見当の印を付け、トレーシングペーパーに写していくのです。下書きで描いたものを丁寧に丁寧になぞっていく、細かいけれども、これが彫りに影響する重要なものとなると背筋が正されます。でも緊張だけでなく、心を落ち着かせてなぞっていくのは、下絵とはまた違った楽しさ。繊細にペンを紙の上に滑らせていくのが、とても楽しいなと感じました。
隣では、背景をどうしようと悩みながらも、その時間をとてもウキウキと楽しんでいるまなかちゃん。今回から彫りに入り、先生に彫り方を教えてもらっているよしみちゃん。目の前に飛び出して来そうな、緻密で、だけど迫力マウンテンの作品を刷って、研究するかにちゃん。先生がみんなに伝えていることからも、たくさん学ばせてもらうことがあるし、版画の魅力を感じるなと思います。
もっともっと自分の中にバラエティーを増やして、もっともっと良い作品にしていけるように、これからも悩んで悩んで、作って行きたいです。悩んだからこそ、得られる楽しさ。それを感じて行きたいなと思います。来週はどこまで行けるかな!?
(ももか)
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【おまけ】
ハンドパワーで黄色い葉を浮かしてご覧にいれましょう!
(蜘蛛の糸で吊られていた葉で、遊んでみました……♪)