7月12日(水)「熱意と愛情に育つ、ナス&マクワウリ ● さっぱり、柔らか、カツオのたたき」

7月12日のなのはな

 梅見畑一面のナス。6月上旬に定植した後、ぐんぐんと大きくなって、現在は草丈80センチほど。3本に仕立てた枝を元気に伸ばして順調に成長しています。
 今日は、支柱の下段に誘引するためのエクセル線張りの作業を進めました。
 今は、定植時に取り付けた篠竹に主枝を沿わせていますが、これ以上大きくなると、篠竹の高さを大きく超えて枝が垂れ下がってしまいます。それを防ぐために畝と平行にエクセル線を張り、そこに枝を誘引にして、手入れを進めていく予定です。

 

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 なのはなの昨年のナス栽培では、エクセル線を、畝から約70センチの高さと、約1.5メートルの高さとの2段に取り付けていましたが、今年は、上段は竹にしています。下段はエクセル線にして、水やりや追肥など、株の足元にする手入れの作業性を良くし、上段は竹で、X型の支柱をしっかりと固定する作戦です。
 よりよく進化させる手入れをみんなで考える時間がすごく楽しいです。

 

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 今の草丈まで、ナスの花や実は見つけ次第、細々と摘花、摘果するようにしていたのですが、今日、畑に行ってみると、うっかり収穫サイズまで大きくしてしまった実が10個ほどありました。予想外の収穫。まだ大々的な初収穫にはならないかもしれませんが、付いている実はどれもツヤツヤで、とってもサプライズで嬉しい収穫でした。みんなでお味噌汁の具材で頂けるかな♪
 エクセル線を取り付けた後は、この下段に、ナスの3本の枝が綺麗に広がるように、スズランテープで誘引する作業が待っています。
 これからも手入れを頑張っていきます。

(せいこ)

 

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 なのはなの夏といえば、お父さんも大好物のマクワウリ! そろそろ収穫かな? とマクワウリの生育状況が気になっている人もいるのでは……。
 今季は、株数を増やして、中畑と石の下畑の2枚で育っているマクワウリは、現在、実の大きさが7~8センチになっています。畝の上は葉がわさわさと生い茂って、葉をかき分けないと実がどこにあるのかわからないほどです。黄色い花もたくさん咲いていて、これからますます実の数も増えていく期待が持てます。

 

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 この夏はこれまでになく梅雨の時期が長く、ジメジメとした湿度の高い日から、急にからっと晴れて気温が30度以上を上回る異常気象が交互にやってきて、夏野菜にも病気がきやすい環境です。特にウリ系の野菜はうどんこ病が広がりやすく、マクワウリも病気の症状が出る前に、先手を打って対策をしています。自然農薬として、発酵させた納豆を利用した納豆水防除を活用していて、主に雨が降ったあとの病気が広がる前を狙って、散布するようにしています。この日も久しぶりの晴れ間をぬって、マクワウリの畑全面に納豆水防除をし、うどんこ病の対策をとりました。

 散布をしていると、花の数も多ければ、ときどき葉の下に隠れるように実の姿が見えることもありました。生い茂る葉の下に、一体いくつの実が収穫の出番を待っているのだろうと思うと、甘く熟した実を収穫できる日が待ち遠しく感じました。

 

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〈たくさんの黄色い花や、マクワウリの実が葉の下に隠れています〉

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 梅雨の時期が一番、病気の心配が強いですが、今のところ症状が出ることもなく、葉の勢いが勝って、マクワウリは見るからに元気です。風通しをよくするために、こまめに草取りをしたり、畑内の水はけを良くするために溝切りも行いました。

 マクワウリの畑に行くと、目が覚めるような濃い緑の葉の海が整然と広がっています。畝間は蔓が伸びてこないように上手に誘引をしてあり、手入れもしやすければ、畝幅も1メートルをとっているので、マクワウリの生育にも良い条件です。ここまで、担当者のまりのちゃんとえつこちゃんのまめな見回りと素早い行動力、手入れの効果と、そして2人の熱い思いがマクワウリに届いて、とてもとても順調に育ってきています!

 

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 わたしたちの夏には絶対にぜーったいに欠かせない、マクワウリを、この夏もおやつや特製のマクワスムージーにして、身体を冷やして、暑い夏をみんなで乗り越えたいです。

 マクワウリが大好きなお父さんとみんなが嬉し涙が出るくらいの大豊作を願って、この勢いのままピークへと持っていけるように、追肥や水やり、病害虫の対策をベストタイミングでとっていきたいです。収穫まで、あと一歩! みんな待っていてね!

(るりこ)

 

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〈ミニトマトの収量も上がってきて、深鉢につやつやとしたミニトマトが盛り付けられ食卓に並ぶ機会も出てきています〉

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 仲屋食品の景山さんが、なのはなのみんなにと選んで定期的に送ってくださる、境港のバリエーション豊かなお魚たち。
 今日は、このカツオでたたきを作ってくださいね、と、新鮮なカツオを送ってくださいました。

 串にさしてあぶられたカツオのたたきに、ポン酢をかけ、スライスしたタマネギとともに口へ入れると、そのまま柔らかくふわりと溶け、同時にカツオの深い味わいが広がって、さっぱりと喉を通っていきます。
「こんなに美味しいカツオ、初めて食べた!」
 みんなで、嬉しい気持ちでいっぱいになりながら、夕食を頂きました。

「カツオを捌くのは、魚のなかでも3本の指に入るほど、難しいんだよ」
 お父さんが教えてくれました。そんなカツオを、仲屋食品さんが、新鮮に美味しく送ってくださり、みんなで頂けたことが、とても有り難く、嬉しかったです。

 

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〈夜7時から9時の2時間は、勝央金時太鼓を、竹内さんから教えて頂きました。新しく習得する『金太郎ばやし』の練習では、担当パートが決定し、これからの演奏に向けての1歩目を踏み出しました〉

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