7月11日(火)「今日は何の日? ネット掛けが大好きになった桃メンバー」

7月11日のなのはな

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 今日は何の日? ……桃のネット掛け記念日!!!
 雨が続く中、今日は1日晴れ!桃の収穫もお休み!という絶好のチャンスの今日、一気に桃のネット掛けを進めました。

 ネット掛けの方法は、まずネットをある程度広げて整えて、端を持ちます。そして、その端から、桃の樹の周囲に立っているポールにどんどんかけていきます。12段や10段の高い脚立に登って、単管パイプのポールにとりついて、ネットを掛けていく役割の人が4人。下でネットのたぐまりを解消したり、脚立に登っている人にネットを送っていく役割の人が2人から4人、という役割分担で基本的に動きます。

 

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 脚立に付く人は、最初にネットの3分の2程度を1つ目のポールにためてしまって、同時に2つ目のポールに付いている人が引いていきます。それを繰り返して、次のポール、次のポールへと移動しながらネットをその都度引いていきます。また、高いセンターポールや、ネットが引っかかってしまいそうな枝があるときは、対照の人とネットを引っ張り合って越えて、スムーズにネットが流れるようにして、枝吊り用のエクセル線などの障害物もクリアしていきます。慣れてきたメンバーなので、障害物の対処法も分かっていて、すぐに対応して解消することができ、終始スムーズに作業が進められて、すごく気持ちの良い作業が続きました。

 

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 朝食前に、石生の桃畑からスタートしました。浅間白桃となつごころの樹を1本ずつ、20メートル×20メートルのネットを掛けました。ネット掛けの方法は、すでにほぼ確立されていて、それぞれが最初からスムーズに動くことができました。朝の1時間弱で2本をかけることができて、幸先の良いスタートでした。

 午前中は古畑からスタートし、大きな2本を1枚掛けでした。30分から40分程度の時間でネットをかけ、裾に重石を置くところまでを、すごい速さで終わらせることができ、あっさりと次の畑へGO!
 次は池上桃畑の紅清水。1本だけだったので、ここも勢いよくサラッと終わらせることができて、次は開墾26アール畑へ向かいます!

 

 

 この頃にはみんなネット掛けハイになってきて、汗だくになりながらも必死に楽しく、テンションが上ってきました。
 開墾26アール畑は、20m×20mと、20m×30mのネットを連結させて、浅間白桃の3本をかけました。3本を1枚のネットで覆うのは今季初でしたが、そんなのはお構いなし。もうすでにみんなネット掛けのプロです。地面が斜めになっているところが多い26アール畑でも、脚立の移動も2人で協力しながら行って、移動も素早く! 滞ることないスムーズな流れで、するするとネットが掛けられていきました。最後に重石として裾に鉄パイプを置いて、その上にブロックを置きます。ですが、鉄パオプやブロックの数も限られているので、そこは臨機応変に。ネットが隣接しているところは節約ぎみに、害獣が入り込みやすそうなところは入念に、メリハリをつけて重石もしっかりと置くことができました。

 

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 続いては山の桃畑。勘助白桃の2本を、20m×20mのネットで1本ずつかけました。このサイズは一番小さいサイズで、もう私たちには楽勝レベル! 2本ともあっという間に終わって、午前中最後の畑へ向かいました。

 最後は、再度開墾26アール畑に行って、白鳳の2本を掛けました。外は暑くなってきていましたが、お茶を飲みながらみんなで頑張ろう! と気持ちを高めあい、力を尽くして進めました。白鳳2本も順調に終わったところで午前中は終了。午前だけでも1日分くらいの充実感で、約10本の樹のネット掛けをすることができました。これまでにない速さで、順調に進められたことが本当に嬉しかったです。

 午後は新桃畑から始めました。新桃畑は、20m×40mのネット1枚で3本の樹を掛けていく、というのを2列。つまり、6本分を掛けました。これは、今年新しく作ってくれたネットで、以前は複数のネットをつないで覆っていた場所も、とてもやりやすかったです。時間も短縮できて、ネットも進化していることがうれしかったです。

 新桃畑では、竹が生えてきてしまっている場所があって、その竹切りもすることができました。その竹は、そのままネットの裾を止める杭として、その場ですぐに使うこともでき、一石二鳥の気分でした。

 

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 その杭を持って、その後は、朝にかぶせた石生の桃畑のネットの裾も杭で止めました。これで、風にあおられてもネットがはぐれない対策もばっちりです!

 本日最後は、夕の子桃畑。ここでお仕事から帰ってきてくれたふみちゃんも登場! ふみちゃんの爽やかな笑顔にみんなも力をもらって、頑張れました。
 古めのネットで、かなり引っ掛かりやすいので、無理をしないようにみんなで注意しながら進めました。裾が少し足りなくて浮いてしまう事態が起きましたが、もう1枚の小さめのネットを繋げてしっかりと覆うことができて、ネットも引っ掛かることなく無事にかけることができました。

 今日は、1日で約20本の樹のネットを掛けることができました。スケールが大きいこともあり、とっても難しいイメージのあったネット掛けでしたが、自分たちが思っていた何倍も順調に進められたことが本当に嬉しかったです。一つ掛け終わるごとに達成感があり、最後には大きな大きな達成感でいっぱいでした。今日で、中生品種で掛けたかったネットは全てかけることができたとあんなちゃんが言ってくれて、気持ちも安心できて、また次に向かえそうです。もう少しかけたいところは残っているので、明日、明後日くらいまでに、この勢いで掛け終えられるように頑張りたいです。

 今日でネット掛けが大好きになった桃メンバーでした!

(つき)

 

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 特徴的な切れ込みのある大きな葉は緑濃く、空に向かって伸びる新梢たちは、1メートルを超えていきます。夏の成長真っ盛りのイチジクの、細々とした手入れを行いました。

 株元の草刈り、垂れ下がってしまった枝の剪定、誘引、ダイカンドラを定植するための耕し、カミキリムシの防除など。イチジク畑を見回って必要だと感じた手入れを、なつみちゃんと、一つひとつこなしていきました。
 草を綺麗に鎌で刈って、地面に垂れ下がってしまった枝を剪定すると、足元がすっきりとして、イチジクの木の観察や手入れも行いやすく、風通しも良くなりました。

 

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 イチジクの木は柔らかく、品種によっては枝が重くなると、地面に倒れやすいものもあります。枝が地面についてしまうと、そこに実がなっても腐ったり、虫がついたりしてしまうため、地面につくことはよくありません。古畑の桝井ドーフィンには、鉄パイプをクロスさせて打ち込み、枝が上向きの角度を保てる支えにしました。

 駐車場斜面、梅林手前畑、金木犀畑には、木と木の間にダイカンドラが植わっており、少しずつ茂る範囲も大きくなっています。ダイカンドラは、草丈3,4センチ程度のハート型の葉をした下草です。ゆくゆくは、イチジク畑一面にダイカンドラが広がり、その他の雑草が抑制されることを目標にしています。

 

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〈グランドカバーと呼ばれる草の一つ、ダイカンドラです〉

 

 今年も、駐車場斜面にダイカンドラの定植を行う予定で、定植予定の場所を、三角ホーで耕しました。急斜面のため、機械は使わず人力で、元々生えている雑草を根から取っていきます。
 力持ちのなつみちゃんと三角ホーをふるって、雑草を取り、ダイカンドラが植わるスペースを確保することができました。

 古吉野周辺の、4つのイチジク畑を回って、必要だと感じていた手入れを全て終えることができました。

 

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〈バナーネの実〉

 

 現在のイチジクは、7月中旬までの枝葉拡大期。枝葉を成長させる段階のラストスパートというところです。そして同時に、果実肥大期のはじまりでもあります。
 バナーネ、桝井ドーフィンの、夏果も収穫できる品種では、大きい物で10センチほどに果実が膨らんできています。まだ青く硬い実だけれど、着々と大人に近づいてきていることを感じます。
 夏果の数は、秋果に比べて少なくはありますが7月下旬ごろから、収穫も始まりそうです。嬉しくもあり、緊張もあり。タイミングを逃さず、甘く熟したイチジクの実を収穫できるようにしていきたいなと思います。

(りんね)

 

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〈桃横田んぼの草取りにも精を出し、一段落させることができました。休憩時間は、赤色の鮮やかなスイカスムージーで身体を冷やして、力をチャージしました!〉

 

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〈アコースティックギター教室では、先日お誕生日を迎えられた藤井さんに、日頃の感謝の気持ち、大好きな気持ちを込めて、お祝いのメッセージをお渡ししました!〉

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