7月7日(金)「ペアで潔く、綺麗に ―― 加納岩白桃の収穫 ● エゴマならぶ夕の子東畑 ● セブンブリッジ大会、新ステージへ」

7月7日のなのはな

 開墾17アール畑の加納岩白桃と日川白鳳、奥桃畑の日川白鳳の収穫をしました。
 日川白鳳の収穫はもう終盤で、加納岩白桃は昨日から収穫が始まりました。
 今日は、新しい方法で収穫を行いました。お父さんが考えてくれたアイディアです。これまで通り、桃をもぐ人と、それを受け取る人の2人1組で収穫をするのは変わりませんが、1人が桃の袋を開け、桃を見たら、受け取る人も穫る人も2人で見極めをし、一斉に「穫る」か「待つ」を言う、というものです。2人とも「穫る」と言ったら収穫する。そうすることで、迷う時間を少なくし、スピードアップを図ることが目的です。

 はじめに、みんなで収穫基準を確認しました。あんなちゃんから、どういう桃を収穫したら良いかを伝えてもらい、収穫した桃を実際に桃を切ってみてどのくらい熟れているかを確認し、色の抜け加減、熟れた色の加減。桃の雰囲気をインプットして収穫をはじめました。

 

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 加納岩白桃は、熟れると青白い色からクリーム色になっていきます。太陽の日差しの光加減、それに葉の緑色が重なると、色の判別がしにくくなり、光が当たると熟れているように見えて、早穫りになってしまうため、そうならないよう、より慎重になりました。
 光の反射に惑わされないで、ちゃんと見える位置に身体を持って行き、本当の桃の姿を見て、近くでよく桃を見てみると、桃の醸し出す雰囲気で、柔らかさや、熟れていることを感じ取ることができました。

 判断に迷うときには、香りを嗅いでみると、熟れている桃は、桃の華やかな香りがふわーっとし、香りを放っている桃は、収穫して良いサインです。
 ペアの人が一緒に見てくれていることで、迷いが軽減され、テンポ良く収穫を進められたように思いました。「せーの」で2人の判断が一致すると、嬉しい気持ちにもなりました。
 適切な見極めをするのと同時に、より効率良く、そして当たりを出さずに、綺麗に桃を収穫できるよう、ペアの人と協力して収穫することができて、嬉しかったです。相手の判断に任せっきりにするのではなく、また誰かの意見を聞いてからの自分の意見ではなく、受け取る人も同時に毎回はっきりと自分の判断を言うことで、どんな桃を収穫するべきか、基準が自分の中により入ってきやすいと思いました。

 自分達のペアの収穫した桃が1コンテナたまったら、あんなちゃんに見てもらって自分達の収穫した桃を見てもらっています。そこで、自分達が良い状態で桃を穫れているかアドバイスをもらうことで、修正をしたり、より収穫基準や桃の雰囲気を自分の中に入れ、深めていけると感じ、有り難いです。

 

 

 私は、加納岩白桃の優しい色合いと、上品な香りが好きだなと思いました。
 収穫に至るまで、1年間の手入れがあり、硬核期や収穫期前からは、雨対策でブルーシート敷きをし、こうして桃が収穫できることが、本当に嬉しく思います。
 甘く香る美しい桃を見ると、本当に愛おしく感じます。

 中生品種の収穫も、もうじき始まります。
 的確な見極めをし、スピード感を持って、心と頭を最大限に使い、これからの収穫や作業も頑張ります。

(ひろこ)

 

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 夕の子畑に植わっている、エゴマの土寄せを行いました。
 私は、今季のエゴマ畑に行ったのは初めてで、畑に着いたとき、驚きがありました。去年の零れ種で自生していたはずのエゴマ。けれど、綺麗に列になって、列の間は耕され、畑にはエゴマだけが、ずらりと並んでいました。
 豆チームのみんなが、自生していたエゴマを移植した、とは教えてもらっていました。それが、こんなふうにエゴマだけを残して綺麗に植え付けられていたことを知って、そんなことができるんだ、本当にすごいな、と思いました。

 

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〈夕の子東畑は毎年、前作でこぼれたエゴマの種が芽を出し、自生して活発に育っていきます。今季は生えてきたエゴマを筋状に植えなおし、作業をしやすくしています。香り良く、健康にも良く、強いエゴマは重宝します〉

 

 午前中に、あゆちゃんが耕耘機で条間を耕してくれていました。そのため、条間の土はふかふか。畑の手前半分から土寄せに取り掛かり、1本の条間ににみんなで入りました。エゴマの株を挟むように鍬で土を寄せて、エゴマを支える土寄せをしていきました。
 リーダーのどれみちゃんが、腰を伸ばす短い休憩をこまめに入れてくれて、小さなスパンで進んでいったので、疲れを感じる間もありませんでした。

 半分を終えて畑を振り返ると、土寄せをした半分は、エゴマに沿って畝が立ち、土の色も深い茶色になっていて、まだ土寄せをしていない半分と、くっきり違っていました。
 鍬と身体だけで、土を寄せていく。シンプルだけど大切な、やりがいのある作業でした。最後は雨がぽつぽつと落ちてきたけれど、みんなでピッチを上げて、全面の土寄せを終えることができました。

 

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 エゴマは、とても栄養価が高く、頭に良いということです。葉も、小さな株の内から紅茶のように良い香りがして、エゴマって素敵な作物だなと思います。
 たくさん収穫して、みんなで頂けますように。土寄せを終えて、そこへ雨が降って、エゴマが更に大きく育ってくれたらいいな、と思います。

(りんね)

 

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 7月のセブンブリッジ大会をしました。今回から、身長が高い人達が強いのか、それとも身長が低めの人達が強いのか、セブンブリッジで検証するために、背の順で6つのチームを組みました。
 今日は、まえちゃんとまなかちゃんのお誕生日でもあり、2人がいるチームは最後の試合に勝ったら得点3倍で、私は、まなかちゃんと同じ青チームだったため、まなかちゃんのために、罰ゲームになるわけにはいかないと思いました。

 

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 今回は、7月7日が誕生日の偉人リーグでした。マーラー、リンゴ・スター、シャガール、栗林忠道などの偉人がいて、私はリンゴ・スターリーグでした。
 最初に配られたカードは、7とジョーカーと、Aが3枚、Jが2枚あり、Jがきたら一発上がりできると思っていたら、Jを出してくれた人がいて、一発上がりすることができました。
 最初の試合から幸先が良く、誕生日ガールのまなかちゃんがすごく喜んでくれて嬉しかったです。

 

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〈みとちゃんも黄色チームの一員に〉

 

 同じリーグのなるちゃん(オレンジチーム)は、一発上がりをしたり、カードの引きがよくて、他のリーグのオレンジチームも強く、中間発表の時点では1位でした。
 6チームあり、5位は黄色チーム、6位はピンクチームでした。
 黄色とピンクチームの点数差はそんなになくて、後半戦で逆転になるかどうかという感じで、後半戦に入りました。

 ちなみに、オレンジチームは、背の順でいうと、小さい方から数えて3番目のチームで、ピンクチームは、4番目のチーム。
 両方、なのはなではそんなに小さくもなく、高くもなくという身長のチームでした。
 身長が高い人は、自信を持ちやすくて、身長が低い人は、哲学的に生きやすくて、どちらが強いのかと、お父さんが話してくださって、これから大会を重ねていった結果が楽しみです。

 

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〈休憩時間には、なのはなの小豆を使った冷やしぜんざいのおやつを頂きました!〉〈休憩時間には、なのはなの小豆を使った冷やしぜんざいのおやつを頂きました!〉

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 後半戦も、それぞれのリーグで場が荒れていて、前半戦で最下位だったピンクチームと5位の黄色チームが一発上がりをしたり、一発上がりを他のチームにされて大きく失点をしたペアもあって、最終結果がどうなるのか点数を聞くのが楽しみでもあり、罰ゲームの緊張感もありました。

 前半最後の試合と、後半最後の試合は、誕生日のまえちゃん、まなかちゃんとジャンケンをして、勝ったら得点が2倍になるという特別ルールもあって、最後の試合が終わり、結果発表になりました。

 1位は、オレンジチーム。5000点ほどの得点で勝利。2位は、青チーム、3位は白チーム。4位は最も高身長の赤チーム。5位は背の小さい黄色チーム。そして、最下位はピンクチーム。マイナス3000点くらいで、1位との差は8000点ほどありました。
 しかも、ピンクチームには、今日が誕生日のまえちゃんがいて、誕生日プレゼントにはならないけれど、罰ゲームになってしまいました。

 

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 罰ゲームは、『ジェスチャー伝言ゲーム』でした。お題が紙に書かれてあり、「満月の夜、狼になった、トウモロコシ畑のハクビシン」などのお題で、どちらも、なおちゃんが一番最初にジェスチャーをしてくれましたが、なおちゃんのジェスチャーが本当にお題が頭に浮かんでくるようなジャスチャーで、見ていてすごく楽しかったです。

 

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 みんなが全力で、ジェスチャーでつないでいき、途中で変わった動きが入ったりして、最初のなおちゃんのジェスチャーとは違う形になってしまったけれど、最後のなつみちゃんが2問とも、答えを当てていて格好よかったです。
 毎月のセブンブリッジ大会が、これから、身長順のチームでどうなっていくのか楽しみです。
 まえちゃん、まなかちゃん2人の誕生日セブンブリッジが楽しかったです。

(ふみ)

 

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