7月2日(日)「清掃活動から始まる1日 ―― スモモ畑とスイートコーンランドへようこそ & 桃畑の草刈り」

7月2日のなのはな

 今朝は、上石生と中石生、岩見田で清掃活動が行われました。私はゆりかちゃんと一緒に中石生の清掃活動に参加しました。
 朝8時、中石生の公会堂には、いつも農作業を助けてくださる小村さんをはじめ、地域のみなさん、そして4歳くらいの子や小中学生の子、40名を超える方が集まりました。

 代表の方があいさつをされ、この日も例年と同じように各自の担当場所を進めて、木の伐採も行うこと、そして怪我のないよう、無理をしないようにと話してくださいました。
 みなさんがはつらつとした表情をされていて、なのはなさんと声をかけてくださり、この地域の一員として、ここが私の地元で、作業をできることがとても嬉しかったです。

 

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〈それぞれの地区に分かれて、道沿いを綺麗にしてゆきました〉

 

 中石生の清掃活動でいつもなのはなの子と草刈りをしてくださる、長瀬さんが、一緒に行こうやと声をかけてくださり、草刈り機を持って出発しました。

 公会堂から山の桃畑へと続く坂道を上がります。竹ぼうきを持っていた女性の方と長瀬さんが、
「今年は竹の葉がようけ落ちてるから軽トラが滑るんじゃ」
 と言われて、日陰の道に落ちた葉を掃いてくださいます。
「ようし、ここから機械を鳴らしていこうか」
 長瀬さんと私は草刈り機のエンジンをかけ、道の際に生えた草や、道に出てきている木の枝を刈っていきます。私たちの先にも地域の方がいてどんどん草を刈り、追い越し合って進みました。
 石生一周の坂を下っていると、小村さんや6人くらいの方が木を切られていました。日当たりを悪くしたり、このまま置いておくと邪魔になる木をみなさんが協力して伐採されています。

「ここでトウモロコシを育てているじゃろ」
 長瀬さんが言われ、お庭で育てられているトウモロコシを見て、
「この新聞紙の帽子はな、なのはなの理事長がやり始めた工夫で、みんな真似しているんじゃ。これを被せたらカラスにも虫にもやられない。理事長によろしく言っておいてな」
 と言ってくださいました。
 なのはなの農業が私たちのものだけでなく地域のみなさんの役に立っていることを知り、とても嬉しく、とても有り難く思いました。

 最後に滝川の土手の草を刈ります。先に刈ってくださっている方々がいて、土手に入ると、長瀬さんは川に一番近い下のほうへ行かれ、
「僕が真ん中を刈るから、上のほうを刈って」
 と若い男性が言ってくださいました。大変なところはみなさんが刈ってくださり、みなさんと協力して、10時前にはすべての草刈りが終わりました。

(さやね)

 

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 スモモが本格的に穫れだしています。池上スモモ畑には様々な品種のスモモがあり、今収穫しているのは「メスレー」という、スモモ畑の中で一番大きな木です。連日の雨の影響か、日に日に収穫できるスモモが増えてきていて嬉しいなと思います。

 今日は、今なのはなに帰って来てくださっているあきこさんや、りとくん、おとくんも一緒に、7人で収穫に行きました。収量が増えてきて、2人などでは収穫が追いつかなくなっていたので、たくさんの人数で行くことができて、とても嬉しかったです。

 

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 最初にあんなちゃんが畑に来てくれて、再度、収穫基準を教えてくれました。早採り気味になってしまうことがあるため、あんなちゃんが教えてくれた収穫基準を全員で共通認識できて、ありがたかったなと思います。「メスレー」という品種の大きなスモモの木には鈴なりにスモモがついていて、1本の木でこんなにたくさんのスモモを実らせることができるのが本当にすごいなと思い、スモモの木の生命力の強さを感じました。

 りとくんや、おとくんも収穫をお手伝いしてくれて、赤く色づいているスモモを渡してくれる2人が、とても可愛かったです。

 

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 1本の大きな木に7人が取り付いて収穫していると、そこにはみんなの楽しそうな声や笑顔があって、温かくて優しい空気感の中で自分も一緒に収穫できて嬉しかったし、今日は大収穫でした。

 これからも、たくさんスモモが収穫できるように、大切に見ていきたいです。

(よしみ)

 

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 スイートコーンが採れたら、さあどうする?
 シンプルに、茹でて食べるのも美味しいけれど……。たくさんのスイートコーンが採れる今だから、少し変わったメニューでも、味わってみたい!

 そんな夢が叶った、今日のお昼のこと。
 なのはなの食堂が、『スイートコーンランド』に変身!

 

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 食堂のエントランスでは、スイートコーンランドのテーマソングが聞こえます。スイートコーンの担当の子、飾り付けをしてくれた子、台所のりゅうさん、たくさんの人の歌で、みんなをお出迎え。
 この間の父の日の会で、ゆいちゃんチームが披露してくれた歌の歌詞をアレンジして、みんなで歌いました。

 

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 歌の最後には、コーンの粒の魅力をアピールしています。さあ、どんなハッピーコーンが待っているのかしら?

 ドキドキしながら食堂に入れば、いつもとは違う食堂の光景が広がっています!
 壁や梁には、黄色のシュシュ、黄色のレイ。鮮やかな黄色が、あちこちにちりばめられています。
 食堂の正面の黒板には、桃のクッション材で作られたスイートコーンの飾りがあります。丸い形をしたクッション材が、水玉模様のようで、とってもポップ。

 そして、テーブルの上のお皿をご覧あれ。
 ハンバーグの隣には、りゅうさん特製『スイートコーンのフリッター』。
 粒にされたスイートコーンが、たっぷり使われています。からりと揚げられて、きつね色の衣に包まれているけれど、スイートコーンの黄色がわかります。

 

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 食べる前から感じる、「これは絶対に美味しい!」。
 ひとくち食べると、サクッとしたと思いきや、すぐに粒が、プチプチはじけていき、口の中で甘さが広がりました。大好きなスイートコーンのあの甘さが、また新たな美味しさに変わっていました。本当に本当に美味しい!

 一粒一粒が集まって、とびきり美味しく大変身してくれました。

 

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 ちょっとした夢が、台所メンバーとりゅうさん、畑チームリーダーのやよいちゃん、同じスイートコーン担当のももかちゃん、しなこちゃん。前日の夜には、飾り作りをすにたちゃんとりなちゃんを手伝ってくれたり、午前中の時間に、やよいちゃんたちが飾り付けをしてくれたり、たくさんのみんなの力が集まって、とびきりうれしい『スイートコーンランド』の特別メニューが実現できました。
 大大大満足なお昼でした!

(みつき)

 

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 オートモアーの自走式草刈り機と、刈払機を使って、桃畑の草刈りを進めました。
 今日の目標は、開墾26a畑と夕の子桃畑、石生桃畑、そして、古畑、池上桃畑の紅清水の周りだけ、雨が降るときブルーシートを敷けるように、草を刈りたいとあんなちゃんが教えてくれました。

 みんなで最初は開墾26a畑に行きました。
 今の時期は、水分調整がとても大切でシビアな時期なため、幹の周りや葉の下は、3センチは草丈を残して、かつ、地面が見えないように刈っていきました。
 みんなで刈り進めて16時前頃に、次の畑に移動しました。あゆちゃんが夕の子桃畑を進めてくれて、他のみんなで石生の桃畑と、古畑を刈ります。

 

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〈自走式草刈機オートモアーのレッドくんで、畑の中を刈り進めました〉

 

 自走式草刈機のオートモアーが活躍してくれて、直線のところなどは速く刈ることができました。草丈が伸びるのも早いけれど、オートモアーで綺麗に刈ることができて、そして、得意な場所は効率良く進めることができるので、オートモアーを使えることが本当に嬉しいです。

 開墾26aの畑にいるときに、ふと上を見上げると、袋のなかで桃が生長していることを感じました。桃の木の下は少しひんやりとして、雨が続いたあとなので、桃の木の周りの地面もあまり踏み固めないように、桃の木を感じながら草刈りができて嬉しかったです。

 収穫もあったり、草刈りもあったり、そして、ときには水やりや、天候によってはブルーシートを敷いて水分調節をして、最終の摘果を進めたり、ネットをかける段取りなど、やりたいことはたくさんあって、あんなちゃんがいつも段取りをしてくれています。みんなで協力して進めていけるように、私も精一杯で向かっていきます。

(ふみ)

 

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〈昨日降り続いた雨が上がり、午前には、桃の木の下に敷いていたブルーシートを畳んでまわりました。他にも、桃のネット作りや、田んぼとピーマン畑の草取りなど、みんなで精力的に進めた1日でした〉